音楽劇「それからのブンとフン」 公演情報 こまつ座「音楽劇「それからのブンとフン」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    劇場の違和感
    銀河劇場ではなく紀伊國屋ホール辺りで見たかったかな。

    小説「ブンとフン」にその後に「それから」を加え舞台化してから早38年。
    子供の頃、読んだ文章から湧き上がる面白さは、現在では多少のダサさはあるが俳優陣の巧みさで安心して見ていられる。
    痛快な読後の小説から5年後の舞台、ほぼ小説の内容に沿った前半から70年代の世相を反映した終盤は、常識ソングの歌詞から聞かれる非常識や権威者のエゴなど、大友憤=井上ひさし、が透かして見えるような展開だった。井上さんの舞台はメッセージ色が強くなると、途端に重く苦しく暗くなる。
    個人的に若き日の井上ひさし作品は概ね好きなのだが、主張する事の良し悪しは置いといて、この作品については、この幕引きは合っていると思った。

    ネタバレBOX

    出てくる人達、みんな滑舌良く、歌がうまい。安心して聞いていられる。
    橋本じゅんさん演じる署長が悪魔とやり取りする場面は、一瞬野田さんの真似してんのか、と笑えた。山西さん、じゅんさん、吉田さん達が集合していると途端に小劇場ぽく見えるのはなぜなんだろうw?
    ブンの小池さんが動きもよく、華があってまた良い。
    新妻さんのかわいい悪魔イメージがなんかデスノートちっくだったが、歌声が綺麗で軽やか。歌と言えば、辰巳さんと角川さんの声量と歌声の綺麗な事!意外な発見(笑)。富岡さん、足がすらっとしていかにも女性的な綺麗さ。山西さんと久保さんが熟練技発揮、手堅く締めてる。

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    2013/10/11 01:26

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