写真一覧（神のゆりかご）

報われたのは死後のことでしたが、それに足る人は決して失意のうちに世を去るわけではありません。
人が真実へ向かう旅の第一歩を、先生はその靴の音を高らかに鳴らし、きっと自分でもその音を聞いていたと思います。

我が不正をことごとく洗い清め給え。
我が罪を取り除き給え。
我は我が違背を認める者にして、我が罪は常に我が眼前にあり。
我が祈りを聞き給え、おお、主よ、そして我が叫びを汝に届かしめ給え。

ガリレオ「それでも――」

総長「それでは、我々は今夜このまま大聖堂に向かい、鐘楼を占拠します。明日ガリレオが来たら脅す・罵る・樽を投げる等あらゆる手段を用いて奴を追い返します。皆さん決死の覚悟でお願いします」
一同「よろしくお願いします」
総長「アリストテレース、ファイッ！」
一同「おー！」

ヴィンツェンツィオ「まぁがんばれ。何をしてもいい。だが、できることなら目立て。名を上げろ。そして父さんにも名声のオコボレに預からせてくれ」
ガリレオ「……」
ヴィンツェンツィオ「じゃないと父さんは、凡人だー！　凡人はつまらんぞ。じゃあな、ガリレオ」
ガリレオ「ああ、おやすみ」
ヴィンツェンツィオ「昇天！」

ガリレオ「ところでピエラが絶対疑問に思ってることを訊くんだけど」
トンちゃん「何ですか？」
ガリレオ「トンちゃんはなんでいつも半笑いなの？」
トンちゃん「え、そんな。違います、こういう顔なんですよ。先生だっていつも怒ってるじゃないですか」
ガリレオ「そんなことねーよ」