満足度★★★★
綺麗な10年間。
男性だからこそ描ける
女性の10年間でした。
話云々よりも
とにかく見せ方が巧い。
もう一度観たらハマるのだろうか。
すっきりとしたストーリーで
時間と共に落ち着いて行くのもわかる。
しかしながら、女性としては
浅いなあと感じてしまった。
綺麗で好きではあったのだけれど
深みがなかったからか
印象に残ったものもない。
良くも悪くも綺麗な作品でした。
せっかく素敵な女優さん10名が
舞台に立っているのだから
もっとリアルな女性像も観てみたいなあ。
満足度★★★
日本の病
In her twenties 2013
10人の女優が20歳から29歳になる迄の女の人生を描く、という作品だ。然し、根本的な所で疑問を持った。こういう内容なら演劇にする必要はないのではないか? という疑問である。無論、一人の人生にもドラマは存在する。然し、上演で、社会との関係よりは、二人称の関係が殆ど総てを占める時、自分等の世代には、没社会的と映るのも事実である。其処には葛藤というより、ただ、気分が移ろうだけの、いわば湿度・温度、光量などが総て管理され、自ら積極的にことに当たらずとも生きていける「社会」の中で夢を夢見ているような閉鎖的世界を感じるのである。間違っても、誰も死なず、怪我をすることさえもない。唯一の懸念は何時、何処ででも“暖簾に腕押し”という不如意から抜け出せないという漠然としたアンニュイだけだろう。そのような世界を舞台化するにあたって、殆ど、無作為に観えるようにキャスティングだけで処理したものを演劇とは呼べまい。
ただ、これが、現代日本の実相であれば、酷く、この国は病んでいる。その病の重さに気付かぬまま。
満足度★★★★
分身とも違う
20代ってほんとうに波瀾な年代ですよね。過去としてみたからあるあるな感じで観劇後色々思い出して一人笑いしたけど、同年代またはもっと若い人たちはどう見るのかな??ラストが好きだな。
満足度★★★★★
心地よくあられが顔に当たる
かのように・・・等身大のアラサー女性の人生遍歴をテンポよく軽快に綴った佳作。
私の両隣の女性は共感することも多いのでしょう、時折泣いていました。
当方もエンディングでは涙がこぼれました。
満足度★★★★
音
大卒の女性の20代のライフストーリーと日常風景がうまく描かれていました。 始めはよく分からなかったのですが、段々と途中から劇の構成が見えてきて、よく工夫されていて、とても面白かったです! あと、なんかちょっと痛々しく切なくもありました。。ハハ。。
満足度★★★★
面白いというより巧い
コメディ的な面白さではなく演劇ならではの演出、構成の巧さからくる面白さ。
アフタートークでもありましたが20代の女性というのが絶妙。あっという間の80分
満足度★★★★★
29歳のこの女性、良いですね
構成が良い、過去の自分との会話 とても面白かった。 スマートな作りのお芝居。
普通に 背伸びをする事も無く ちょっと 引っ込み気味な29歳 今まで 年齢と背景で性格まで変わる様 でも実は同じ 29歳 肩の荷が下りた様な 自然な 最後少し積極的になれたのが、爽やかに感じました。 頑張れ 20代残りの6時間。
満足度★★★★
女性の10年間を描く♪繊細でくすぐられるお芝居♪
何かくすぐられるお芝居でした♪
さり気なくいい感じの演出が好きですね♪
それぞれの年代が交互に会話してそれぞれに繫がっている様な台詞に
前半はちょっと頭の整理がつかず、
後半になってからじわじわと面白味を感じました♪
20代の女優さんも皆さん落ち着いた自然な演技で魅せてくれます♪
20歳に夢を描いてから今の自分の十年間が走馬灯の様に流れる
仕事、友達、恋愛の事など日常に良くある出来事を描く…
そんな波乱万丈の人生ではなく普通にありそうな話を繊細に表現するあたりは上野さんならではで心地いい♪
年代順並んて座って会話劇を小気味良いテンポで展開されるので最後まで魅入ります♪
前半、私の理解力があってもっと整理出来ていれば
登場人物との関わりなど楽しめたので残念…(^^;;
もう一度、観たらもっと深い味わいが出そうなお芝居!
満足度★★★★★
IN HER TWENTIES 2013
10人のオーケストラが奏でる彼女の二十代シンフォニーでした。無責任な内容のモノローグがいつの間にか彼女を作り上げます。心地よさの中に、時より起きる時空がつながっての転調に彼女の力強さを感じました。時間は流れるものではない。彼女の時間がそこにありました。
満足度★★★★★
上野ワールド!
上野さんの書きたいものが核になっているのはよくわかります。
純粋に可愛いものを尊重しつつ、
そこに女のこの本音という「毒」が混ぜ合わさり、
何だか不思議な器械体操を見ているような気分でした。
20代女性の29歳までを全部で10人の女優が演じるという新機軸。
だからこそ、観終えた時の快感。
素敵だったなー
満足度★★★★
惹き込まれました
面白かった。一人の女性の20代を1年ごとに別の女優さんが演じるという世界を、どんな風に舞台で表現するんだろうと興味深々で観に行きました。前情報なしで観に行ったので、全員がほぼ出ずっぱりという構成にまず驚かされました。内容も最初はシンプルな会話劇なのかなと思っていたら、異なる年齢での会話がところどころ重なり合ったりと、作りこまれたストーリーに素直に惹きこまれました。キャストの皆さんの自然な演技も観ていて心地よかった。顔も性格もみんな全然違うのに、観ているうちに一人の女性だと認識してきてしまうとても不思議な感覚のお芝居でした。今後もこのプロジェクトは継続されるとのこと。これからも注目していきたいです。
満足度★★★★★
面白い♪
どんな形で観れるのかなと思ってたら、会話〜会話でいつの間にやら、それぞれの年代になっていて、とても集中して見入ってました♪
その年代年代で、自分も重ね合わせて観たりして、脚本が男の人とは思えない、気持ちの細かい部分も表現されてて楽しかったです♪
あの発想はどこからくるのかなぁとアフタトークでも思いました。
ちょっと余談ですが、伏兵コードの稲田さんと上野さんのアフタートーク、面白かったです。だいぶ得した気分でした♪♪
満足度★★★★
なぜか、若いころを思い出す。
ひとりの女性の20代それぞれの年代を20人の女優さんで表現するお芝居。
なぜか観ていると、男の私が若いころを思い出す。学生の頃の感じとか特に。たぶん、女性だったら、もっと共感できて、いろいろ思い出せるんでは。
それはともかく。
ほとんど女の子の女性から、大人の女性へ成長する様子を、短い時間にぎゅっと凝縮した、面白いお芝居でした。
上演時間:約80分