自慢の息子 公演情報 自慢の息子」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-28件 / 28件中
  • 満足度★★★★

    おもしろくて楽しめるんだけれど
    おもしろくて楽しめるけれど、どこがどうおもしろいかうまく説明できないのがもどかしいという舞台だ。
    しかし、この舞台のおもしろさをどう捉えたらよいかよくわからいことで却って、演劇のあり様についていろんなことを考えさせられたのは、それはそれでよかった。

    詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」に書いています。
    http://f-e-now.ciao.jp/20120404.html

  • 満足度★★★★

    どんなにダメな息子でも
    自慢の息子なのだ。
    それがすごく理解できる作品だった。
    子どもには見せられないようなシーンの数々には赤面。
    でも、もしまた再演となったら観たい作品だ。

  • 満足度★★★

    息子の国へ
    ユーモアがこれでもかとつまってた。舞台美術が素敵。

    ネタバレBOX

    母(羽場睦子)の偏愛をうけたような息子・正(古館寛治)は、息子・陽を育てる女(兵藤公美)の隣りに、自分の王国を作る。そこに、ガイド(古屋隆太)が母と、近親愛の兄妹(奥田洋平・野津あおい)を連れてくる…。

    終盤、母に囚われたように、布の中に取り込まれる正に、結婚を迫る妹。いやおうなく結婚を受けれる正に、女にとり絡められる男の悲哀をみた。自分の国を作っても満足できないもどかしさとかね。

    ぬいぐるみへの執着をもつ正が、ぬいぐるみの祭壇みたいなとこでみせる愛情が好き。舞台美術的にもポップな印象。妃にしようとする妹とのやりとりとか、そこだけみれば暖かなんだけど、自然と笑えてくる不思議がある。
    妹役の野津が、正からのクレーム電話に応対する際にみせる軟体スキルがいい表現。
  • 満足度★★★

    なんとも評価しにくい
    観る前の期待が大きすぎた。

    決してつまらなくはないし、楽しめるが、正直私には合わない。

    舞台も照明も面白い。布を使い、部屋は変化し、照明に部大使照明は用いない。
    登場する人物たちも、見えていないだけで、自分のごく近くに居そうな、もしかしたら自分もああなのではないかと不安になりそうな、そんな危うい人物たちだ。

    だが、何か物足りない。

    それが何なのかまだ消化できない。が、同じ回を観た方から「こういう芝居は、観客側から積極的に観に行かないと楽しめるものではない」と言われた。
    この事もまだ消化できずにいる。

  • 満足度★★★

    初見
    好みが、分かれると思います。私には、ほとんど理解不能でした。
    帰りの電車で、20代半ばの男女の会話が聞こえてきた。
    『サンプル見ると、俺には絶対できないって、演劇辞めたくなるんだよなぁ』
    『えぇ~!私は逆!私にはまだ無理だけど、やれるようになりたいから、早く次の舞台に立ちたいと思っちゃうんだよなぁ~』
    『やっぱり、サンプルって、凄いよねぇ~』って、大絶賛でした。

    場内爆笑のシーンも、何度かあったが、私は、『クスッ』とした程度。

    私の右には40代半ばの男性、左側には50代半ばの男性が座っていたが、二人共クスリとも笑わず、何度も時計を見ていた。私も、とても長く感じました。好みが分かれると思います。

    ネタバレBOX

    シルエットだけの、兄妹のシーンは、長く繰り返されたので、単なる受け狙い?の下ネタで、興醒めでした。

    歪みきった現代社会の象徴の物語?
    のようにも感じたが、なんだかなぁ~?と思ってしまいました。

    歪んだ人々が、ごくごく自然に別空間をつくりだしながら、共存してるかのように見えた役者陣や演出は、魅力的だと思うが、、、

    演技スペースの倍以上ある、透け感のあるレースやローン素材を敷き詰めて、その下に、潜んだり、巻き込まれたりする様は、作品のイメージに、とても合っていて、良かったです。
    戯曲賞受賞という事で、期待し過ぎたと思いつつ、何を期待したのかと問われても、大した答えを、持ってない自分に、気付かされた。

    作品説明のコメントには共感したし、あらすじ通りの物語で、とは思ったが、単純に好みじゃなかっただけの、満足度の星の数です。
  • 満足度★★★

    代表作なので観劇した事は自慢出来るが・・・・。
    ネタばれあり

    ネタバレBOX

    劇団・サンプルの【自慢の息子】を観劇。
    今作は岸田戯曲賞を取った作品である。前々作の【ゲヘナにて】はとても観るに耐えられない芝居だったのだが、今作は劇団の代表作でもあるので再度挑戦をしてみた。

    母親の自慢の息子・正はとある場所に王国を作っている。その王国では正の信奉者達で共同生活を行っている。正は神憑り的な存在なのか?その王国はジャングルの奥地か?カーツ大佐かアギーレか?などと勘ぐってしまうのだが、実はそこは単なるアパートで、正は引きこもっている中年オヤジである。その共同生活の風景を正の役を扮する・古館寛治を中心に描かれている。

    前々作での耐えられない芝居も今作ではそれほどでもなかったのだが、やや同じ様な体感をした事は確かだ。今作はラストに向かって行くに従って、このような王国を作ってしまった?作ってしまう?に陥った理由のような物が観客にボンヤリと見えてきた点だ。ただそのような物語やテーマを疑問視して追求していく鑑賞法は間違いのようで、ただただ観客は舞台で行われている出来事を漠然と眺めていれば良いのかもしれない。観客に一切寄り添わない、近づかせない見せ方にこの劇団の面白さと魅力があるのかもしれない。明らかに小劇場ブームの頃の熱い演劇とは正反対だ。今の時代を語るにはこのような表現方法が一番正しいような気がする。でも自分自身が次回作を観るかは非常に疑問ではあるが・・・・。

  • 満足度★★★

    いびつだが生きてる世界
    違和感がありつつも、どこかに日常性を感じる世界観の中で
    アブノーマルすれすれのベクトルを示していたように感じました。

  • アパートの一室
    広がりはあったのでそうは感じにくい舞台。
    兄妹の影シーンは、のばしすぎではなかったか。
    心の暗闇を表現しながら、笑いも入っている。
    最終的には3組できちゃったということだろうか?

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