自慢の息子 公演情報 サンプル「自慢の息子」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    息子の国へ
    ユーモアがこれでもかとつまってた。舞台美術が素敵。

    ネタバレBOX

    母(羽場睦子)の偏愛をうけたような息子・正(古館寛治)は、息子・陽を育てる女(兵藤公美)の隣りに、自分の王国を作る。そこに、ガイド(古屋隆太)が母と、近親愛の兄妹(奥田洋平・野津あおい)を連れてくる…。

    終盤、母に囚われたように、布の中に取り込まれる正に、結婚を迫る妹。いやおうなく結婚を受けれる正に、女にとり絡められる男の悲哀をみた。自分の国を作っても満足できないもどかしさとかね。

    ぬいぐるみへの執着をもつ正が、ぬいぐるみの祭壇みたいなとこでみせる愛情が好き。舞台美術的にもポップな印象。妃にしようとする妹とのやりとりとか、そこだけみれば暖かなんだけど、自然と笑えてくる不思議がある。
    妹役の野津が、正からのクレーム電話に応対する際にみせる軟体スキルがいい表現。

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    2012/05/06 22:52

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