公演情報
「第4回30GP」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★
劇団乱れ桜さんVS大阪朝高演劇部希望さんの対決
かなり巧みに作り上げられた作品と若さと情熱って感じのぶつかり合い
ほんとに僅差の戦いで4ポイント差かな
この僅差を制したのは大阪朝高さんだったんです
ほんとにどちらが勝っても良かった対戦
劇団乱れ桜 さんは7人のベースのメインキャストと4人のゲストアクターの構成
山口瑛子さんのレアな雰囲気と坪那海ちゃんのギャルが印象的
ヒロさんのギャル友の感じも良かったんですが佐野あやめちゃんのチンピラかなり好き
この女優さんも少しキレた感じの演技好きなんです
大阪朝高演劇部希望さんは高校生3人の構成
セリフにも朝鮮の言葉がふんだんに使われていたり、あまり観られない感じの舞台に仕上がってる
ストーリーは3人の学生の楽しいけど後ろめたかったり、複雑な生活環境の中で明るい方向を懸命に模索していく感じなんだろうか?
熱い作品かな
第4回30GPの一回戦第ニ試合を観劇
EVKKさんVS三等フランソワーズ さんの対決
両方ともにコメディなんですが、全く正反対っていいぐらいの作品の対決
少しわかりにくいのかもやけど笑えてくる作品と正統派って感じの作品の対決って言った印象やったんですよね
勝者は三等さんでした
EVKK さんはウチハソバヤジャナイって作品
森崎正弘さんが個性的な世界観を作り出されてるんですよね
澤井里依さんが男性も女性もこどもも大人も早着替えも
水木たねさんの中国人先生もほんと大好きなんですよね
武田操美さんのマチルダもいい雰囲気だしてるんですよ
澤井里依さんが男性も女性もこどもも大人も早着替えも
三等フランソワーズ さんはフレンチとマニュアルって作品
適齢期を過ぎた男女がお見合いパーティの次のデート?でのお話し
タイトルをキーワードにお話しはおかしな方向に向かっていくんですよ
すれ違うような、それでいて相性のいいような2人の男女
木山梨菜さんの酔っ払いいいな
満足度★★★★★
準決勝②「S☆J Lab×二朗松田×中野劇団」
準決勝は、金曜日に勝ち残った二組の対戦。
これが30GPに潜む魔のひとつで、同じ作品を同じようにしてても、客席の空気が全く違う。
ウケるはずのところが、空気が重たかったり。
今回、準決勝で作品をチェンジしてきた劇団がなかったので、一日前ないしは二日前に観たばかりな観客もいた・・・という影響もあるかもしれない。
単純に客席全てが全く同じ観客なわけではないというのもあるだろうけれども。
準決勝を終えて、決勝に進んだのは三等フランソワーズと中野劇団。
奇しくもシチュエーションコメディ対決。
そういえば・・・コメディとコントの違いって、なんなんだろう?
ふんわりとした概念しかわたしの中にはないので、よく分からないです。
機会あればお話しおうかがいしたい。
自分は決勝は行けずに残念やら結果気になるやらだったのですが、三等フランソワーズの優勝だったそうです。
面白かったからな~でもどちらも個人的には最高に面白かった。
次のシーズンの火曜日のゲキジョウは、新築1stこけら落とし公演シリーズから。
シーズン期間は短めになるので、始まってから30GPまでがいつもより早く感じるはず。
まだこけら落としの分しか発表されていないので、どんなラインナップになるのか、次のシーズンもとっても楽しみです。
満足度★★★★★
準決勝①
わたしが観に行けなかった30GP初日の、第1ラウンド第1試合、第2試合を勝ち抜いた二団体による準決勝。
大阪朝高演劇部「ゾエアが満天の夜空」
彼女達は高校生、自分達で演劇部を発足し、学校に認可してもらえるように現在進行形で頑張っているリアル高校生。
そんな彼女たちが火曜日のゲキジョウに挑戦し、大人達に混じって30GPに選出されたというのが、もう熱いじゃないですか。
内容は、長らく断絶されていた国家の首脳同士が会談するという国を上げての重大な日が。
自分達にはどうにもならない家庭の事情で離ればなれになってしまう仲良し三人組の別れの日となる。
国家の一大事と、彼女たちを取り巻く世界の一大事は、重たさは等しい。
むしろ後者の方が大切だったりする。
三者三様の個性の違いがよく表現されていて、これだけ違う個性の子達が仲良しになれるというのは、学校という枠の中にいる時代ならでは。
笑顔で毎日楽しく過ごしているものが、その笑顔のままに辛いことも何もない毎日だというわけではない。
経験によってそれを知り、子供は思いやりをもてる大人になってゆく。
人によっては、知ることのできないままに大人になってしまう人もいることでしょうけれども。
はつらつとした元気な笑顔と声が、とても好印象でした。
三等フランソワーズ「フレンチとマニュアル」
お見合いパーティで出会った男女の、気取ったフレンチレストランでの食事の場面。
舞台は、コース料理がすっかり終わり、ひたすらワインを飲むしかない状態から始まる。
木山さんの酔っぱらいっぷりが、いやらしさがなく可愛げがあり、とてもいい。
酔う前は大人しかったのに、酔っぱらってからが最高に面倒くさい。
その面倒くさい絡みに対して眉を八の字にしてボヤく中川さんのボヤきが、これまたいい。
男性側がしまいに堪忍袋の緒が切れて拗ねてしまう、形勢逆転今度は中川さんが最高に面倒くさい。
二人のやり取りが可笑しくて、可笑しくて、とても面白かったです。
この芝居の男女は、自分の中で完結し過ぎるのです。
マニュアル本なんかに答えはない、答えは目の前に座ってる生身の相手にある。
勝手に相手の心を推測して決めてかかって、分かったような気持ちになる。
でもねー、分かるんですよねー。
気になる相手ほど、心を知りたい相手ほど、本当は迷惑に思っているのではないだろうか、嫌われているのはないだろうか、そうに違いない・・・って、思っちゃうんですよねー。
この二人はそれでもちゃんとぶつかり合えたから、本音ぶちまけあえたから、良かった。
終電の時間を確認し合う場面で、中川さんは正確な時間を答えたのに対して、木山さんは自分もだいたいそれくらいの時間だと答えたのが、この男女の性格の違いを顕著に表してた象徴的な台詞。
思わず幸せになって欲しいなぁと願ってしまう、そんな人間臭くも愛おしい二人でした。
満足度★★★★★
第1ラウンド第4試合
劇団りゃんめんにゅーろん「晴れ間」
これまで火ゲキ以外の場で、別のキャスティングで二度ほど観たことのある作品。
リアルリーマンな南出さんから生み出されるリアルリーマン事情の悲哀が染みる良いお芝居です。
この火ゲキバージョンでは・・・その良さを堪能することができませんでした。
男性二人の会話劇なのですが、会話のキャッチボールができてないように感じられました。
台詞に心を感じることができない。
単に棒読みだというだけではなく、相方を意識して台詞を発していない。
相方の台詞は自身の台詞のきっかけでしかなく、ひとりでしゃべってるというような。
片方の暴投の一人芝居に、片方が巧みに拾って汲んで合わせていってるような。
雰囲気だけで笑わせにいってるような。
わたしには満足のいかないものでした。
中野劇団「結婚の報告」
今シーズンの火ゲキでは唯一観に行けなかった回だったので、こうして30GPに選出されて観られてほんとに嬉しかったです。
なので初見だったわけですが・・・期待値を遥かに上回って面白かった。
笑い疲れて腹筋が痛くなるほどに終始爆笑してました。
バーで繰り広げられる二組の結婚報告シチュエーションコメディ。
まずは友人の母親と結婚することになった男が、友人にそのことを初めて打ち明ける。
この友人がとんでも憎めないおバカさんで。
お相手が誰だか言わせずに自分で推理しようとするのだけれども、よもや結婚相手が自分の母親だとは思っていないものだから、だいぶとおかしなことに。
観てて、だから友人の結婚相手はお前の母親だよ!って叫びたい衝動にかられました。
続いて、もう片方は・・・。
待ち合わせていた女性が結婚相手なのかと思いきや、それは元妻で、よりにもよって元妻に再婚の結婚式スピーチを依頼するという。
もうその言動は変態を通り越して狂気すら感じられる。
それを一瞬たりともブレることなく演り切ってるのが見事でした。
いつも状況を細かく細かく練り込んでたたみ掛けてくる笑いが秀逸な中野劇団さん。
個人的には初めて観た「10分間」に次ぐ面白さでした。
満足度★★★★★
第1ラウンド第3試合
俺たちの地球空洞説「がらんどう」
冒頭から旧1st近隣のご当地ネタや、火ゲキスタッフネタがふんだんに盛り込まれる、火ゲキ愛。
1stでの上演時に比べると、2ndの空間を活かして取り込んでいたのが、ポイントが高かったです。
劇場に演劇を観に来た男が、座席と鞄を奪われたと言って、舞台に上がってくるところから始まる。
観る側だった人が舞台の上に上がる、観る側だった人が比較的気軽に演る側に回る、客席と舞台の境界線の薄さ、そういう小劇場事情を現わしている。
物語は女が持つ地球儀を男が逆回転させることで、実在の世界でありつつどこかズレた並行世界へ迷いこむ。
シルクハットをかぶったタキシードの麗人が語り手となり、鞄=人生を奪われた男の話を進行してゆく。
麗人がステッキで床をコンコンと打つ音が、小気味がよくて好きでした。
物語の締めくくりには、出演者全員が正面を切って群唱。
群唱でこれまでシーズンを跨いで幾度となく火ゲキで上演し続けてきた数々の作品を振り返る。
全体を通してメタファーが多様されていて、メタファーを用いるのがだいぶ好きなんやなぁと。
メタファー芝居のもつ掴みどころのない曖昧さ、そこからくる独特の雰囲気が好きな人におすすめな舞台です。
挑戦し続けてきたからこそ、そしてただただ数をこなすというだけでなく全てを糧にできたからこそ、この30GPという舞台に立っているのだということも思わされました。
S☆J Lab×二朗松田「屍体は歩かない」
こちらは劇団参加ではなく、コメディのワークショップに集ったメンバーでの参加。
演出家の男性を巡っての争い、女優ふたりのシリアスな争いの場面・・・と思いきや。
実はそれはお芝居であり、初日を明日に控えた劇団の場当たりの場面だという始まり。
場当たりの段階にもなって、演出家が死体が歩いてハケるのはおかしいとゴネ始めることから変更点が多々発生し、しまいには劇中だけではない劇団内の二股まで発覚するという、シチュエーションコメディ。
わたしは個人的には死体が歩いてハケたとて全く気にならない派なのですが、それも演劇のお約束に染まってしまっている証拠でしょうか。
なんせ二朗松田さんの作品なので、脚本は間違いのない面白さ。
それだけに痛感するのが…面白いことを面白く言う、演じるというのが、どれだけ難しいかということ。
例えば怒りを込めていう台詞でも、コメディにおいてはただただ怒りを込めて発しても、いささかも笑えないわけで。
感情を込めて演じるということとは別に、蓄積された経験や技術、あとはもって生まれたセンス・・・というのが必要なのかなと思いました。
そんな中で室屋さん、もう何言っても、何やっても、逐一面白くて、笑ってました。最高です。
室屋さん演じるタクシー探偵淳子、ほんと是非にスピンオフして頂きたいです。
満足度★★★★★
プロの劇団・ワークショップ・学生演劇が入り混じった大会でしたが、それぞれの持ち味が十分に発揮され、かなり濃密で充実していました。
特に決勝戦でのコメディのウケ方はお笑いライブと遜色なく圧巻でした。