この海のそばに 公演情報 この海のそばに」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    これだけ凄いものを見せ付けられたのだから、年間1位にする以外の選択はない!

  • とても重い舞台でした。
    荒さはあるものの、だからこそ余計心に強く打ち付けられる感じがしました。
    観ることが出来て良かったと思います。

  • 満足度★★★★

    主人公のバックボーンは、なかなかヘビーなものもありますが、母子のあいだには、多かれ少なかれ同じような想いのすれ違いがあるように思います。
    共感とはがゆさを感じられた舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    内容はとても重かったです。
    ですが、作品全体が美しく仕上がっていたと感じました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/02/10 (日) 17:00

    価格3,000円

    内容は重めだけど、受け入れられない話ではなかったので、まだ自然と入って来た。母役の赤瀬麻衣子さんの芝居が迫力あって痺れた。

  • 満足度★★★★

    あまりに重い話に何とも言えない気持ちになりましたが、実に見事な舞台でした。ドキュメンタリーな演出が印象的。

  • とても良い舞台だったと思います。

  • 満足度★★★★★

    母と子の実話の話でかなり重みがあるシリアステイストの話をドキュメンタリー的に話進めて行く!
    母と子のすれ違いの人生波乱すぎる
    実話苦しい過ぎる
    でも暖かみすら感じた
    とてもいい作品
    今後注目な劇団となりました

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/02/06 (水) 14:00

    価格3,000円

    変わった生い立ちの俳優がいるということでテレビの女性ディレクターから取材依頼を受けた前田勝はその取材を通して亡くなった母のことを調べようと思い……な物語。
    前々回公演「クラゲ図鑑」(2017年7月)と同じ題材で、その時は自らの特異な体験を演劇化し観客と共有するということ(とその内容)に衝撃を受け、芝居本体もかなり重くしんどく感じたが、今回は演劇として昇華させた印象で「クラゲ図鑑」を観たことにより内容をある程度把握していたこともあって「演劇として」観ることができた。
    「もしもあの時、ああすることができたら良かったのに」な事柄を過去に遡って実行する、というのは時間ものフィクションの定番の一つだが、現実世界に於いてそれを少し違った形で実現するとはお見事、というか恐れ入る。そして亡き母の供養であり鎮魂歌的なものでもあると受け取った。

    ネタバレBOX

    夫を手にかけた後のヨンヒが、計画通りマンションの屋上に向かう時に3階までは階段、その後はエレベーターを使って上るのに伴いわが子の誕生からのことを追想するのが演劇表現として巧み(スライドドアが出現するのもエレベーターの時だけでは?)。
  • 満足度★★★★★

    あぁ「クラゲ図鑑」だ コレ
    う~ん 作品背景を探ってみて・・・実話・・・主人公さんが
    主人公だったのね・・・前の席の男性が号泣していました・・
    実際にTVのドキュメント放映を昨年されていたんだ
    それの舞台追記表現みたいな作りです かな

    舞台セットもドアをいくつも配しての
    面白い作りで見せ方も上手でした

    劇場1階の受付奥には
    チラシに使用した原画が飾ってありんした

    話は精神にドッカと圧し掛かるような重い感じかなぁと
    1時間45分の作品

    ネタバレBOX

    6枚のドアを立てておいて
    間に板とかは無しでスケルトン状態のセットです

    客席は ほぼ満席 男女比は5:4ぐらいで男性が多め
    客層の年齢は やや高めに思えました
  • 満足度★★★★

    演者の気迫のこもった演技に釘付けでした。

  • 満足度★★★★★

    凄え。こいつは凄え。

    テレビを見ていないので、どこまでが事実でどこからが創作だか分からなかったです。
    調べてみたら、ほぼほぼ事実。
    これをさらけ出すととてつもない勇気と覚悟なはず。

    表現によってカタルシス(魂の浄化)を得られたのでしょうね。

  • 満足度★★★★★

    重い内容過ぎて、これが主宰の前田さんの実話だと思うと、何と言ったらよいのか分かりませんでした。前田さん自身が、主人公を演じていたので、より苦しくなりました。衝撃なストーリーと共に、役者さん達の熱演も良く、釘付けになって観ました。偏見や苛め、そして辛い過去を持ちながらも、今を強く生きている事に感動でした。

  • 満足度

    観てきました。 残念ながら期待していたようなお芝居ではありませんでした。

  • 満足度★★★★★

    冷たい雨の降る中劇場に向かいました。芝居の内容はとても重いテーマを扱っていました。役者の皆さん演技も上手く目が離せません。1時間45分息もつけないような緊迫した時間をあじわいました。この劇団を主宰してしかも演じている方とそのお母さんとの実話だという事が私の心に辛さとして何時までも消えませんでした。

  • 満足度★★★★★

    前作「クラゲ図鑑」は警察からの事情聴取というカタチをとり、主宰前田氏と母親との過去を粛々と紐解くように描かれた作品。
    そこでは、若くして独り残されてしまった主人公の孤独と、彼を取り巻く歴史の壮絶さにただもう驚くばかりでした。
    その後、この公演をきっかけにドキュメント番組「ザ・ノンフィクション」に取り上げられ、局の後押しで前田氏が25年ぶりに故郷の韓国を訪れお世話になった人々や,何と存命しておられた生みの父親と再会するシーンも興味深く拝見することに。
    縁があって更に更に深く母親の歴史に向かい合うことになった前田氏はこの取材を通して何を思ったか、今回の「この海のそばに」にはその答えがあるように思えて楽しみにしていました。

    本作「この海のそばに」は件のテレビ取材を通したカタチ(取材形態は演劇的に脚色を加えているとは思いますが)で、前半にていま一度、経緯の再現。
    前作に比べると落ち着いた目線で主要な事実ひとつひとつを淡々と振り返る感じだったものの、やがて来る運命の日が近づくにつれ詳細な描写へと・・・
    何より印象的だったのは現実に対して受け身的な印象だった青年が、取材を受ける本作ではひとまわり大きくなっていたこと。

    自分自身を演じられた前田氏はつらい過去を背負い、想像もできないご苦労もされてきたでしょうが、しっかり事実と向き合って人と痛みを共有し、これだけの仲間の協力のもと、その思いの丈を発信できる環境を持てるまでに辿り着いたのは、とても素晴らしいことだと思います。
    これ以上の供養はないと思えますし、劇団「えにし」さんの礎的な作品ともなるでしょう。
    入場時にはジトジト降っていた外の雨が、終演後カラッと上がっていたのが何とも象徴的でした。

    ネタバレBOX

    終盤、前田氏が放った渾身の叫び。
    このシーンをしっかり観る事ができ、受け取ることができただけでも、もう感無量です。
    そして取材者が殺人の動機を「女のプライド」と解釈したのに対して、否「母の深い愛」だと断言した姿勢が忘れられません。
    このまま最後まで、ひとつひとつの公演に思いを込めて駆け抜けてほしいです。

  • 満足度★★★★★

     板上、レイアウトがちょっと変わっている。舞台側壁と奥の壁の内側三方を通路幅をとった上でパネルで塞ぎ、数カ所にドアを取り付けて、場面変換をするのだ。ドアも用いられる箱馬も下部に波打ち際で崩れる波のような文様が描かれているのは、無論、海、故郷、母へのオマージュであると共に、生んでくれてありがとうだろう。(華5つ☆)

    ネタバレBOX

     身に積まされる作品である。自分には、2歳の時の痛烈な記憶がある。主人公のような国籍の深刻な門題を抱えていた訳ではない。然し親に置き去りにされた子供という点では同じである。何故、一緒に死んでくれなかったのか? と良く自問したことも覚えている。最初は「嘘つきは泥棒の始まり」といつも口にしていた父の、行為の矛盾に対する反発から。後現在のように言語化し得るまでに思い返し思い返ししているうち、何らかの理由が親にあったとしてという事に気付いてからではあったが。何れにせよ、人間を信じないことの最初に親への不信があった。
    置き去りにされた年齢差では主人公、勝の方が自分より年上だが、入管法が小手先で「改善」されたとはいえ、旧植民地出身者に対する日本人の差別意識が変わった訳でもなければ、政治屋、官僚、官憲の意識も全く変わっていないことは、在特が減り、強制収容が激増していることだけから見ても明らかである。無論、今作は、更に深い所から作品を創っているし政治的な作品でもない。だが、日本人は、在日外国人、殊にアメリカ人に対するあからさまな諂いと欧州人に対する寛容に比し、アジア、アフリカ、中南米の人々に対する日本国の制度的差別については意識的であるべきである。何故なら、国の判断、政策に現れるのは、我々個々人のエートスであると考えられるからであり、我々個々人が、己のレゾンデートルや矜持、過去から引きずって来た諸々への忖度の無い評価、事実に向き合う姿勢を自ら問い続ける姿勢無しに自らの納得し得るに足る人生など築き得ないし、他者とのフェアな付き合いもできないからである。
    話が逸れた。今作は、基本的に愛の物語である。それも母の強く深い愛についての物語だ。実際、愛し方を知らなかったり、愛されたことが無い、と人生は狂ってしまう。例え貧しくても信じられる愛があれば、餓死に至るような貧しさの中にあっても、人は、人として死ぬことが可能であろう。然しながら、どんなに強大な権力を持ち、豊かな富に恵まれても、信じることのできぬ「愛」しか持てなければ、その人の内実が果たして人のそれであることは極めて難しい。
    自分は、極めて気の強い性格なので、本当に怒ると自制が効かない。命など構っていられないから、極端なことをしてしまう。だからヨナンの行為も自分に重ねながら見ることができた。彼女の勤めていたスナックのママの科白に「明るく振る舞って、皆に気付かれないように昭人さんを殺す決意が揺るがないように研ぎ澄ましていた」というようなものがあった。この科白は胸を撃つ。だからと言って殺人を正当化することは出来ない。それは無論だが、勝が指摘する通り、母は愛しすぎたのだ! この強い愛があったればこそ、勝は、人として真っ当な道を歩いているとは言えないだろうか。これが、今作が、単なる悲劇ではなく、観る者をカタルシスに導いてくれる所以である。
  • 満足度★★★★

    テレビで見たあのドキュメンタリーの話でした。

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