朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』 公演情報 朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-7件 / 7件中
  • 鑑賞日2017/10/11 (水) 14:00

    松島庄汰さん、石田明さんの回を観ました。
    動きのない静かな朗読劇なので(少しはありましたが)少し眠気を感じましたが、とても興味深い内容でした。寺山修司さん、山田太一さんの作品を、もっと知りたいと思いました。松島さん、石田さんお二人の語り口調も良く、声も良かったです。

  • 満足度★★★

    寺山修司の葬儀における山田太一の弔辞これには泣かされました。二人の書簡の朗読の部分にももう少し感情を入れてもいいのではと思いました。あれではちょっと物足りなさが残りました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/10/08 (日) 14:00

    この作品では寺山が山田太一と主に大学生の時に交わした手紙が紹介されていましたが、物も情報もずっと豊富な時代にその年齢の頃を生きてた(しかも、寺山よりはるかに健康)私と比べて、はるかに多感で勉強熱心だったことがうかがえました。天才は違う。

  • 土屋シオン・長田成哉の回を拝見しました。
    著名なクリエイター同志ゆえ公の目に触れる可能性を考慮した往復書簡というわけではなく、両氏がまだ学生時代の若々しくも思いの丈をぶつけ合った文面である事が生々しく伝わってくる公演でした。
    10代で既に死と隣り合わせにあった寺山氏にとって、如何に人との繋がりを切望する想いが強かったか・・・赤裸々とはいえ辛い事ばかりの時には相手の気が滅入る事の無い様、慎重に配慮された表現が切なく、特に印象に残りました。

  • 満足度★★★★★

     47歳で亡くなった寺山 修司と同期の早稲田大学学生であった山田 太一の往復書簡を劇化した作品の朗読上演である。花5つ星

    ネタバレBOX


     何より当日パンフレットの表紙が訃報を告げる黒枠でタイトルを囲んでいることに注意が向く。山田 太一さんは現役作家として未だ新作を発表なさっているが、この装丁は無論、亡くなった寺山 修司に対する深い哀悼の念を表している。その寺山は、生前口にしていたように5月に亡くなった。西行の「願わくば 花の下にて 春死なむ その望月の如月の頃」 に対抗するつもりであったろうことは想像に難くない。5月と言えば五月晴れの清々しさを誰しもが即座に思う。西行の名歌と共に素晴らしい季節ではないか? 
     何れにせよ、ネフローゼで3年間も若い時期に入院し、生死の境を彷徨った寺山の自身に対する自負と才能の横溢を証立てるような言葉とその死ではないか。この寺山が、自ら声を掛けたのが、山田 太一であった。寺山が倒れる以前から、若くして優れた才能を発揮していた二人が互いに共鳴し合い、交感し合って心の底から笑い、談論風発に興じ、別れては続きを手紙に認めて交信し合う。そんな時を過ごしていたのだった。この往復書簡の期間が異様な長期に及ぶのは、寺山の長期入院により、彼の体調を慮ってのことである。
     だがそれ以前に、互いの優れた才能を互いに認め合い、最も身近に最大の理解者を持ち得た行幸を、互いに精神の高みを共有する者同士として認識し合っていたからに他ならない。この行幸を齎した原因が、同時代、同世代、而も同級生であったという因縁にあることが、この二つの優れた才能に更なる雄飛を齎し、盤石のものにしたであろうこともまた確かなことであろう。
    それほどの友を喪った山田 太一が、寺山を失って味わった、自らの体の一部を抉り取られたような寂寞が、観客にも茫然自失を迫る。それほど真に迫った朗読劇であった。友情の何たるかを描いた秀作である。

  • 満足度★★★★

    松島庄汰×石田明(ノン・スタイル)の回を観劇。作品の充実度も素晴らしかったが,朗読劇ではあるが単なる朗読劇ではない躍動的な感じに溢れ,演出の素晴らしさに感心した。寺山修司と山田太一,その関係が羨ましく思える出来栄えだった。

  • 満足度★★★★★

    朗読劇…寺山修司と山田太一が過ごした学生時代から寺山が亡くなるまでの交わされた書簡と友情。その物語は心魂揺さぶられるほど感動した。正直、2人の関係は羨ましくも嫉妬してしまう、そんな思いを抱いてしまう。
    寺山修司の死ぬことから逃れるために仕事する、仕事をすることで本音を隠すような。しかし、山田太一の前では素直になる、そんな姿(関係)が瑞々しくそして濃密に描かれる。今の時代、インターネットの普及でメール等で”待つ”ことは、2人の時代とは随分と違う感覚であろう。その意味で、これだけの書簡のやり取りは、2人の特別な(友情)関係をうかがい知ることができる。
    個人的な書簡は、時とともに埋もれ逸失しまうモノ。2人の芸術家の魂の軌跡、消え入るような手紙(モノ)が時を超え、鮮烈な光をもってよみがえる奇跡。その構成・演出を手がけた広田淳一氏の手腕は見事であった。
    今まで聞いた朗読劇(登場するのは2人だけではない)の中では最高に素晴らしかった!
    (土屋シオン&長田成哉)
    (朗読時間1時間45分)

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