公演情報
「すずめのなみだだん!」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
開演前にも流れていたボブ・マーリーのget up stand upにこんな歌詞があった
「牧師よ、地面の下に天国あるなんていわないでくれ。」
こんな歌詞も
「われわれは神が人間だって知っている。」
まるでこの芝居ことを歌っているよう。
no woman, no cryの歌詞は
「女泣くな、女泣くな」(訳詩のまま)だし
案外こういったところから着想を得たのかも。
ところでミラーボールはなんで?
満足度★★★★
信仰と教育という、どちらも精神的なことに左右される。その目に見えない内容を、物語化して概観を伝えられるところに脚本・演出(笠浦静花 女史)の力を感じる。
自分は、この公演からアニメ映画「魔女の宅急便」を思い出してしまう。「郷に入っては郷に従え」という言葉があるが、今いる信仰の環境・世界から別の世界を覗いたとき、そこに見える社会・世界はどのように映るのか。そこでの生活を通して自分自身がどう変わるのか、変わらないのか。そんな問いかけをしている一種の寓話のようだ。
(上演時間1時間45分)
満足度★★★★★
この劇団の座付き作家、笠浦 静花さんは、かなり音韻に敏感な作家で、今作のタイトルにも、その特性が現れている。「すずめのなみだ」は微小なことを表す表現だが、それに「だん」を加えることで、単語相互の連関を通常のそれとは切り離し、同時に意味を一旦砕いた上で、新たな意味を付与している。もう一つの発明は、「だ」を重複的に用いてアクセントの位置をずらし、通常の意味とは別の新語を作り出していることだ。つまり「だだん」という耳慣れないことばに彼らの信仰対象である地面の意味を与えると共に、大地と対話する際に用いる掛け声としても用い、オープニングでその独特な所作と共に作品の中に観客を引き込んでいるのである。
言葉に対するこのようなチャレンジは、前々作「根も葉も漬けて」でより徹底して用いられていたのだが、今回は、観客にとってずっと分かり易く平易になっている。その分、だだん以外は総て平等な、だだんに対してのみ垂直社会を構成していたメンバー相互の徹底的な平等が、彼らの自由を保障し、戒律の絶対的自立と同時に自分の頭で考える為の思考方法を齎していた。即ち、我々の社会のように知を他者から伝えられ、他者に伝えてゆく横社会の方向への振れを大きく取っている社会の対極として想定されているのだ。一見、平等に見えるこの横型社会にヒエラルキーが生じている点も興味深い。社会構造の異質性をこのような形で提示すること自体、頗る哲学的な主題を含みいくらでも議論を深めることができるであろう。この辺りの作品の構造的な深さも注目に値する。とはいえ前置きはこれくらいにして、物語の概要を見てみよう。
(追記後送)
花五つ☆
満足度★★★★
いや~こんな話だったんですね。ちょっとカルトで、アーシーで、ヤンキーで、ファンキーで、ほっこりの群像劇、グッときましたね。水着シーンのサービスが嬉しい。見栄を張らずに適正サイズが大事だな。
実演鑑賞
満足度★★★★★
書き忘れたことを2~3。
突き詰めて考え作りながら、決して独りよがりにならず、面白いものを見せてくれるのが彼女ら良いところ。
2回3回と見返したら、また新しいものが見えたり分かったりしそうだ。
可愛らしい響きを持ち、何かが心にひっかるこのタイトル。すずめ、なみだ、だだん、全部意味を持っていたんですねえ。
このタイトルからだけでも、作者が大変な才気の持ち主だということが私みたいな凡夫にさえも分かりますよ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇場に入るとボブ・マーリーの音楽とラスタカラー。
てっきりラスタファリズムに関連したものかと思ったら、そこはあんまり関係なかったみたい。
満足度★★★★★
だだん!この芝居は何でこんなに面白かったんでしょう~か?
だだん!加藤さんはいくつの顔を持っているのでしょう~か?
だだん!この劇団はどこまで発展していくのでしょう~か?
いま注目株の劇団。今回も良かったです。どんどん話が深くなっていきますね。
次回作も期待です。
満足度★★★★
今回も面白かったです。
笠浦さんの脚本はいつも人の心の奥にささります。台詞のテンポもよかった。
劇団の看板の加藤さん、初めて見た鈴木さん、タイプの違う2人がとても良い味だしてました。
満足度★★★★★
題名の意味が解らず、観劇。そして、納得とその出来の良さに満足!話のつながりが実に上手い!後から何度も“おぉ”と思わされたり、ストレートな表現が嫌味なく感じられる。出演者もとても自然体で、なおかつ皆がイキイキとしていて、魅力的だった。初めての劇団だが、大当たり!と間違いなく言える。
満足度★★★★★
申し訳ないことに体調今イチの状態で劇場に向うことになってしまい、中に入ればBGMが正直なところ自分の苦手なタイプの曲だったりで、始まるまでは今日はあまり楽しめないかもと思っていたけど、いやー、面白かった。終わった頃には気分もよくなっていたので、これはヒーリング効果だったのか。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/09/06 (水) 19:30
無題2131(17-134)
初日、19:30の回(小雨~曇)。
久しぶりの会場、19:04受付、開場。舞台、緑/黄/赤のカーペットが敷かれ、上手にミラーボール。聴いたことがあるリズム&ヴォーカル、洋楽が流れていて、すぐに誰だか気がつく。
1年半ちょいの間に「やみ・あがりシアター」6作目となりました。
19:17/19:29前説(105分)。笠浦さんが小柄な方には座布団の用意があります、と言っていたので感心。
19:32開演~21:15終演。
イラストと冒頭の動きで「すずめ」だなとわかったのですが、その直後に続く思いもよらない場転とお話の展開に態勢の立て直しを要したため数秒遅れるもののなんとか追いつくのでした。
伝奇のような、昔話的な、歴史的な境界。それでも自然に、徐々に受け入れる級友たち。
教えられ、学び、従ってきたものの崩壊と決別/惜別。
ふたりの不安そうな表情、それでもきっと乗り越えてゆくだろうと思わせるものがとても印象的。
人生を振り返ってみれば自分にも、節目ごとに、脱皮しなければならなかったことがあったなぁ、と思うのでした。
■観たことがある役者さん(過去公演を除いて)
久保磨介さん「大人生(2017/3@小空間)」「(脚演)降っただけで雨(2017/5@眼科画廊)」
久保瑠衣香さん「シスターストロベリー(2014/5@櫂)」
鈴木茉唯さん「飛ばない教室 または、わたしのいないその場所(2017/1@RAFT)」
寺尾みなみさん「鬼畜ビューティー(2012/6@サンモールS))」「東京ユートリア(2013/4@王子)」
西村蒼さん「チル、幻滅。(2017/5@上野小)」