満足度★★★★
鑑賞日2016/11/26 (土)
前口上いわく「我々の隣人となりつつある」イスラム教をテーマに据えた、短編2本の舞台。26日の晩、Space早稲田で観て来ました。Ammoさんの『僕たちは他人の祈りについてどれだけ誠実でいられるか(仮)』【女たちの祈り】編(95分)。
満足度★★★★
鑑賞日2016/11/27 (日)
結構ハードな内容かと身構えていたが、ムスリムを扱っているものの、非常に丁寧に描かれた家族の物語。前園あかりと山崎丸光の遣り取りが、心の距離が詰まるにつれて逆に哀しくなっていくところが特に良かった。
満足度★★★★
挑戦・試みに拍手
まず、当日パンフの脚本・演出の南慎介 氏の挨拶文...「イスラームの演劇を創ろうと決めたとき、誰もが『やめたほうがいい』と言いました(中略)あまりにも僕たちの文化は違い過ぎており、彼らの大事にしているものを傷つけてしまう可能性があるから、と」...その逡巡する気持は解るような気がする。
【女たちの祈り】編(上演順)
「六月の長い夜」「私の兄はイスラム原理主義者になった」とも日本以外の国の出来事。日本における”宗教観”を見据えつつ、それでも解りやすい様に「個人」と「宗教/世界観」の仲立ちをするのが家庭であり家族という普遍的な視座を意識している。この2作品の間に直接的な繋がりはないが、テーマはもちろん宗教ということ。一概に宗教といっても、その違いが紛争の火種になるほど重要なものである。
(上演時間1時間30分)
満足度★★★★
“宗教”
【女たちの祈り】編を観劇。
国々の文化・国民性や時代・時勢等により、“宗教”に対する捉え方は違って然るべきでありましょう。
冠婚葬祭等で、改めて“宗教”を意識する人が多いと思われる日本人にとって、“宗教”が信者の人生にとって、どれだけの意味や価値を持つのかは解り得ないかも知れません。
日常生活や人間関係に於ける“宗教”というものの一端、
そして、人として忘れてはならないことを感じられた本作、興味深く観させていただきました。