4x1h Reading #0 公演情報 4x1h Reading #0」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 『4x1h Reading #0』を観てきた
    A、B両方観ました。
    普段あまりリーディングって観ないのでなんだかいろいろと感じた。
    間を取りすぎると、
    「間」って言って!って思うし。舞台として立ち上がればその間はちょうど良いんろうけど。
    純粋にリーディングとして楽しんだ作品に番号をつけた。
    これが舞台になっても面白くなるだろうか?という疑問は演出家さんに解決してもらえばいいわけで。

  • 両方見た
    直接公演内容とは関係ないけど、1ドリンク付のはずが、ソフトドリンクがなくなっててちょっとむっとした。
    同じ料金を払っているのに、損した気分。
    アルコールが飲めない人間もいるのに。

    ネタバレBOX

    グループA
    『消えた女のお話』 脚本:上野友之(劇団競泳水着)
    ミステリーにしては謎が弱いし、ラブロマンスにしては、若いカップルが全然ラブラブじゃないし。。
    ”女”のラストの表情に引き込まれかけたけど、これ、リーディングだよね。

    『いそうろう』 脚本:篠田千明(快快)
    一番おもしろかった! 快快の公演を見てみたくなった。

    『群盲と象』 脚本:冨士原直也
    男性二人のキャラクターと関係性はしっかりできてる。
    扱っている題材が大きすぎて、30分では描ききれていない印象。
    ラスト、新人が何故とどまるのかがよく分からなかった。
    タイトルが意味深でカッコイイ。


    グループB
    『喫茶店』 脚本:マキタカズオミ
    かなり好きな世界観。
    ただし、僕はelePHANTMoonを見たことがあるから分かったけど、未見の人には伝わりにくいかも。
    役者の演技は全体的にぬるめで大味。

    『ひとさまにみせるもんじゃない』 脚本:中屋敷法仁
    爆笑。男優3人は柿の劇団員よりおもしろいかも。
    その代わり、女優3人はいまいち。

    『ソバージュばあさん』 脚本:谷賢一(DULL-COLORED POP)
    役者は全員好演。特にばあさん役の女優さんには泣かされた。
    脚本の完成度はピカ一。
    ただし、原作があるらしいので、オリジナリティーって点でどうだろう?
    そんなことは求めていないのかな?
    後、リーディングでは全然気にならないけど、実際に上演した時に、外国の設定でカタカナ名前で呼び合うのは微妙に気恥ずかしくないかな?
  • 満足度★★★★

    group A
    脚本・演出が同一人物であることが多い、小劇場の状況として、
    戯曲自体をクローズアップする機会は、貴重であると考える。
    元々、自分自身がテキスト至上主義であるから、嬉しい機会であった。
    1回で終わらせずに、重ねて続けていっていただきたい企画である。

    ネタバレBOX

    ■「消えたおんなの話」上野友之
    噂の競泳水着も残念なことに未見である。
    トレンディードラマを地でいく面白さは、確かに伝わってくる。
    リーディングとしても見応えがあるが、やはり舞台の上に乗せて観たい。

    ■「いそうろう」篠田千明
    改名後も絶好調の快快の篠田千明が描く二人芝居。
    喧嘩の現場検証という独自の視点が酷く面白い。
    「ジンジャーに乗って」では物語の放棄をつまらなく思っていたが、
    「いそうろう」には物語がなくとも確かに流れるものがあった。
    それは、ひじょうにテキスト寄りのリーディングを意識した作品だからだろう。
    篠田千明、実にクレバーである。
    そして、PPTのMVPは間違いなく彼女。

    ■「群盲と象」冨士原直也
    桜美林大学総文コース第一期生ということで、名前は知っていた。
    終末的な作品世界は愛せるが、そこに乗っかる物語がチープだと思う。
    面白い作家であると思うが、そんな世界をもっとうまく描ける人はいる。
  • 満足度★★★★

    group B
    リーディングの段階は、あくまで品評会である、というスタンスを確かめた。
    戯曲の生に近い姿を見せるという一貫性は感じ取ることができた。
    黒澤世莉の演出もそういった方向に徹底しているのだろう、と思う。

    ネタバレBOX

    ■「喫茶店」マキタカズオミ
    elePHANTMoonを未見のため、初のマキタ戯曲。
    今回のスタイルの品評会では、一番損をしていたのがこの戯曲だろう。
    マキタカズオミ自身もPPTで語っていたが、確かに空気を作りにくい仕掛けかと。
    少なくとも見世物として、うまく見せきれていないのは、不本意なのでは?

    ■「ひとさまにみせるもんじゃない」中屋敷法仁
    今回、一番の驚きはリーディング・スタイルで成立しているという事実だろう。
    ト書きなしでも、役者がすべてを説明しまうから、作品空間ができてしまう。
    役者・演出を選ぶ作品ではあるだろうが、強度はあると思う。
    いつにも増して、おっぱいおっぱい言ってるのは、……もう!って思う。

    ■「ソバージュばあさん」谷賢一
    DULL-CCOLORED POPも機会を逸しており未見だが、
    昨年のおやつの時間堂「proof」で、巧みな翻訳に触れている。
    今回、一番絵が浮かび、リーディング作品として成立していたと思う。
    逆に言えば、もうそれだけで満足と言ってしまってもいいくらいだが、
    黒澤演出との相性を考えると、一番鉄板な作品であろう。
  • A…14:30、B…17:00
    を観てきました! 
    舞台を観たことがあるのがエレファントムーンのみで、他の作家さんは初。一度に6人の作家さんの作品に触れられたことに大満足。しかもそれぞれにカラーが違って見ごたえあり。結構エネルギー使いました(^^;
    両グループ観たので投票権ありで、投票してきたんですが、悩むかなーと思いながら観ていましたが、意外とあっさり決定。上演してほしい作品2作品に「1」「2」と数字を入れる方法なんですが、「1」は迷いなく決定。「2」もほぼ迷いなく決定。できればもう1作品に「2’」か「3」をつけたいな・・・という気持ちが。。。 「1」を入れた作品は間違いなく(?)上演されそう。

  • group A
    最近たまたまシナリオの書き方の本とか読んでて、それを念頭に耳を傾けたりしていました。作家によってト書きの扱い方が違うのとか面白いですね。

    ネタバレBOX

    ■「消えたおんなの話」上野友之(劇団競泳水着)
    店で隣の席になった男女。男の友人の話になる。かつてその人が想いを寄せた相手が消えてしまったらしい。どうしてだったのか。
    その男女がつまりその2人だというのは早々に読める。あんまり引っ張るとダレちゃいますかね。でもまだ未成熟な部分を感じて、もっと落ち着いて見られる作品になる予感もあります。そういう意味では期待。

    ■「いそうろう」篠田千明(快快)
    いちこはももかの部屋に居候している。働く気とかないし、家賃をももかに納めてもいない。その割には自由気楽なのでいちこはももかに「出てけ!」って言う。なんだよー、ホントに出てったら寂しいよ!って話を、そこまでの経過を見せるのではなくて結果部分に焦点を当てて深く回想していく。
    また快快にやられた。「オイー、4人くらいだってのに2人ってなんだよー。選考に通らなかったらなー。やる気出ないなー。とか思って手抜きかー」なんて印象も払拭。むしろ2人だから遣り取りの密度が濃くなっている。なんなんだろう、こういうの。起承転結ってなんだったっけ?いや、一応はあったけどね。にしても、なんだこれは。

    ■「群盲と象」富士原直也
    核施設補強工事の為に送られる新任技術者。そこには既に働いている人々がいる。そして圧倒的な人数が病に倒れてそこを去っている事実。州域は安全だと公表されているにも関わらず。また1人、いなくなった。
    失礼ながら富士原さんという方を存じ上げません。でも今回のこれでもっと知りたくなりました。ここからいくらでも広げ様があります。登場人物を増やすのも、物語の枝分かれを作るのも。そしてそれを書けるだけの力もあるんじゃないかな。よかった。ダークホースがいてくれて。心が踊りました。
  • group B
    両グループの中から2作品が選出されて9月に公演を迎えます。なので今回はコンペみたいなもの。ってことで、各演目の終わりに拍手をしない事を心掛けました。シビアに観たよ。

    ネタバレBOX

    ■「喫茶店」マキタカズオミ(elePHANTMoon)
    他愛無い会話をする男女の元に返り血を浴びた女が。その店の奥には男が監禁されていて、金と引き換えに甚振られている。男は人を殺してしまい、その身内に囚われて報いを受けているのだった。
    愛せない作品でした。共感は、しない事もない。でも強烈なイメージを残す為に暴力や生死を扱うのが個人的に大嫌いなので。尚且つ再演出来る作品を生むプロジェクトらしいですから、それでこれを選出するのはナシでしょう。これが末永く演じられて欲しいとは思いません。

    ■「ひとさまにみせるもんじゃない」中屋敷法仁(柿喰う客)
    全国の鉄道でおっぱいをタッチングしている男。残る路線は極楽メトロのみ。しかしそこで出会った女子高生は何故かタッチングされずにスルーされた。Why?男はかつてその手が覚えた感触を頼りに、おっぱいをタッチングして自分の母親を探しているのだった。
    バカバカしいねー。これは褒め言葉ですよ。どんなに陰鬱な時でもこんな話を聞かされたら笑うしかないじゃないですか。惜しむべきはキャスティング。6人中3人は良くて、1人はそこそこ、2人があちゃーって感じ。脚本の存在感に役者が負けちゃってる様に思えました。柿喰う客を数年越しで観ている身としては。

    ■「ソバージュばあさん」谷賢一(DULL-COLORED POP)
    ドイツ軍に占領された町に、ソバージュ(野蛮人)ばあさんと呼ばれる人がいた。その家に駐留する事になるドイツ軍兵士の3人。1人は言葉が通じるものの、他2人は通じない。それでも何かが通じたり、通じた気がして勘違いだったり。そんな日々と、その終わり。
    今回の趣旨にイチバン合った作品だと思いました。最も画が思い浮かんだのもこれでしたし。キャスティングも良し。これで決まっちゃうと上野さんは競泳水着の8月公演もあって大変でしょうが、是非そこはまぁ何とかして頂きたい。
  • 観たよ
    観て来ました。

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