4x1h Reading #0 公演情報 4x1h project「4x1h Reading #0」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    group B
    リーディングの段階は、あくまで品評会である、というスタンスを確かめた。
    戯曲の生に近い姿を見せるという一貫性は感じ取ることができた。
    黒澤世莉の演出もそういった方向に徹底しているのだろう、と思う。

    ネタバレBOX

    ■「喫茶店」マキタカズオミ
    elePHANTMoonを未見のため、初のマキタ戯曲。
    今回のスタイルの品評会では、一番損をしていたのがこの戯曲だろう。
    マキタカズオミ自身もPPTで語っていたが、確かに空気を作りにくい仕掛けかと。
    少なくとも見世物として、うまく見せきれていないのは、不本意なのでは?

    ■「ひとさまにみせるもんじゃない」中屋敷法仁
    今回、一番の驚きはリーディング・スタイルで成立しているという事実だろう。
    ト書きなしでも、役者がすべてを説明しまうから、作品空間ができてしまう。
    役者・演出を選ぶ作品ではあるだろうが、強度はあると思う。
    いつにも増して、おっぱいおっぱい言ってるのは、……もう!って思う。

    ■「ソバージュばあさん」谷賢一
    DULL-CCOLORED POPも機会を逸しており未見だが、
    昨年のおやつの時間堂「proof」で、巧みな翻訳に触れている。
    今回、一番絵が浮かび、リーディング作品として成立していたと思う。
    逆に言えば、もうそれだけで満足と言ってしまってもいいくらいだが、
    黒澤演出との相性を考えると、一番鉄板な作品であろう。

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    2008/05/25 13:34

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