4x1h Reading #0 公演情報 4x1h project「4x1h Reading #0」の観てきた!クチコミとコメント

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    最近たまたまシナリオの書き方の本とか読んでて、それを念頭に耳を傾けたりしていました。作家によってト書きの扱い方が違うのとか面白いですね。

    ネタバレBOX

    ■「消えたおんなの話」上野友之(劇団競泳水着)
    店で隣の席になった男女。男の友人の話になる。かつてその人が想いを寄せた相手が消えてしまったらしい。どうしてだったのか。
    その男女がつまりその2人だというのは早々に読める。あんまり引っ張るとダレちゃいますかね。でもまだ未成熟な部分を感じて、もっと落ち着いて見られる作品になる予感もあります。そういう意味では期待。

    ■「いそうろう」篠田千明(快快)
    いちこはももかの部屋に居候している。働く気とかないし、家賃をももかに納めてもいない。その割には自由気楽なのでいちこはももかに「出てけ!」って言う。なんだよー、ホントに出てったら寂しいよ!って話を、そこまでの経過を見せるのではなくて結果部分に焦点を当てて深く回想していく。
    また快快にやられた。「オイー、4人くらいだってのに2人ってなんだよー。選考に通らなかったらなー。やる気出ないなー。とか思って手抜きかー」なんて印象も払拭。むしろ2人だから遣り取りの密度が濃くなっている。なんなんだろう、こういうの。起承転結ってなんだったっけ?いや、一応はあったけどね。にしても、なんだこれは。

    ■「群盲と象」富士原直也
    核施設補強工事の為に送られる新任技術者。そこには既に働いている人々がいる。そして圧倒的な人数が病に倒れてそこを去っている事実。州域は安全だと公表されているにも関わらず。また1人、いなくなった。
    失礼ながら富士原さんという方を存じ上げません。でも今回のこれでもっと知りたくなりました。ここからいくらでも広げ様があります。登場人物を増やすのも、物語の枝分かれを作るのも。そしてそれを書けるだけの力もあるんじゃないかな。よかった。ダークホースがいてくれて。心が踊りました。

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    2008/05/25 02:48

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