15 Minutes Made Volume14 公演情報 15 Minutes Made Volume14」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/08/10 (水)

    演劇のショーケースイベントは他にもいろいろあるだろうけれど、長年にわたって実績を重ねてきたこの「15分のヤツ」は、舞台に関心のある人にとって信頼のある催しとなっている。

    そんな『15 minutes made』の今回の顔ぶれは、日本のラジオ、ぬいぐるみハンター、キュイ、かわいいコンビニ店員飯田さん、キ上の空論、Mrs.fictionsの6団体。3つあった初見の団体がどれも気になっていたところだったりして、いろいろ楽しい時間となった。

    『日々が黒くなるその前に…って、』
    10年ぶりに会った若い男女。2人の会話から、幼なじみ以上恋人未満な関係かと思って観ていると実は……兄と妹。叶わぬ想いの……叶えてはならない想いの切実さ。まっすぐな女の子の想いの強さが物語を牽引する。兄の選んだ結婚相手が妹に少し似ているようにも思えて、いっそう切なく感じられた。

    『みゆき』
    当パンに書かれていたように、無自覚に周囲の男を翻弄し、同時に翻弄されてきたみゆきの生涯を、誕生日を軸に15分で描けるだけ描いた作品。20歳の誕生日、役者を目指しつつ改めて自分の人生を振り返る彼女に、王子役の青年が「お誕生日おめでとう」と声をかける。テンポよく進むポップでにぎやかな物語は、大団円的なカーテンコールを裏切って、まだまだ続くようにも見えた。

    『ハーバート』
    クトゥルフ神話という架空の神話については聞いたことがあったけれど、『ハーバート』というタイトルや劇中に出てくるいくつかの単語を聞いて、その場でピンときた訳ではなかった。詳しい方がご覧になったら、いっそう面白いのだろうとは思うが、実感としてはそういう知識なしでも充分印象的な作品だった。ストーリー自体はベタと言ってもいいくらいなのに、会話するときの奇妙な距離や違和感を感じさせる反応に、観ていてゾクゾクした。「キミのところにはないですか、イタズラ電話」と編集者に尋ねる教授の声がなぜあんなに深刻だったのか、2回観て初めて気がついた。そうか、そういうことか、と思ったけれど、観るたびにまたあれこれ考えたりしてしまう。

    『虹はどしゃぶりの雨で咲く』
    男の浮気を疑う彼女と、男の友人らしきもう一人の男。実は浮気相手はその友人で、しかも、男は彼女にある提案をするのだけれど……。奇妙な三角関係のあれこれ以上に、え~っ!ダブルキャストでこんな違うの?結末まで違うじゃん!!というインパクト。そういうお芝居の作り方もあるんだなぁ、というのが実は一番面白かった。虹の持つ意味については、他の方の感想を読んで、(なるほど……)と思ったけど、そこを軸にしている訳ではないようにも見えた。常識を疑うことやそれを人に伝えようとするところに重点がおかれてるのかな、とも思ったけれど、実はもう少し単純に笑ってしまってよかったのかもしれない。

    『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』
    直接的に暴力を描く脚本を、相手に指1本触れずに立体化した演出と、耳に残る独特の語彙。登場人物がこんなにアレな感じのヤツばっかりって、いったいどういうことだろう。世界はこんなに狂ってしまっているのだろうか。好き嫌いはともかく、独特のインパクトのある作品だった。

    『上手 (かみて)も下手(しもて )もないけれど』
    楽屋でメイクをする男。そこへ現れる金髪にそばかす、真っ赤な頬の女の子は新人のアンサンブル。2人の会話は昔の海外ドラマの吹替えみたいな調子で、ややコミカルに進む。やがて2人は恋人同士の役を演じ、結婚式のシーンや親戚への挨拶回りのシーンなどに続いていく。いつの間にか月日が重なり、舞台と人生が二重写しになっていく。直接描かれているのは楽屋の鏡前でメイクし続ける2人の会話だけれど、劇中の2人が演じているであろう場面が、観ている我々にも思い当たる人生の中のいろいろな場面と重なっていく。

    出入口をくぐったその向こうに、照明が当たる舞台がある。私は私の2人芝居をちゃんと生きられているだろうか。終演後にふとそんなことを思った。あいまいなところはないのに、観る者によって、あるいは観るたびに、いろいろな想いで受け取ることのできる作品で、何度でも繰り返し観ていたい気がした。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/08/14 (日)

    キ上_前観たまんまなので特に感想なし。ぬいハン_雑然とし過ぎ。15分で扱えないのならやらない方がいい。日本のラジオ_気持ち悪かったけどオチが直ぐに分かり過ぎ。勿体無い。飯田さん(略)_正直芸人のコントの方が上手い。百花さんが久々に女の子してて可愛かったのが救い。キュイ_理解が追いつかない。何を観せたかったのか…Mrs.fictions_途中で“仕掛け”に気付いた。もう一回頭から観たい。秀作

  • 満足度★★★

    【キ上の空論】『日々が黒くなるその前に・・・って、』観ている途中で関係性に対する自分の思い込みがドンドンひっくり返されていくのが面白い。細かい演出が生々しくて印象的。最後の落ちも綺麗で、ヘビーな内容なのに気持ち良くやられた感。
    【ぬいぐるみハンター】『みゆき』ここは過去に公演を観たことがあるのですが、その時は王子小劇場をビックリするような使い方をしていてすごい演出だと思った記憶が。今回はダルカラのゆめあテイストかなぁ。面白かったので是非続編を。後、病院の屋上が舞台の会話劇もお願いします。
    【日本のラジオ】『ハーバート』台詞のしゃべり方から独特の雰囲気。ホラーはあんまり普段チョイスしないのでちょっと新鮮ではあった。全体的に淡々としているところが怖いんだけど、特に羊羹のシーンが怖かった。今回はオカルトチックだったけど、現実の猟奇事件とかだともっと怖そう。
    【かわいいコンビニ店員飯田さん】『虹はどしゃぶりの雨に咲く』何はともあれパンチが効いてた。正論でも結局は感情が受け付けなきゃ納得はできないよねぇ。展開に驚かされたし、その後が非常に気になります。そして百花さんがウザ可愛かった!
    【キュイ】『前世でも来世でも君は僕のことが嫌』これはト書きを一緒に読んでいるの? すごく斬新な演出でビックリ。ビックリしすぎて本来のメッセージが受け取りづらかったかも。個人的にはあまり好みではなかったのですが、逆に他の演目がどんな感じなのかすごく気になる・・・。
    『上手も下手もないけれど』昔の海外ドラマのような台詞まわしにちょっと笑って、結局は凄く良い話しではないですか!二人の経緯を想像すると、最後ちょっと涙が出そうでした。そして鏡なしでメイクしながら台詞を言うってかなり難しそう。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/08/11 (木) 15:00

    序盤に可愛い感じが続いて、日本のラジオさんの不気味な「ハーバード」の奇声が印象的、そして最後のフクションズさん「上手も下手もないけれど」は二人の俳優の楽屋と人生を重ねた作品が凄い素敵、この2本の回でしたね。気になってたコンビニ店員飯田さんが期待通りお面白さだったなぁ

    ネタバレBOX

    https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64053718.html
  • 満足度★★★

    いろいろ
    いろいろな作品が見られるこの企画はいい。
    所見のかわいいコンビニ店員飯田さんが面白かった。

  • 満足度★★★★

    各作品について自分の中での好みがあるので、総合的には☆4くらい。
    【自分の好みだった団体(作品)と各評価】
    Mrs.fictions…☆5
    ぬいぐるみハンター…☆4.75
    かわいいコンビニ店員飯田さん…☆4.2

    舞台美術(合間の映像含めて)…☆5

  • 満足度★★★★★

    満足です!!!!
    こちらに感想掲載しております。

    http://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/36451829.html

  • 満足度★★★★

    涼しげな映像も○
    面白い。120分(休10分込み)+AT。

    ネタバレBOX

    キ上の空論「日々が黒くなるその前に…って、」
    聖(竹川絵美夏)にチンチン触らせてって言われたせいで、街を出た輝(富田喜助)が10年ぶりに帰郷。婚約者も連れて明日挙式するという。婚約者の真(池田萌子)も合流して、聖と輝が兄妹であるとわかる…。
    輝を好きでしょうがない聖が、立ち去った真に、怒りとも嫉妬ともいえる暴言を吐くシーンに、なんかキュンとなった。その後、輝が戻ってきて聖を抱きしめる?とことかも。近親愛という外れたとこでの純愛が、ストレートに描かれて好感触。かきむしり癖のある聖のため、黒服しか着ないとか、白服汚れていいようにクリーニング屋に就職した聖とか、しっかり詰め込んでて良かった。

    ぬいぐるみハンター「みゆき」
    みゆき(松本みゆき)の半生を描く。
    15分あっという間のスピーディーな作品。みゆきは誕生日を祝われては妙な方向に話が進み、あれよあれよと展開していく様が、ひたすら愉快だった。女優をめざすみゆきの、門番演技練習姿がかわいい。幸せになってほしいと思わせる力があった。

    日本のラジオ「ハーバート」
    米国から帰国した人類学者?(村山新)に、オカルト雑誌編集者(深井敬哲)が執筆をお願いにくるが…。
    いまいちピンとこない作品。不気味と言えば不気味だけど。

    かわいいコンビニ店員飯田さん「虹はどしゃぶりの雨に咲く」
    優馬(辻響平)が浮気してるんじゃないかと疑うマナミ(百花亜希)は、証拠のラブホレシートを見つけキレまくるが、そばにいたカズが相手はオレだと打ち明ける。混乱するマナミは二人を気持ちわるがるが、優馬はジャイアンとブタゴリラの例を出し、日本人は植えつけられた常識を自分が思考したものと勘違いしているんだと諭し始める…。
    キレるマナミとみょうちくりんな理屈を持ち出す優馬、微妙に恋の炎を燃やすカズという、色合いのハッキリした三人が愉快な舞台を作り出してた。出てったマナミが戻ってきて優馬にハグを求め、それに応える優馬というラストと転換後手をつないでハケる二人の姿が、ちょっと愛らしい。百花のストレスフルな演技が見物。

    キュイ「前世でも来世でも君は僕のことが嫌」
    ホームレスとかハサミの女をボコす舞台。見てるだけだとちょっと飲み込みにくい作品。15分向けではない気がするが。

    Mrs.fictions「上手も下手もないけれど」
    とある舞台の主役(岡野康弘)の楽屋に、アンサブルだという駆け出しの女優(豊田可奈子)が鏡を使わせてと入ってくる…。
    コメディな立ち上がりで笑わせつつ、次第に二人の夫婦生活(人生)と舞台を重ねていく構成がナチュラルで上手い。男優の浮気とそれを達観する女優というある種の愛、そして先に逝く女優と遺された男優という、一抹の寂しさを残して幕が下りる。15分で半生を描くスキルもさることながら、ドラマを盛り込み、空気も作り上げるというとこがいい。楽屋という狭い空間に、人間性とか、男女のもつれとか、その間の時間とかを感じさせる余白のある、よても素敵な作品だった。
    キスを迫る男優に、「共演者を喰い散らかすクズかと思った」と返す女優に爆笑だった。
  • 満足度★★

    差が大きい
    どこがどうとは書かないが、レベルの差が大きい。
    なかなか良いと思う劇団もあるが、くだらないと感じたのもあった。

  • 満足度★★★★

    コスパ最高!
     コスパいいよーっと聞いていたけど、本当に良かった。
     今回は6作品の連続だけど、15分で結構な満足度だったので、一作品これくらいのボリュームだと気軽に観れていいと思う。
     映画でも同様だけど、2時間近くを確保するというのは現代社会だと少々辛いからね。(短い動画コンテンツが流行っているのもそういうことだし)

     舞台背景と合わさった映像表現、プロジェクションマッピングがとっても素敵。吃驚した!

    ネタバレBOX

    1.キ上の空論:日々が黒くなるその前に…って
     いきなり下ネタをぶっ込んできたな~からの悲しい展開。あの恋人のイヤミすら感じられる丁寧な態度がいいね。
     ただちょっとセリフで説明しすぎな感があった。口に出さなくても十分伝わるよ。あとタキシードはちゃんとしたのを用意してほしいと思いました。礼服に見えなかった…。

    2.ぬいぐるみハンター:みゆき
     笑えない展開をノリと勢いと会話の洒脱さで笑わせてくれるのはさすが池亀作風。高速展開に高速セリフ。豆柴ブン投げたー!「盲点だった」は笑う。
     「えい、えい」とドヤ顔で門番の練習するみゆきちゃん可愛い。妄想が現実化して王子様が出てきても、どこか違ってて、それが物悲しい。

    3.日本のラジオ:ハーバート
     あいつもこいつもセリフの間がなくて棒読みなのが怖い。怪談風ではあるのだけど、語りは怪談テイストではなく感情の乗ってない平坦な語り口。動きがなく退屈ですらある。しかしそれが物語の鍵になっているような。
     果たして正常な人間はあの場にいたのだろうか。それが分からないのが怖い。最後のセリフとおじぎがその想像を加速させる。
     日本のラジオさんの作品は、僕にとって合う合わないが分かれるけど、残念ながら今回は合わない方だった。

    4.かわいいコンビニ店員飯田さん:虹はどしゃぶりの雨で咲く
     くるりと流転する立場。立場が変わっての天丼が笑いを誘う。
     「合理的説明」とやらをまくし立ててるけど、要はあの彼氏は欲望の赴くままにやることやってるだけだからな! あの男が女だったらと想定すればその詭弁さがよく分かる。「虹はどしゃぶりの雨で咲く」とのタイトルだが、その雨を降らしているのは誰なのか。それが虹自身ならば人はそれを自作自演という。
     騙されなかったマナミさん凄い! えと、騙されなかったよね…。

    5.キュイ:前世でも来世でも君は僕のことが嫌
     仰々しいモノローグと共に展開される暴力描写。直接的ではないのに芝居と演出でこんなにも痛い。理由はあるようで全くない。
     正義の象徴たるものが暴力を振るい、弱者たる女子供にも暴力が振るわれて、そしてその弱者も暴力を振るい返す。「嫌いだ」という感情と共に連鎖していく暴力。因果応報とはかけ離れた地獄絵図。
     ……ごめんなさい。全く分かりませんでした。
     たぶんこの辺りで集中力が切れたからです。
     あの警官をみて「オーデュボンの祈り」って小説に似たような悪徳警官でてきたけど、こっちの方がまだましかなあ。あいつ、カップルを拉致してボコボコにして、男性のほうに「女を好きにしていいと言え。そしたらお前だけは助けてやる」と言ったりするように「尊厳」を奪おうとするからなあとか、なんかそんなことを考えてました。すみません。

    6.Mrs.fictions:上手も下手もないけれど
     なんという完成度。本企画最後のお芝居としてこの上なく相応しい。
     上手幕外からのライト演出は本当に良かった。まぶしかったけど、それが新しい舞台への旅立ちということが伝わってきた。
     他にも描いていないところをも想像させる演出が実に丁寧。
  • 満足度★★★

    同じ環境
    で、ショート15分。出来が悪いわけではないが、違うタイプの作品が同じ舞台に次次次出てくるとなぜか同カラーに感じてしまうのは何故だろう?また時間がなかったのか?完全に完結していない気がする気がするものも・・・。もっとおのおのが違う色をしっかり感じさせてくれるとショート15分の意味があるように思える。

  • 満足度★★★★★

    みてきた
    14日夜の回。
    みなよかったです。
    キュイもテレビではできないだろうなという意味でよかったです。
    座席案内のお姉さんが可愛かったです。

  • 満足度★★★★★

    -
    ひとつひとつの作品が良品で、しかもそれぞれ独立しているのに全体で不思議な面白さが出てくる。

  • 満足度★★★★★

    無題1903(16-193)
    15:00の回(晴)。

    14:00受付(整理券あり)、14:30開場、ミニ椅子+パイプ椅子、正面に映像(ちょっと爽やか感)、ストーンズがかかっている。

    久しぶりの「15 Minutes Made 」で2011/4以来。

    「キュイ」「Mrs.fictions」の日芸組が参加しているので観に来ました。

    豊田さん「生者のための葬儀~(2015/10@せんがわ)」「孤独な絵肌・滑り込む音楽(2014/12@CASA TANA)」。新田さん「不眠普及(2016/7@春風舎)」「スカイ・エクレアをさがしてみよう(2016/5@ST)」。むらさきさん「この村に泥棒はいない~(2016/7@NIW)」。中島さん「贋作・怪人二十面相(2016/1@ウエストエンド」

    他の方では、松本さん「終わってないし(2016/7@眼科画廊)」、加藤さん「櫻の園2(2016/5@ザムザ)」。制作で来ていらした新居さんは「荒川、神キラーチューン(2016/6@ウエスト)」

    15:04前説(今村さん)、15:05開演~15:57、16:07~17:04終演。

    どれも濃厚、メリハリが効いていて、瞬発力もあり、各チームの個性も際立っているように感じました。

    予定があったため「おわりの会」は不参加。

  • 満足度★★★★

    趣の異なる6作品
    既知の劇団と未見の劇団の、趣の異なる6作品を楽しめた。15分という事であったが、それぞれのカラーも出ていて短編集として面白い企画。好きな劇団が増えてくると、どうしても知らない劇団を観る機会が減ってしまうので、このような企画は個人的にとても賛成。(今回の6劇団のうち、4劇団は初見ではありませんでしたが(笑))
    公演中なので以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    ①キ上の空論:「日々が黒くなるその前に」
      主演二人の関係が、途中で観客の予想を裏切る事実に。
      15分演劇での、この展開には驚き。伏線回収もお見事。

    ②ぬいぐるみハンター :「みゆき」
      短時間で描く少女の成長物語。この先の未来に幸福を願わずにはいら
      れない。主演の松本みゆきさんが魅力的。 

    ③日本のラジオ: 「ハーバート」
      観客が推測しながら、感覚で恐怖を感じる日本ホラーな作品。
      編集者役の深井さんが素晴らしい。

    ④かわいいコンビニ店員飯田さん:「虹はどしゃぶりの雨に咲く」
      大好きな劇団さんで、短編集は何作品か観ているが今作も面白い。
      出演者3人がそれぞれ魅力的で、表情で伝わってくる。  

    ⑤キュイ:「前世でも来世でも君は僕のことが嫌」
      日常的に起こっている問題を凝集して提起した作品。
      独特の見せ方であり、好みは分かれそうな演出。

    ⑥Mrs.fictions:「上手も下手もないけれど」
      ある楽屋を描いているが、時間経過があり、それが自然と人生と寄り添っ
      ていく。会話が楽しく、最後は切なくもある。今回
      の短編集の中では一番好きな作品。             
  • 満足度★★★★★

    おもしろいです
    ショート6本の欲張り企画って面白い。
    未知の世界や新世界、良いも悪いもひっくるめて楽しくって有意義な企画。
    主宰の方お疲れさまでした。
    大きく構える本公演に対して15分ってジャブ的な印象もありましたが、
    しっかりK.O.を食らいそうな上質な作品が勢ぞろい。
    これがそれぞれの団体のカラーなのかかは解らないけど、
    お気に入りのレパートリーが増えたように感じました。
    最後に各団体の演者と主宰や演出も顔を出して挨拶していましたが、
    アフタートーク的にそれぞれの団体同士のお話が、
    もう少し聞けると面白かったと思う。
    互いのダメ出しは失うものが大きすぎるので、
    褒め殺し合いってのも見たかった。
    次の15 Minutes15回公演スペシャルな企画に期待。

    ネタバレBOX

    言葉の持つ深さや曖昧さ、
    そして面白さを丁寧に見せてくれた「キ上の空論」。
    少女が女へ成長する人間的な嫌らしさを
    当たり前に突き出す「ぬいぐるみハンター」
    無機質的な摩訶不思議感で人間を翻弄する
    トワイライトゾーンのような「日本のラジオ」
    彼と彼氏と彼女の歪な三角形を
    人間の本質とものに巧みに吐き出す「かわいいコンビニ店員飯田さん」
    いけない事の連鎖と積み重ねが生むのは
    人間の幸福追求なのか?尖って鋭い「キュイ」
    ベテランと新人の役者2人の人生を楽屋の会話で紡ぎだす
    秀逸な演技と演出「Mrs.fictions」
    好き嫌いは別として、素晴らしい6つの劇団を一度に見られた事がすごい。
    劇団がすごいのか、この劇団を選んだ人がすごいのか、
    どっちにしても楽しい時間を過ごせたことは間違いなかった。
    次回の15回目にも期待大。
  • 満足度★★★

    ショーケース公演だから
    6劇団が15分ずつ上演するという型式で、東京の小劇場を紹介し続けているという努力は敬服する。しかし、それは質が常に保たれていることを保証しない。
    今回の5劇団(主催のMrs.fictionsは必ず出るから)は一定の質はあるのだが、一つでも面白くないところがあると、それが気になってしまうのは、私の悪い癖なんだろうなと思う。「かわいいコンビニ店員飯田さん」は面白かった。それと、主催の「Mrs.fictions」も2通りの解釈の余地を残した舞台は巧みだったと思う。

  • 満足度★★★★★

    初見!4団体
    今回も楽しい時間を過ごしました。

    ネタバレBOX

    「日々が黒く~」初見!なんとも「ヤバイ」関係!
    「みゆき」ハンター観劇も久し振り。怒涛の展開は凄くそして面白かった。
          この後の「みゆき」を見たい。 
    「ハーバート」初見!2度観れば深井さんの演技の上手さがより分る。
    「虹は~」初見!百花さんがメチャ可愛い。中林さんバージョンも観たかった
    「前世でも~」初見!リーディングっぽい感じで観ていました。本公演観てみ
            たい。
    「上手も~」楽屋落ちっぽく観せて2人の人生を描く。私の年齢だとラストは
           涙ものです。段々老け顔になる2人に自分を重ねて観ていました             
  • 満足度★★★

    観てきた!
    開場後わりとすぐに行ったのですがもう7~8割席が埋まっていました。凄い人気です。
    舞台セットのプロジェクションマッピングがとても格好良い。
    (アフタートークでダメだしされてましたが 笑)

    6作品の中で良かったなぁと思ったのは
    ・キ上の空論さん『日々が黒くなるその前に…って、』
    ・Mrs.fictionsさん『上手も下手もないけれど』
    の2作品。

    どちらも15分を上手く使っていて、短い時間でも余韻を感じられる作品作りが良いなぁと思いました。
    Mrs.fictionsさんの作品はラストの展開と演出・演技に驚嘆。
    15分を完璧に使いこなしていて、6作品のトリにふさわしい作品だったと思います。

    かわいいコンビニ店員飯田さんは面白かったのだけど
    「どりょく」を既に観ていたので物足りなさを感じてしまった。

  • 満足度★★★★★

    面白かった
    面白かったです。全部の作品大好きです。
    魅せられました。楽しかったです。15分って凄いなと思いました。

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