満足度★★★★
リアル
今の社会はこんななんだ。って感じました。
穴には笑いましたが、あんな事ありえないけど、あんな事がない限り御近所付き合いもないのかなぁ。って感じました。
満足度★★★★
現役か、達観か・・・
同居したい? ではなく 同居したい!
同居したい・・・ ではなく 同居しない!
たとえ嘘であっても、'離れ合う嘘'ではなく'引き合う嘘'なら生きて行ける。人間社会は優しい嘘で成り立つ高度な社会(だった)と改めて思う。社会性を失う高齢者は一番身近な社会から遠ざけられた寂者だったのかと同情する一方、経済的豊かさと引き替えに義理や想い出以外の、これまでタテのつながりを維持してきた何かが喪われた、その道理が胸に沁みた。
満足度★★★★
久しぶりの観劇、ムーブメントに進化を感じた
再演モノが続いたりして、久々のワンツーワークスでした。
何度も、観ている、古城さんの常套手段なのに、また油断して、しばらく勘違いしました。このあたりの、プロの脚本家の手腕は、お見事です。
始まる前は、急過ぎて、めまいがしそうな八百屋舞台も、進行につれて見慣れました。
欠陥マンションにも、老いの独り暮らしにも、同じように慣れて行くのかもしれません。
ニール・サイモン風だったり、星新一風だったりの、シチュエーションを使って、見事に、古城風アレンジの、今の日本の現状を色濃く投射した、名戯曲の構成に、呻りました。
お決まりのムーブメントも、内容に即した、シュールな動作の演出が、従来の、先にムーブメントありきのマンネリを打破していて、感心しました。
役者さん達、皆さんお上手だし、もう少し、一般に知られてほしい劇団だと、強く思います。
満足度★★★★★
歳を取るのは・・・
素敵なことですそうじゃないですか?・・・と中島みゆきさんが歌っていますが、なかなか大変なことですそうじゃないですか・・・。劇中何回も繰り返される、日常を表す動作の数々。そうか、下手すると(?)働いていた日々と同じくらいの老後があるんですね。好きな時に好きなお芝居を見にいけるくらいの体力と財力は持っていたいもんですが・・・。(余裕があったら加筆します)
満足度★★★★★
明日は我が身
10年後くらいの自分の姿を見ているようでした。
本当にどうしようか、そろそろ考えなくては。
傾斜のあるステージ、特に畳の部分では役者がすべらないか心配でしょうがなかったです(私のようなシロウトが心配するまでもなく、何か工夫をしてるんでしょうけど)。
満足度★★★★
”老い”の真実
説明の文章とは違った作品だった。
むしろ”老い”に関しては非常にリアルに描かれていたように思う。
欠陥マンションの傾きがそのまま心の傾きを表しているのだろう。
(演者は大変だ!あんな角度の八百屋は観たことが無い。腿がパンパンではないのだろうか…)
生きていれば誰もが避けられない”老い”
社会との繋がりが無くなるこの厭世的な描写は心底”老い”を憂鬱に感じさせる。
生きることはとてもタフなのだと改めて突き付けられた。
満足度★★★★★
身近な問題
親の気持ち、子供の気持ち、それぞれに共感していました。
同じ空間に上下階を表している舞台は、初めてでしたが、違和感なく観れました。
ゆっくり動いて停止ての表現は、鳥肌がたつくらい素晴らしかった。
満足度★★★★★
ライト感
やっぱりこの劇団は上手い!実にリアルに、どこにでも有りそうな、身近感!身につまされる台詞があちこちに散りばめられる。改めて子供もいつか離れていくものだと、老いたとしても自分の人生、自分で生きていかなくてはならないものだと身につまされた。この劇団の作品としてはコミカルで、笑いを誘う事も多かった。いつものゆっくりと停止の動き、これは何度観ても見事。上下の部屋が同じ場所である事、いくつもに重なっても、そこにある空気の違いが上手く感じられた。あまり重過ぎるものより、これぐらいのライト感があると、疲れずに話にもついていける。このタイプでまたお願いしたい。
満足度★★★★★
孤独死の時代
自分は足早に歩く方なので、携帯に操られているトロイ若者や、歩みの遅い老人はよけて歩く。その際、本当に老人が増えたなと実感する。
満足度★★★★★
生きていくこと
多くの家族が抱える現実。独居老人と最近問題になっているマンションの手抜き建築を絡めた物語である。もっとも殆どが(超)高齢社会における当人とその家族または周囲にいる人々との関わりが中心に描かれる。それを観せる舞台セットと演出手法はこの劇団の特徴。観客(自分)が楽しめるよう工夫されている。
例えば、舞台セットは客席側に向かって前面斜め下に傾けている。当然、欠陥住宅をイメージすることができる。
役者(動き)は、ムーブメントでその瞬間々々を切り取り、日常の暮らしの中や表情を断片的に表現する。その動きは観(魅)せて印象付ける巧みさ。
満足度★★★★★
ユニークな「穴」の存在
独居老人の増加と傾いた集合住宅というタイムリーな社会問題を背景に、老後の生き方や家族関係を描いたものだが、舞台セットがユニークだ。階上と階下が重なって演じられるが、両者をつなぐ「穴」の存在によって見事につながりそれが変化していく様子が面白い。いろんな事情を抱えて微妙な距離感で親子関係を保とうとする家族もユーモラスに演じられていて、劇団の持ち味が十二分に発揮されていました。
満足度★★★★
傾斜のある舞台
開演前から傾斜のある舞台にワクワクさせられます。
親と子の関係を考える機会になります。
子供が幼い時は親が子の成長を心配する。
歳を重ねると、心配は親にシフトする。ように思う。
でも、親は心配して欲しいと思っているのか?
いろいろ考えさせてくれる充実した時間を過ごせました。