満足度★★
切迫感が感じられない
とある映画製作集団のお話。今はインディーズの映画を撮影して、賞を取るのを目指しているわけですね。ぶっちゃけ今は映画製作での収入はないわけです。
もうそんなに余裕はない・・・その悲壮感、必死さが伝わってきませんでした。
あまりに恵まれすぎている気がするのです。事務所を持って。野菜の配達サービスなんか頼んだりしてて。その財源はどこから来るんだろう。
自主映画や演劇をやっているなら、これらの苦しみは身近に見ているハズなのに・・・。
満足度★★★★★
三人の芸術家。そして、自分。
数日経ってもなお、自分の中での感想を整理しきれていないですが、
一つ思ったのは、この一つの劇から三人の生き様が描き出されているということです。
1人目は今回の主役の前嶋さん。映画人の役柄に対する、役者としての情熱のようなものが表れていました。
2人目は主宰の下平さん。これまでの演劇人としての原体験が、セリフの一つひとつにこもっていたように感じました。
もちろん3人目は有島武郎。"生れいづる悩み"を早速読み始めましたが、筆一本で食べていくという彼の覚悟をひしひしと感じます。
といった感じで、その点非常に見応えがあったと感じています。
…「何をしたか」より、「どう生きたか」ということを常に自分に問い続けていきたいですね。
満足度★★★★
物語の面白さ、テンポの緩さ
チラシに「有島武郎に敬意を表して」とあり、彼の作品「生まれ出づる悩み」がこの芝居のベースにあるという。
極論すれば、人間は生まれた時、すでに死ぬことに向かって生きることになる。そう考えれば、なぜ生まれてくるのか、という疑問が生じる。さて主宰で脚本・演出の下平慶祐 氏は「…生き様の問題なのだ…」として、この芝居を作り上げたと、今どき珍しい 手書き 挨拶文を配付している。
さて、この舞台セット...暗幕で囲い、その内側(客席以外の三方)に白い板を横向きにブラインドのように組み込んでいる。その雰囲気は、有島武郎(芝居の主人公)の人生末を思わせるようにも感じた。
満足度★★
淡々としたお芝居でした
少し単調な演技で、淡々としたお芝居でした。有島武郎を知らないと冒頭に言わせてましたが、理解の切り口が最後まで判りませんでした。
満足度★★★
リアルでした
若い世代の等身大の姿が、リアルに描かれた作品でした。リアルが故に物足りなさも感じましたが、息詰まるシーンが多々ありました。文学作品をベースにしているので、途中飽きてしまう人がいるかも・・と感じましたが、役者さん達の演技力もあり、段々惹き込まれました。リアル感たっぷりの重厚な雰囲気の舞台でした。
満足度★★★★
リスカに惑う
‘物足りないほどリアル’な演出。場面転換に工夫がされていて途切れを意識させない。深い感情移入に誘われた。人生は必ずしも一本の光で貫かれている訳ではない、と気付き始める不安やもどかしさが懐かしい。際どいところをハッキリさせる、という通過儀礼を踏むことで訪れる淋しさの暗がりから、人それぞれの真の光の在りかを見きわめていくのだと思った。‘演劇だからこそのリアル’の引き出しもあるはず、覗いてみたくなる。
満足度★★★★★
大好き。
今回のもぷろは最高に面白くって最高だったと思いました!
前作のメモリーアンドメモリー、保健室探偵カネコよりすごく好きだった。ストーリーもキャストも。演技がさらに上手くなっているように見えました!
最初、文学を演劇に…って少し不思議でどーなんだろって思ってたんですけど、その予想とは正反対で面白くて感動的で。ノンフィクションにかなり近いなっておもって。
個人的には前作に続いて竹下さんが可愛かった!真奈美役の!
前嶋さんはかっこ良かったし。演技的には上田さんが上手かったかなって思いました。仕草、間の取り方、滑舌など。さすが役者って思いました!この作品のおかげで演劇がさらに好きになりました!
今度の有島武郎の生まれ出づる悩み借りてみようかな。
興味持った。
お疲れ様でした!3日まで頑張ってください!
calvin頑張ってね。
満足度★★★★
優柔不断
優柔不断な映画監督とその仲間たちのお話。
主人公の優柔不断で我儘っぷりはイライラするものの周りの軽快な台詞回しでとても理解しやすいお話でした。
特に健さんは声も聞き取りやすく間の取り方も良かったですね。
ラストは『ん~』と唸るラストなので星ひとつ減らしちゃいます。
満足度★★★★★
花五つ星
小劇場のみならず表現する者の、位置を正確に見、正当な表現に迄高めた今後、期待すべき才能。前回の試みも、幅を広げる役を果たしているのではないか? シナリオの良さのみならず、演出の手順、役者陣のいずれ劣らぬ自然で示唆に富む表現も実によい。