満足度★★★★
非常に痛い
企業モノに戻っての今作。サラリーマンとしては、観ていて非常に痛い。企業買収、リストラと個人の夢。今まで観た作品より若干ライトな描写を交えつつもその本質は変わらず緊張感が高い。会社と自分との関係に想いを馳せつつ観入ってしまった。
満足度★★★★★
ああサラリーマン
サラリーマンにはすぐそこにある世界。しかしながら本作はそれほどシリアスではなかったように思う。説明にもある通り少し喜劇の要素も取り入れていていて「そうだよなぁ」と妙に納得してしまった。今回は胃が痛くなることもなく見ることができた。
満足度★★★★★
仕事に賭ける男たちの宿命
こんな凄まじい葛藤も最前線で戦っている技術者たちならではないだろうか?どちらが正しいと言うわけではない。単に信念の違いだけで袂を分かつことになる。これが仕事に賭ける男たちの宿命なのだろう。多くの会社員はそれ以前に妥協や迎合を選択してしまう。お前は本当にそれで良いのか。この舞台からはそんな強烈な問いかけが聞こえてきそうだ。強い感銘を受けたが、会社員である私はやっぱり「蔦」を支持せざるを得ない。
満足度★★★★★
ざくろのような
当日チラシに「最後まで肩の力を抜かずに・・・」とありまして、オープニングの大音量(最前列だったから?)で思わず入った肩の力は最後までそのままでした。平日のこんな時間にお芝居観られる人たちにはきっとひと事で、私もそうなので、へー会社と言うところはこんなものなのかととてもおもしろく観劇いたしました。研究を続けるために会社を捨てる野間のような生き方もありだと思いましたが、私にはどこまでもまじめな蔦にも共感できました。何人かが複数の役を演じていましたが蒻崎さんが個性的すぎて、当日チラシの配役をちゃんと見ていなかった私は会話が始まるまで「え?この人誰?野間さんの奥さんのような気はするけど、『あんたらに関わってたら自分もこのざまよ』と言い出す山崎室長?」と悩んでしまったのでした。野間はその奥さんにコップの水をかけられていましたが、その直前に奥さんに渡したのが離婚届だったからですよね?研究のためには奥さんすら邪魔なの?それとも優秀なプログラマーという奥さんを中国に連れて行く訳にはいかないから?そこらへんがいまひとつ分かりませんでした。
満足度★★★★★
会社は、まるで“ざくろの実”のようだ
「人」という1つひとつの小さな実で構成されている。
会社は人で構成されているはずなのに、人を幸福にしないことがあるのだ。
(ついついネタバレボックスにだらだら書いてしまいました)
満足度★★★★★
楽しめました
いつもながらのJACROWの濃厚なドラマですが、今回は原点回帰と銘打っているだけあって、共感しやすい内容で、話にすんなりと入っていけました。当たり前のことですが、どこでも使える技術や能力のある人は嫌な組織に縛られる必要はないので。
満足度★★★★★
面白い!
面白かった!サラリーマンの悲哀をストレートに描いたドラマ。いつもの、「息がつまるような濃密な空間」とは少しだけ違ったけど、幕が開いてから終演まで無駄がない演出(展開)で、寝不足状態なのにウトウトすることなく観入ってしまう臨場感。蒻さんの存在感もさすがだ。1時間40分がアッという間に終わってしまった。
満足度★★★★★
企業とは、人とは
重厚な人間ドラマを魅せてくれた素晴らしい舞台でした。、凋落した大企業の研究部が中心の舞台で、研究部の面々や周辺の人物が実に良く描かれている。まず、脚本がとても面白い。
登場人物それぞれの立場や考え方があり、細かい所作にもその人物、一人一人の性格や情緒が良く分かりました。
公演中なので、以下ネタバレで。
満足度★★★★★
続編期待!
とりわけ技術系サラリーマンには近すぎる位の芝居だったのではないでしょうか。細かいところはさておき、NHKの技術者の海外流出のドラマの舞台版のようで臨場感に溢れていたと思う。
ただ、私としては、本当観たいのはその後どうなるのかである。
中村氏の独自観点からの続編大いに期待します。
アジアの中では圧倒的にノーベル賞受賞者が多い日本、自分の主張だけを正当化し何でもありの金儲け主義の成り上がり某国に魂は売らないで欲しいと切に願う。彼らは、日本人の技術を吸収すれば必ず日本人を切り捨てる。そういう国だ。
満足度★★★★★
ざくろは人肉の味?
今作に描かれたような状況の本質を敷衍してみた。すると”ざくろのよう”なのは、ここに描かれた一企業の事例にとどまらず、我らの国民性一般に関わる問題に見えてきた。(追記後送)
満足度★★★★
いろんな見方が
あ、ここで幕なのか、と ちょっと残念。
様々な人物の中でも 一番共感できたのは 野間。
彼のした選択は 裏切りという言い方もできるが
私は あの選択に ほっとした。
満足度★★★★★
凄ぇ!
個人的な事情として,夜勤明け,仮眠も2時間程度,昼過ぎまで仕事して15時からの回に臨んだが,体調不良は否定できない,開演前から睡魔の空爆が始まった。そんな状況であるのに・・・芝居が始まったら,もう物語に引き込まれ,睡魔などぶっ飛んでしまった。凄ぇ芝居を観た。さすがはJACROW,前作もそうだったけど,「石榴」ですね。どちらにも生き方に「正しさ」はある。否定はできない。自分ならどう生きるのだろうか。それにしても,この芝居の説明文。ストーリーの説明をしないで,その芝居を説明しきっている。素晴らし良い。
満足度★★★★★
ざくろは。。。
企業買収、親会社の統合戦略、買収された企業社員の恐怖感、疑念、リストラ、出るか残るか、プロモーション。まるで、テレビドラマを見るかのようなストーリーの流れでした。しかし、威圧感は凄い。明日は我が身かも。という自己投影からか。確かに肩に力が入る1時間45分でした。
見かけは普通だけどその中身はグジュグジュしたザクロは。。。。
満足度★★★★★
無題1620(15-309)
20:00の回(曇)
19:15受付(整理券有)、19:30開場。
オフィスらしい舞台、中央に長テーブル(6人掛け)、上手にデスク。下手にはコーヒーなどが(セルフ)用意されていて、よりセキュリティレベルが高い部屋に通じるドア、ロッカー。正面奥、本棚、ソファセット。
黒い床、白い柱が縦横に、細く赤いラインが目を引きます。JACROW7作目。
19:55前説(アナウンス、105分)
客入れ中BGMなし、20:00開演~21:40終演。
「資本&欲望」同士の対立は、通例、より大きいものが勝つ、理念などは関係ない、そういうことですね。