OZ♀4♂3 公演情報 OZ♀4♂3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    遅くなってすみません
    靴チームを観ました。感想、ブログに書きました。http://s.ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12079488984.html

  • 満足度★★★★

    [靴チーム]
    「オズの魔法使い」の13年前を描いたエピソード0、元ネタを知っていると頬が緩みっ放しの前半と終盤の感動との対比が鮮やか。
    前半は元ネタの「三人のお伴(?)」にあたる役の設定が名前も含めて特に見事で、それぞれのパートナーと共通の色使いをしている衣装もイイ。
    そしてクライマックスでは宰相グリンダと王妃ロシーヌの友情がクローズアップされて感動(そう言えばロシーヌと“もう1人”の名前にも仕掛けが…)。
    そんなこんなで「歴史上の事実が語り継がれているうちに変わっていってできたお伽噺」の元となった史実のような物語を堪能すると共に発想に感服。
    また、一部が可動式でトランスフォームする装置も効果的。

    ネタバレBOX

    それにしても原典の主要キャラクターであるライオン、カカシ、ブリキ男を人間として出し、彼等が勇気、脳、心を失ったのは何故かも語るという発想はイイなぁ。
  • 満足度★★★★★

    予想もできない
    出来の良さでした。セットも効果も素晴らしく、
    続編さえ見てみたくなりました。
    ありがとうございました。

  • 満足度★★★★★

    ウイキッドとは違う前日譚
    靴チーム観劇。オズの魔法使いの前日譚を新しい解釈で描いた舞台で、正直童話的では無く、権謀術数の渦巻く人間ドラマ。名前等からある程度推察できるが、これを有りかと思わせられる見事な脚本。
    特にグリンダ、ロシーヌ、オズの関係性とそれぞれの思想には説得力がある。後の魔女達や後のカカシ、きこり、ライオンになる前の将軍達もなるほどとなるつながり。トトやニュベロスという名前にもニヤリとさせられる。

    2時間の舞台だが、長さを感じさせられない程、惹き込まれた。
    魅力的な役者さんが多かったが、中でもグリンダ役の川添美和さん、ロシーヌ役の小宮凜子さんの演技は突出しており素晴らしかった。

  • 満足度★★★

    オズファンとしては・・・
    少女期、オズの魔法使いが大好きで、シリーズ読みまくった私。この舞台観てなんだか悲しくなってしまった。御伽噺や童話に見えない毒があることは分かる歳になってしまったけれど、あまりにも人の醜さや小狡さが見えすぎる。もっとファンタジックな衣装のキャラが時々毒を吐く・・・そんな造りの方がまだ許せる。
    ドロシーが普通の女の子だったから、この話は素敵だったのに・・・読みながら自分もオズの国にいく夢が見れたのに・・・とこの舞台を観てしまったことを悔やんだ。作品としては悪くは無いだろう。が、ファンとしては、オズの国を夢見た少女の(まだ私の中に残っていたもの)心は傷つけられた気がする。

  • 満足度★★★★★

    初めて
    チームジャックちゃん~の団体さんは初めてでしたが、お話内容が皆が知っているOZとあって足を運びました。
    しかしファンタジーを想像してたけど良い意味で裏切られ、ドロドロしてたり騙し合いや駆け引きありと、あっという間の2時間。完全に引き込まれました(笑)
    ラストの方はまさかのOZで泣かされるという(^ω^;)
    あと、衣装もセットも素敵でした。
    靴チームのみの観劇でしたが、逆班も観たかったな。。

    予定外でしたが、勢いでDVD申し込みしちゃいました(笑)

  • 満足度★★★★★

    靴チームを拝見
     タイトルに織り込まれている通り、今作は“チームジャックちゃん”が読み込んだ「オズの魔法使い」である。作家と同じようにオズの魔法使いを読んだ子供時代、多くの読者が、ドロシーは何故ライオン、ブリキマン、案山子らと出掛けて行かなければならないのか? そもそも、彼らがドロシーについて行かなければならない必然性は、何処にあるのか? 南の魔女とドロシーの因縁は? オズの魔法使い自身殆ど登場しないのはなぜか? 等々は言葉としては表現できなくとも思ったのではないだろうか? 今作は、その辺りを作家の想像力で組み立てていった、と考えられる。

    ネタバレBOX

     
     先ず、このシナリオがしっかりしている点を評価したい。舞台装置も中央に設えられた階段部分が真ん中から左右に開くように作られ、余分な場面転換をせずに場転ができるように工夫されており、劇の進行に非常に有効に働いている。役者の演技も良い。Wキャストで演じられているのだが今回、自分は靴チームを拝見した。演出も自然な流れを作り出し齟齬を感じさせない良い出来である。
     シナリオの内容は、ファンタジーレベルをより深く掘り下げ、人間的で深い各々の人物を造形しており、而もノブレスオブリージュという社会性をも取り込んでいるから、個々の思惑と為すべきことの間にあるギャップが、ドラマを必然的に生み出す構造を具えている。単なるファンタジーの解説に終わらぬ深みを具えているのはそのせいである。上演中故、余り詳しい内容は省くがお勧めの舞台である。
  • 満足度★★★★

    [靴チーム]
    川添美和さん、小宮凜子さん目当てで行ったけど、大満足の熱演でした。美和さんなどは本当に勝気なキャラが良く似合います!!
    このモチーフにこのタイトルだから、緩めのものを想像していたらガッツリおなか一杯でもう動けません。
    松倉彩夏さんの存在感も◎

  • 満足度★★★★★

    ドロシー旅立まで 【道チーム】
    「オズの魔法使い」という有名な童話...ドロシーが旅立つ13年前に遡る物語である。
    大胆な発想と豊かな感受性で紡ぎだす、ファンタジーの世界観は観応えがあった。しかし、そのファンタジーという語感からイメージする浮揚感とは大きく違い、どちらかと言えば重厚な人間ドラマのようであった。
    また舞台美術が素晴らしく、この物語をわかり易く観せる最大の効果を発揮していたと思う。
    上演時間2時間15分(途中休憩なし)。



    ネタバレBOX

    舞台セットは、中央に2階相当の高さまで2並行(繋ぎ)の階段があり、場面によってそれが斜め左右に開く。舞台中央にも出入り口があり、2階部・1階部から役者が出入りする。さらに中央客席側にも舞台の一部を張り出(盆のよう)させ、占い(祈祷)祭壇をイメージさせる。スモークなど幻術・幻想場面の演出を魅せる。

    さて、「オズの魔法使い」原話は、アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトトと共に不思議な「オズの国」へと飛ばされてしまう。途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都」にいるという大魔法使いの「オズ」に会いに行く。

    それに先立つ話であり、原話にどう結びつけるか、その物語の構成とそれをしっかり印象付ける演出は見事。さらには、それを体現する役者の演技力も感情移入してしまうほどである。物語の展開はそれほど難しくないが、当日パンフは見開きオールカラーで、人物相関図もあるので、上演前に観ておくのもよいだろう。そして本作でオズは、東の国エメラルドの宰相、同じく宰相(のち南の魔女)、そして東の国の王妃の3人を中心に物語はエメラルド国における権力闘争というファンタジーとはかけ離れた人間臭いドラマになっている。しかしその演出・雰囲気は夢...そのギャップも面白い。

    この団体「チームジャックちゃん」は、多くの人に親しまれてきた童話をベースに大胆な構想と演出で「誰もが知っている物語の見たこともない姿」を描き出す、ことを目指しているという。本公演は本当に原話と連動してループしている、そんな楽しめる作品になっている。

    その描く本質は、壮大なロマン(政治的思惑)の中に、しっかり人間の本質を描き込んでいる。それは綺麗事だけではなく、嫉妬・裏切・羨望などの醜悪な面も見える。それでもその根底にあるのは人間愛である。その結晶として生まれたのがドロシー...彼女の冒険の旅の始まりは、この公演・団体の飛躍の始まりでもあろう。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    次作はなにを・・・、とても楽しみ。
    〔道チーム〕を観劇。

    「ドロシーが旅立つ13年前の物語り」、う~ん、とても面白かった。

    メインのストーリー、そして登場人物それぞれのドラマ、とても魅力的に描かれていた。

    “「誰もが知っている物語の見たことない姿」を描き出す。”という、
    “チームジャックちゃん”、次作はなにを・・・、とても楽しみ。


    ネタバレBOX

    “ロシーヌ”(里仲景)が妊った子を堕胎するか、出産するかを巡っての、“グリンダ”(大森さつき)と“ロシーヌ”のシーンが、印象に残った。

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