独りぼっちのブルース・レッドフィールド 公演情報 独りぼっちのブルース・レッドフィールド」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
41-50件 / 50件中
  • 満足度★★★★★

    全てが絶妙
    タイトルも絶妙なら、フライヤーと予告編に出しているキャラクターやあらすじの「露出加減」も絶妙。キャスティングも素晴らしく、特に渡辺徹さんと沖野晃司さん、それに古舘佑太郞さんはわたしの目を釘付けにさせてくれた。

    シンプルで美しい物語にいろんな枝葉をつけてはいるが、主軸たる物語はけしてぶれず、またその枝葉が絶妙であるし物語の邪魔をしていない。
    多少の強引さはPMC野郎のカラーだと感じているし楽しめばいいと思っている。言葉(セリフ)のテンポや抑揚などの演出が心地よく、大変気持ちよく観られる。

    マイナス点を述べるとしたら、
    登場人物が多くお一人の役者さんが何役かこなされていることがあるため、
    やや混乱するかもしれない、ということくらいだろうか。
    それくらい、マイナス点が少ない印象。

    「明日誰かに話したくなる復讐劇」のコピーに偽りなし。
    こりっちでは予約できなくなっていた千穐楽、今なら予約ができる。予約可の状態になっている今のうちに予約をおすすめする。

    ポップンさんの公演では毎回のことだが
    主題歌もよく、iTunesで購入ができたりするとファンとしては嬉しい。

    以下、ネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    パンフレットで吹原さんが書かれている通り、「西部劇」×「復讐」×「記憶」という組み合わせがまず絶妙。よくぞここに辿り着かれたな、というくらいの快作。
    復讐の連鎖を終える一撃、憎しみの感情を忘れる選択をした一瞬。
    忘れたい記憶が無い人間など一握りだろう、忘れたい記憶があっても、それでも記憶と共に生きていく現実を見つめ直すような作品。

    タイトル「独りぼっちのブルース・レッドフィールド」はまさにその通りなのであるが、劇中彼がまったくの独りになるのはごく一部で、最期は(長きにわたり孤独であったとしても)自分を慕う人物に囲まれて「悪くない、悪くない」と孤独でないことを喜ぶ姿が描かれる。渡辺徹さんのたしかな演技力がブルースの弱り切った最期を表現していることに感激しながら、吹原さんの愛について心を震わせる物語の最後。

    感動、という2文字には違和感があっても、「心を振り動かされる」という表現であれば多くの賛同が得られるのではないだろうか。
    2時間弱(開演前の寸劇も含めればもう少し長い)でめいいっぱい心を揺さぶられる観劇ができたことに感謝。
  • 満足度★★★★

    完成度高し
     ブルースはガンマン。近くで銃声を聞くと25年前に逆戻りしてしまい、以降の記憶が一切なくなる記憶障害を持っている。彼の前職は、ネイティブアメリカン狩りである。が、25年前、弟が町でならず者たちといざこざを起こし、為に一家は襲われてブルース以外の全員が殺された。彼は復讐を誓った。然し、彼は銃声を聞くと25年前に戻ってしまうのだ。一発で仕留めなければならない。(追記後送)
     

    ネタバレBOX

     いつもながら、所々に仕掛けられた飛躍の見事さと歴史的事実とその歴史に翻弄された者たちの悲しみ、苦しみをキチンと錘として用いて物語を普遍的な高みに導く辺りは流石である。
     また、回り舞台と箱を用いて出捌けをスムースにし、スピード感を維持、途切れ目のない舞台作りをしている点でも、この劇団のサービス精神が遺憾なく発揮されている。どんでん返しの見事さ、ラストの哲学の深さも、役者陣の出来も上々。
  • 満足度★★★★★

    本物だ
    PMCさん、元々面白いし、いろんなアイディア満載でとても楽しい劇団さんでしたが、今作はキャスティング含めて本格的な作品で、見応え十分でした。

    前作より、二段も三段も成長しています。

    主役の渡辺徹さんはじめ、客演陣の皆さんも劇団員の皆さんも素晴らしく、客入れから退場までの劇団のホスピタリティも良く、大満足です。

    期待を裏切らない良作でした!

    ネタバレBOX

    普通に考えればありえない、サボテンや、サソリや、ナップザックなども
    途中で感覚が無くなるほどはまってしまい、どうでも良くなりました。。。

    プレゼント一杯の最前列で満喫でした!
  • 満足度★★★★★

    単純な勧善懲悪ではない深さ
    今回は(「今回も」か)ふざけ過ぎなのでは、お気楽すぎないか、と感じてたところ、どんでんがえしが! 倍返しとか仇討ちとかが叫ばれている今日この頃の中で、主人公と先住民の最後のやりとりには深い意味があったと思います。

    せっかく渡辺徹が出演したのだから、親子競演見たかったなあ。いつか是非!

  • 満足度★★★★★

    みました
    初日に鑑賞しました。
    復讐劇ということと赤と青のはっきりしたポスターから、良い人と悪い人が戦うなんかかっこいいお話なんだろうなあと想像していましたが、そんな単純ではなく、観終わった後は夕暮れの色味を感じるお話でした。

    PMC野郎さんのお話は、1本大きな筋にヒネりが効いて、そこにわけの分からないシュールなネタをこれでもかと詰め込み、一本で盛りだくさんのものを観たなという気持ちになります。
    物語と関係ないネタや脇役の話も盛り込みつつも、本筋が迷うことはなく脚本も俳優さんもバランス感覚があり上手いです。
    主題と他に盛られたメッセージもわざとらしくなく、でも確実に見せてくれます。
    今回の話のヒネり部分は、舞台だからこそ出来る仕掛けもあり、なんかもう色々うまくてすごいなあとおもいました。

    キャラクターもまた個性的で、今回特に無機物キャラが生き生きと活躍していました。ただ登場人物が多かったので、名前があっても印象がちょっと薄いキャラクターがいたのが気になりました。
    今まで拝見した作品では、活躍量なりアクの強さなりで全部のキャラクターを強烈に推され惚れさせられたので、それに慣れてしまっているとおしが物足りないかも。改めて考えると十分みんな個性強いんですけど。

    渡辺徹さんは優しい中年男性のレッドフィールドにぴったりで、まさに物語の軸として動かれてました。あとあの格好にどん引きしました好感度がものすごく上がりました。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★★

    観てきました
    良かったです゚+(艸゚Д°)シュテキッ★
    R18の回なので、ブラつけたりOバックだったり裸だったり…笑いどころ満載なんですが、何故か泣かされてしまうという
    感動!!。・゚・(ノД`)・゚・。

    音楽がすごくいい感じで盛り上げてくるんですよ(๑✪∀✪ノノ゙✧パチパチ
    渡辺徹さんと沖野晃司さんのシンクロ具合に「あぁ~~」と一緒に叫びたくなりますね(〃▽〃)

  • 満足度★★★★

    PMC野郎観劇の作法を間違えてしまった!!
    通常回を観たらすぐに☆5つ入れますが、
    今回の観劇では自分の「しまったなー!」感が
    強かったので☆4つとさせていただきますm(_ _)m


    PMC野郎の各公演でいつも気になってたR-18ステージ、
    とうとう初観劇!

    なのはいいんですが、スケジュールの関係で
    普通回より先にR-18ステージを観てしまいました。


    その名の通りR-18、超豪華な下ネタ満載回、
    そのパワーに押されて
    普段のPMC野郎のシュール&ブラックな面白さが
    いまいち自分に伝わってきませんでした。

    ※ 多分本公演では本回が初のR-18ステージでしょうか。
      ゲストキャストの皆さんもこらえきれない(ノ∀`●)、
      という様子がちらほら(ちょっと照れてたり)。


    R-18ステージ、自分のイメージだと
    ジャッキーチェン映画(プロジェクトAとか)で、
    終わった後に「NG集」を流す、
    アレに近いものかと思いました。


    普通回に対して、
    「ここでこんな下ネタ入れたら演者陣耐えられるかな?」
    みたいな、観客だけでなく演者陣自体の
    リアクションまで楽しむ、という感じかと。


    なので、普通回→R-18ステージ、の順で観れば
    「まさかのあの人がこんな事を!!!」と
    大喜びなんですが、先に観ちゃうと
    普通に入れてくる笑いを食っちゃうので
    初観劇だと物語の吸引力が落ちてしまう
    (ストーリー自体にのりにくくなる)。

    はっきりいって自分のミスでしたわ・・・


    しかし、
    「観劇順間違ったわ…このまま(自分だけ置いて行かれて)
    物語はしっとり終わるんかな」と思わせておいて、

    当代随一の名脚本家「吹原幸太」は伊達じゃない!

    えっ!!というタイミングからまさかまさかで
    R-18ステージでありながら、最後の最後には物語性が勝つ、
    というなんとも素敵な舞台になりました。


    次に観る普通回がとても楽しみ、
    また、今後は絶対に普通回→R-18ステージの順で観よう( ´ー`)
    そうすればきっと二度観との相乗効果でめちゃくちゃ楽しめるはず。
    (R-18ステージは女子向けという訳ではなく、
    普通に男性もネタで笑えるステージでした)

    ネタバレBOX

    表感想にも書いたのですが、
    R-18ステージのPMC野郎メンバーのみでなく、
    まさかのイケメンゲストキャストや
    御大渡辺徹さんまで交えての下ネタの数々に、
    そっちの方で笑わせられてしまって、

    いつものシュール&ブラックなネタをつい飛ばしてしまった感じです。


    で、インディアンの男と「この復讐が終わったらどうするか」なんて
    レッドフィールドが話しながらの最後の復讐、
    「このままいい話的に終わってしまうんかな、
    まずは普通回でこの物語観たかったなー」と
    残念な気持ちを抱えていた所での、

    レッドフィールド「若すぎる!!」
    そして、そんなレッドフィールドを無視して復讐を果たすインディアン。

    そして、死んだはずの旧友の出現、
    そして始まりでの「インディアンの子供を殺せ!」という暗転、
    毎回レッドフィールドの記憶がビッグウィスキーマウンテン(?)から
    始まる理由、

    まさかまさかの超展開。


    いやあ、(110分と聞いていたのもあり)
    ここまで来て物語がこんなに大きく動くなんて思いませんでした。


    そして「本当の」復讐の為に10年を費やして
    インディアン兄妹の元へ現れるレッドフィールド、

    ※ ただ、ラストはちょっと想像ついてたんですよね
      インディアンの人の演技に熱が入れば入るほど
      「この人をこのまま殺せるレッドフィールド、
      いや、PMC野郎な訳がない」って


    ツイッターに感想投稿しながら
    「独りぼっちのブルース・レッドフィールド」と打っていて

    あ、まさに(自分で自分の家族を殺して)
    「独りぼっち」になった、ブルース・レッドフィールド、
    だったんだなあ、と。


    しかし晩年を過ごす老いたレッドフィールドの元へ
    かつての仲間が集まって、
    そして最後に娘が探していたイヤリングを見つけてやって、

    やっぱりPMC野郎は温かい終わりが似合いますね。


    PS.若かりし頃のブルースレッドフィールドが
      家族をどんどん殺害していきますが、
      娘と母親は2人でしたよね、
      あの時2発撃ってないかしら(??)

    PS2.R-18とはいえ、超有名ゲストキャスト達に色々下ネタさせたり
      (ズンさんやら萩野さんやら)、
      プレゼント写真が何故か沖野さんの乳首イラッてる写真だったりと
      PMC野郎はやっぱりひと味違うなあ( ´ー`)
      イケメンにやらせていい限界を超えている
  • 見てきた。
    PMC野郎を初観劇して参りました。いや、本編が始まる前にすでに笑わせてもらいました!短編劇があまりに全力で、あっという間に引き込まれてしまいました!本編の方も良い意味で無茶苦茶です。もうなんだかよく分からないけどコメディが見たいって言う人は是非足を運んでみて下さい!

  • 満足度★★★★

    控えめ?
    笑いました!開演前の寸劇(かなりクオリティ高し!)から爆笑の渦!!本編も声上げて笑ってしまいましたが・・・終わってみれば、どうも“おとなしい”気がしてならない。ストーリーはポップンの持ち味を充分に持っていると思われますが、演出が控えめな気がしてならない。渡辺徹さんのファンの方への配慮なのか?客演が多いためか?なんだかわからないけど、もう少し突っ込んだものが欲しいと切に思います。ビックネーム無しでの再演を期待したいと思います。ちなみに相変わらず“キャラもの”はイケテます!が、こちらももっとエグサがあっても良いんじゃないかと・・・。

  • 満足度★★★★★

    開演前の寸劇からオススメ
    先ず、運営が手厚いのが入ってすぐに分かって嬉しかった。
    また個人的に凄く感謝!な対応が。
    ありがとうございました!
    粋に感じて思わず物販で予定外にお金使ってしまいましたよ。!


    問答無用で開場と同時に入る事をオススメします。
    「寸劇」があります。
    この寸劇もちょっと伏線なんじゃないかと自分は思いましたヽ('ー`)ノ
    プロデューサーの登紀子さんから「これ、このまま本編がはじまってしまいます~」というアナウンス含めてPMC野郎だなぁって。
    あれを聞くと安心します(笑)


    確かにネタバレしにくーいヽ('ー`)ノ
    極力ネタバレは避けますが。。




    実はかなり救いがなく、全く感動する様な話ではない気がする。
    けれど、確かに自分は感動をしていました。
    分かりやすい感情だけが感動ではないですよね。


    これくらいはいいかな?
    何気に馬のいちいち仕草が良かった。
    人間外のキャラクターの多彩さといったら。!
    相変わらず油断するとその役を誰がやってるか分からなくなる程の化けっぷりですがヽ('ー`)ノ

    描かれなかった部分、どうしてああなったのかは知りたかった、観たかった。
    実はお客の想像力では繋がりにくい部分ではある気がします。

    また各キャラクター勿論濃いのだけれど、もっと色濃くても良かった気もします。
    本当に充実したキャストだと思うので。
    あんまり役者を個別に観ない自分がそれぞれの方に注目出来るレベルなので。。!

    ネタバレBOX

    ナップザックとか大評判!
    三人兄弟の兄弟愛はベタな流れだけれど好きでした。

    主人公を最初に何故生かしていたのか、そこが繋がりにくいですよね。

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