満足度★★★★★
最終日に当日券で・・
病院終わってから目の前の電車に乗ったら間に合うことに気づいてしまい・・(苦笑
6000円払ったけど、ブルックはやっぱり良いなぁ・・インテリではない自分にも(苦笑
自分に自信がなくなる…
全く何を語り掛けられているのか、或いは、何を表現しているのか理解できなかった。
集中力を拒絶され、眠りの谷との共存になってしまった。
「脳の神秘」をたどる云々とあるが、どこにそれがあったのか???
共感覚とは何なのか?
取材した作者は了解のうえで書いているのだろうが、劇場にサラの状態で来ている私には皆目何も(全く何も!)得られなかった。
記憶を捨てられない苦悩だけがドラマらしくはあったが…。
「さすが!ブルック」という終演後の拍手に、劣等感を抱いてしまった。
解ってないのは自分だけなのだろうか???
満足度★
ピーターブルック初体験。で、これっすか・・・
初日以降、明確な意思を持った酷評とぬるい賞賛ばかりが目に入ってきてたんで覚悟はしてたものの、その覚悟のさらに下を行くつまらなさ、どーでもよさ。
「生ける伝説」ってことになってるらしいピーター・ブルック、観るのはこれが初めて。
若いころにはとんでもない「最先端」だったんだろうなーってのはなんとなくわかったけど、少なくとも今日の舞台はその手クセをなんも現代の演劇としてアップデートしないで作られたもんなんだろうなーって印象がどうしても。
あの程度の(「見立て」ですらない)演出、野田秀樹とかの芝居を観てる人間だったら新鮮味もないだろうに。
「脳」をテーマにしたってことだけど、こんな程度の話、養老先生や鷲田清一先生、アハモジャ茂木センセーの本をブックオフあたりで買って読んでた方がよっぽど面白いし、よっぽど詩的な世界に満ちてると思う。
せめて字幕見ないでもセリフを理解できるくらいの英語力があれば、「すごい」役者3人の演技を楽しむだけでも5500円分の元は取れた、のかもなあ・・・感はアリ。
満足度★★★★
完成された世界なれど
「何もない空間」のピーター・ブルックだけあって、簡素な空間を観客の想像力によって充たす演出は、さすがと思う部分があった。
観客を巻き込み、舞台全体、劇場全体を演出する力もさすがと思った。
全体的に、何の落ち度もなく完成度の高い世界なのだが、
その完成された世界というものに私はあまり興味が持てなかった。
去年、『ザ・スーツ 』という作品も観たが、まったく同じ印象。
土取利行さんの音楽が良かった。
満足度★★★★
平易で深い
もっと難解なものを覚悟して観にいったのですが
英語にしても、語られることにしても
とてもわかりやすかったです。
その上で、五感とか記憶とか判断とかに縛られない、
想い感じることの重なりや深遠が
人の根源にあるもとして、ある種の感慨と共に残りました。
満足度★★★
普通に面白かった
英語も聴き取り易く分かりやすいし、面白い内容だし、生演奏も良かったし、満足でした。
特に間の取り方が、日本人と違う。
音楽のグルーヴと一緒かな。
満足度★★★
「六根」は「空」である 「五蘊」は「空」である
『驚愕の谷』の先には、「般若心経」が見えた。
しかし、「王様は裸」になってしまうかも……は、さすがに言い過ぎか…。
満足度★
はじめての失望
どうなのだろう。これまでピーター・ブルックの作品はたとえ劇評家が寝ていても、とりあえず見られた。それは見るべきものがあったからだが、今回は眠くなった。芝居の系統としては人間の精神世界の闇をテーマとした「THE MAN WHO」に近いものがある。この作品もすんなりとは入って行けない作品だったが、今回の芝居は入りにくいというよりも入るだけの奥行きを用意していないという感じだった。やたらに時間をとった客いじりをしていたが、それがさして意味のあるものにも思えなかった。ここで大きな疑問を持ったのだが、これは果たしてピーター・ブルックの作品なのだろうか。ピーター・ブルック的ではあるが、決定的に何かが違うような気がする。ひとつだけはっきりと言えるのはこの芝居には以前のピーター・ブルックの作品のような驚きはない。ピーター・ブルック的なものはあったが、そういったスタイルは皮肉にも彼の著書にある退廃演劇に近しいような気がした。それにしても良くないと思ったなら拍手をしなければいいのに戸惑いながら3回もカーテンコールをする日本人はとんでもないお人好しだ。