満足度★★★★
完成された世界なれど「何もない空間」のピーター・ブルックだけあって、簡素な空間を観客の想像力によって充たす演出は、さすがと思う部分があった。観客を巻き込み、舞台全体、劇場全体を演出する力もさすがと思った。全体的に、何の落ち度もなく完成度の高い世界なのだが、その完成された世界というものに私はあまり興味が持てなかった。去年、『ザ・スーツ 』という作品も観たが、まったく同じ印象。土取利行さんの音楽が良かった。
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2014/11/06 18:50
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