バルカンのスパイ 公演情報 バルカンのスパイ」の観たい!クチコミ一覧

期待度の平均 4.2
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  • 期待度♪♪♪♪

    演劇交流プロジェクト
    っ、て良い響きですね♪そういった観点も含め、期待大です。

    若い世代にとって、海外の作品にガッツリ触れる機会って実はそんなに無いような…(しかも東欧となると尚更!)重厚な良作に巡り合える予感。

  • 期待度♪♪♪♪♪

    日本・セルビア演劇交流!
    フライヤーを見たとたんから俄然興味が涌いています。裏には原作のコバチェビッチ氏のコメントもあり、写真を拝見すると歳相応のお顔が!映画「アンダーグラウンド」は学生だった私には衝撃の映画でした。セルビア(セルビア・モンテネグロ)という国を初めて意識した記憶があります。今回交流プロジェクトということで日本でこの舞台を演じるとのことでとても興味深いです。

  • 崩壊の足音が、這い寄ってくる時代

    スパイは、何者なのだろう。

    1980年代前半のユーゴスラビア。チトーの死後、台頭してくる民族主義と行き詰まる経済。
    連邦を構成する共和国や自治州たちは、各々が独立さえも可能なほどの強い権限を持ち、互いを牽制し合っていた時代。
    それでも、チトーの目指した「兄弟愛と統一」の理想のもと、84年のサラエボ五輪を開こうと、西側とも東側とも友好な関係を持ちえた時代。
    言い換えれば、スパイの正体は何物でもあり得る。
    過激な民族主義者の一派かもしれないし、民主化・自由経済化を求める活動家もしれない。どこかの分離独立派かもしれないし、西や東の諜報員の可能性もある。
    この後10年もたたずに、さらなる悲劇が訪れることを知っているだけに、スパイの正体が、とっても気になります。

    あとは、この時代の東欧の文化や生活感も見ることが出来たら、うれしいです。

  • 期待度♪♪♪♪♪

    広告/メディアと戦争

     Fox等に代表されるマードック傘下のイエロージャーナリズムが、イラク戦争、アフガにスタン戦争で果たした役割を見れば納得がゆくであろう。この取材ではインベッドと呼ばれる手法が用いられ、米軍車両に乗り込まされた「ジャーナリスト」と呼ばれる宣伝屋が、米軍の活躍をカッコ良く伝えるシーンばかりが流された。それは、恰も映画の1シーンのようであった。女性、子供、老人等が、無残に殺され虐殺の対象となっている事実は、伏せられたのである。無論、これは、インベッドの取材規定に予め盛り込まれていたことだ。
     セルビアと敵対したボスニア・ヘルツェゴビナの民族紛争は、1990年代に起きた。一般的にはボスニア紛争と呼ばれる。90年代に入って、旧ユーゴスラビアが分裂したのには、カリスマ指導者であったチトーが1980年5月に亡くなって以来、チトーの巧みな政治的手腕の下に辛うじて抑えられてきたバランサーとしての自由が、他民族各々の民族主義、分裂主義、偏狭な排外主義を助長するものとなって、紛争の火種になっていたこと。更に1989年、東欧革命が起こって、ヨーロッパの支配地図が大きく変化したことにも刺激を受けたと考えられる。このような状況下、セルビアは米軍を中心とするNATO軍から攻撃を受けるに至った。背景にあったのは、アメリカの大手PR企業、ルーダー・フィン社の広告戦略であった。ミロシェビッチが、戦争犯罪人扱いされたのは、この広報活動による所が大きい。ルーダー・フィンに仕事を依頼したのは、ボスニア・ヘルツェゴビナの外務大臣であったシライジッチである。後手に回ったとはいえ、セルビアサイドでも情報戦略の重要性が認識されていたであろうことは、想像に難くない。

  • 期待度♪♪♪

    映画「アンダーグラウンド」脚本家の戯曲
    ア・ラ・プラスの杉山剛志さんとチェヘミさんが関わっている舞台。

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