満足度★★★★
よかったです
この劇団を最初に観た時も短編集でした。長編の作品ではこれはちょっと、と思わせるものもありましたが、このフォーマットだとスッキリとキレがよく、中だるみせずに楽しめました。
満足度★★★★
いい短編集でした。
詳しくは後ほどに。
面白かったです。
12/21追記。
「引越しの日」という同じテーマでのそれぞれ独立した3作品。
1本目の男がちょっとイヤな奴になりすぎたかな、とか
2本目は少し特殊なところもあって、もっと面白くなれたかなとも感じましたが、
3本目の三姉妹はバランスとれてていい配役だったと思います。
よく言えば余韻を残す、逆で言うとハッキリ描かない終わり方は
好みが分かれるところかもしれませんが、
3作品ともいい会話劇で、自分はどれも好きでした。
ちょっとダンボール乱雑すぎだったかもしれませんね(笑)
RAFTは初めてでしたが、構造上仕方ないとはいえ
遅れてきたお客さんが入って来るときに扉がガラガラッと大きく開くのは
演ってて気になるだろうなあ、とちょっと気の毒に感じました。
満足度★★★★★
詩的・知的作品群
ヒトは、その実存に於いて必ず宙吊りである。過去と未来の間に、あちらとそちらの間に、そして彼らとあなた達の間に。この日常の陥穽のような状態こそが、実存の裸形に近い。だから、ヒトは、通常それを見て、見ぬふりをしている。
同じテーマなのに、いろんな話。
「引っ越し」を題材とした、短篇集三本立て。
引っ越しがテーマなので、舞台の後側半分近くは段ボール箱で埋まっている。
ただそれだけのことなのに、何だか面白い、わくわくする。
引っ越し前の高揚感を疑似体験しているのかしら。
狭い会場ながら、超満員。すごい。
第一話「東京タワーと傷口」
確かに、男も女も見ていてイラつく。別れて正解。
一緒にいても互いに益はない。
実は、当日パンフレットをよく読まないままの観劇開始だった。
赤い服の女性が何者なのか?後からパンフレットを見ての答え合わせとなったが、題名見て「あの台詞たちはこういうことか」と納得。
日常を演ずる芝居でも、「舞台の髪型」ってあると思う。前髪邪魔なら一緒に纏めれば良いのに。あの触角を頻繁に触るの、無意識なのかな?私はすごく気になる。
第二話「標本箱と嘘」
冒頭のやりとりからは、こんな方向に話が転がっていくとは思わなかった。
ある人にとっては、貴重な資料。また別のある人にとっては虫の死骸。(私は後者)
妹が何でいきなり踊り出したのか分からず、そのまま終わってしまった。だが、怖い話だからこそ、分からないことでより怖さが増したように感じる。
第三話「ジャムと筆跡」
三女が母の死に関わっているのはすぐに予想できたが、実際は自分の予想とは違った。
でもあの関わりなら、「赤信号で飛び出した」というエピソードはいらないのでは。
三話とも、まだ話が続くかな?というところで終幕する。
だが、それが良い終わり方だった。
幕間で、前の話の登場人物と、次の話の登場人物が同じ舞台上に立つというのも面白い。