Hanger Boy 公演情報 Hanger Boy」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    進化してきてました
    それでもまだ、ここはこうした方が・・・。
    とか思う処もあったが、絵本のような物語が情感豊かに演じられておりました。
    →かなり物語りに入り込んでいた方もおりましたし・・・

    めずらしく観客は高齢な方々の多い回でありました

    (1時間)

    ちなみに近所の方々が気軽に来る様な作品であり、
    上演時間の倍の時間までかけて見にいくかは、
    個人の心のエネルギー次第ですねー。

    ネタバレBOX

    「ひとりじゃできねーもん 二回目」の2部の作品の再演ですね

    ロボット君の話です

    主催さん今作絵本にでもして売ると物販として良いのでは?と思いました

    ちなみにパンフレットはあったのかな?
    (アンケートも無くて書けなかったが)
  • 満足度★★★★

    紡ぐと言う事・・・
    『ビョードロ』で やっと その世界観に触れる事が出来た 『おぼんろ』
    繊細で居て壮大とでも言うのか 語彙の少なさが もどかしいけれど 今回 一人舞台ながら また その物語に出逢える嬉しさで江古田へ・・・ 決して広くないスペースながら、一旦 彼が物語を紡ぎ始めると 一気に異世界へと誘われる感覚・・・ やっぱり凄い!!その衣装やメイクなど見た目の美しさも然る事ながら、優しく 時には強く語りかける姿には本当に惹かれる♪コクーンを目指す前に関西への進出を望んでしまう

  • 満足度★★★

    コクーンを目指すなら
     衣装やメイクのセンスが素晴らしい。音響、照明も効果的だ。話の内容としては、やや単調に過ぎた。リリックではあったが。こういう作品なら稲垣 足穂流のテイストを出すのも面白いかも知れない。口上の言い方、論理の展開も上手い。パフォーマンスも上手だ。然し、イマイチ、インパクトが弱い。
     言葉に比重を掛けるより、身体そのもの、存在そのものを叩きつけるような荒々しさがあっても良い。それから、コクーンを目指すなら、ただ、倍々云々ではなく、チケットが入手しにくい飢餓感を、観客が持つような発売方式も考えるべきだろう。そういうテクニックも必要である。コクーンを目指す、ということで今回の評価は少し厳しい。頑張れ!!

    ネタバレBOX

     随分先の未来の話。鉱山の地下で掘削用に作られたX2号は、長年の就労でポンコツ化。スクラップに出されるが、すんでの所で主人に買い取られる。だが、ローラーで片足を潰されかけた為、片足は不自由だ。主人は画家で大邸宅に住んでいるが、X2号の仕事は、主人の脱ぎ散らかした衣類を自らがハンガーになって管理することである。
     製造されて初めて地上に出た時には、色のある世界や太陽の眩しさ、月の冷たく銀色に光る美しさに感動したX2だったが、主人が出掛けている間も退屈はしない。たくさんの絵を見たり、主人との会話を思い出したりして時を過ごすからだ。主人との約束は、クローゼットを開けないことだ。暫くは、平穏な時が続き、徐々に、この生活にも馴染んできたX2だったが、或る時、ドーンと物凄い音がして、邸が身震いした。主人は、これは、月の寿命が尽きて、向こうの山の裏側へ落ちる音だと説明してくれた。同時に、窓のカーテンは締め切ろうとも。X2はおとなしく主人の言う通りにした。主人の描いた絵には、山の向こうの景色もあった。大きな丸いものの傍に馬が居た。X2はこの絵が好きで、丸い物は何なのかを訊ねた。それは、死んだ月なのだということだった。
     ある時、主人は、山の向こうへ出掛けなければならないと告げた。餞別に赤い衣を呉れた。ロボットに寒暖は余り関係ないのだが。
     ところで、月は何故落ちてくるのか? ずっと始めのうちは静かだったのに。そんなことを考えていたX2号はある時、机に突っ伏して泣いている主人を見た。月が落ちた。それで彼には、主人が泣くことが、月が落ちる原因だと納得されたわけである。
     主人が出掛けて長い時が経った。月は、益々、良く落ちるようになっていた。そして、終に月は邸を直撃した。邸の壁、天井は崩れ落ち、X2も下敷きになったが、大した故障もなく抜け出すことが出来た。だが、邸は崩れて殆ど瓦礫と化していた。その中に、クローゼットが見えた。X2はクローゼットを覘いて見た。其処に在ったのは、ハンガーに掛けられた主人の服だった。
     目を外側に転じると、其処は、大きな鉄の残骸が散乱する荒野で、所々、炎をその赤い舌を延ばしており、主人が出掛けた時と同じ服を着た人間が、赤いオイルを流しながら倒れていた。時折、ダダダダダッというような音も聞こえる。彼は、不思議な事に寒さを感じるようになっていたが、主人を探しに山の向こうへ出掛けることにした。主人が寒がっていたら、貰った衣を主人に着せてやろう、と。「ああ、面倒臭え!」
  • 満足度★★★★★

    久しぶりの
    末原拓馬の一人芝居。
    以前見た一人芝居では、明らかに自分で集めた衣装などを着用していた。
    今回の奇抜な衣装にメイクをみると、色々な人の手を借りて一つレベルをあげたような感じがしました。
    しっかりとしたものに身を固めた彼自身も、それに増長されるように、生き生きと演技ができていました。
    おぼんろの作品ということなので、おぼんろがやった「捨て犬の報酬」の一人芝居のように、わかばやしめぐみさんや高橋倫平さんが演じるこの作品もみたくなってしまいました。

  • 満足度

    不思議な空間ですが…。
    大道芸からの今だそうだが、制作がなっていないのでは。
    しょっぱなから馴れ馴れしい態度。あれではシアターコクーンはおろか、下北沢の小劇場にも立てないでしょうね。
    フレンドリーも度を越えるとどうかなと。あれはどう観てもお客様に対する態度ではありませんね。もう少し大人な態度を演技以前に勉強された方が良いと思います。舞台は引き寄せる魅力はあると思いますので、非常に持ったいないなぁと。

  • 満足度★★★★★

    歯が四つの漢字と轟という字
    乾いた空虚感が表現されていました。

    ネタバレBOX

    長年鉱山で働きポンコツになったロボットがスクラップ寸前に洋館の主人の許に引き取られ、洋服掛けとして余生を送っていましたが、主人は外出したまま戻らず、その後ロボットは悲しい現実を知ることになるというSFファンタジー。

    月が死ぬときの音と思っていた音は、実は砲弾の落ちる音、あるいはミサイルの落ちる音でした。大地は荒れ果て、もはや人間が存在しているのかも分かりませんが、それでもまだ砲弾が飛び交っているような世界。

    肩の辺りの金属部品が飛び出し、腕はひしゃげ、背中は歯車が剥き出しになったようなポンコツロボットハンガーボーイ、衣装とメイクが素敵でした。

    お掃除ロボットの上に帽子掛けを載せたような姿で部屋の中を動き回り、充電のために元の位置に戻る、人間がいてもいなくても永遠に繰り返す、そんなことも想像しました。

    一人芝居というか一人パフォーマンス、今更ですがファンタジーの世界を何の照れもなく一人で表現できてしまう能力には感心します。
  • 満足度★★★★

    ハンガーボーイ
    ハンガーボーイ、こころあたたかいボーイでした。衣装もメイクも素敵でした。

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