Hanger Boy 公演情報 おぼんろ「Hanger Boy」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    歯が四つの漢字と轟という字
    乾いた空虚感が表現されていました。

    ネタバレBOX

    長年鉱山で働きポンコツになったロボットがスクラップ寸前に洋館の主人の許に引き取られ、洋服掛けとして余生を送っていましたが、主人は外出したまま戻らず、その後ロボットは悲しい現実を知ることになるというSFファンタジー。

    月が死ぬときの音と思っていた音は、実は砲弾の落ちる音、あるいはミサイルの落ちる音でした。大地は荒れ果て、もはや人間が存在しているのかも分かりませんが、それでもまだ砲弾が飛び交っているような世界。

    肩の辺りの金属部品が飛び出し、腕はひしゃげ、背中は歯車が剥き出しになったようなポンコツロボットハンガーボーイ、衣装とメイクが素敵でした。

    お掃除ロボットの上に帽子掛けを載せたような姿で部屋の中を動き回り、充電のために元の位置に戻る、人間がいてもいなくても永遠に繰り返す、そんなことも想像しました。

    一人芝居というか一人パフォーマンス、今更ですがファンタジーの世界を何の照れもなく一人で表現できてしまう能力には感心します。

    1

    2013/09/28 06:51

    0

    0

  • ご来場ありがとうございました!

    ハンガーボーイの機体について、そこまで“見えて”くださったのは、他ならぬ雨模様さんの想像力によるものだと思います。“乾いた空虚感”と言うのは、まさに当初は自分でも意図しなかったことですが、作っているうちに必然的に顕われてきたものでした。しかしそれでいて、とても湿り気があり、温かい。そういう物語なのだなと、参加者の皆さんとともに物語りをするにつれ、驚きと共に実感します。

    これからも必死で物語ろうと思っています。どうぞ今後ともよろしくお願いします。

    2013/09/29 02:20

このページのQRコードです。

拡大