『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!) 公演情報 『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
41-48件 / 48件中
  • 満足度★★★★

    うれしい悲鳴観劇
    この劇団、分かりにくかったりすることもあるのだけれど、それはこちらの感性不足なのかな?と思うほど、舞台は香気があり、芸術性が高い。なのでやっぱり見たくなってしまう、不思議な劇団だ。今回も印象的な衣装や迫力あるダンスなどすごく良かったです。何だか、とても高いものを求めているんだなぁと感じさせる舞台でした。ちなみに今回はアホな私にもすごく解り易かったです。

  • 満足度★★★★★

    『うれしい悲鳴』ーしみる
    なんだかうるっとくる。
    美しい。
    それでいて押し付けない主張がある。

    久し振りに心にしみて震えた。

    ネタバレBOX

    前半の話はわかりにくいかもしれない。
    初演を観ていたので理解しやすかったというのはあると思う。
    といっても前回は感じられなかったことをいっぱいいただいたような気がする。

    ミミの卒業式のシーンに相当やられ、
    亜梨沙の雪のシーンでしんみりして、
    最後の乱舞と終わり方でジーンとしてしまった。

    ミミの叫びは言い方がいいのか声がいいのかわからないがとても心に刺さる。(藤松さんは、ゲキバカのシェイク!でも決めのシーンでグッときた覚えがある。気が伝わるいい役者さんだと思う。)

    最後の乱舞はそれまでの内容をすべて思い出させてくれる感じだった。

    しかし雪のシーンからエンディングまで、口を開けて観ていたと思う。それぐらいちょっと放心状態でした。
  • 満足度★★★★★

    『太陽とサヨナラ』
    3回観た『月の剥がれる』、そしてアトリエ公演『森からの声』を観て、今回も感じた不思議な感覚・・・舞台上の空気が驚くほどクリアで、そこに精霊が宿っているような錯覚を起こす・・・つまり、役者さんの良い意味で人間臭さのない清涼感、舞台美術や照明で演出が研ぎ澄まされるその独特の透明感に、アマヤドリという劇団の魅力を私は見出しているのだななんて思いました。今回も例に漏れず理解力が全く追いつかないのですが(大苦笑)、それでも感覚的に受け取る芸術性と志の高さをひしひしと感じ、役者さん達の高い身体能力で表現される「演劇」に魅入りながら密度の高い時間を過ごせました。そして今回、劇団員の糸山さんの魅力に強烈に引かれてしまい・・・目がハートマークに(笑) こんなに素敵な方だったのですね・・・ビジュアルも演技も役柄も、全てが私好みでした*

    ネタバレBOX

    糸山さんの演じた「シャイ」。その魅力にずっと心を温められています。ミディアムの淡い金髪に蛍光グリーンのメッシュ(このヘアメイクが最強に素敵*)、細くて長い手足を以って「謎の生命体」を表現する人間離れした身体能力・・・そして、暗い照明の中ずっと淡いオーラのような光を放つ姿にずっと釘づけ。今人さん演じるタクシードライバーの前だけで口を開き、それがあまりにツンデレすぎて、女心を壮大にくすぐってくれました(笑)

    そのシャイの正体は、太陽。太陽の絶対的なパワーへの憧憬を謳った笠井さんのモノローグに心が震え、こんな風に、好きな人(シャイに似ていて、太陽のような人です(小声))への思いを綴りたいと胸が熱くなりました。

    そして沼田さん&洋平くんのコンビも魅力的(性的な意味で(笑))だったり、美甫さんのビッチなのにカッコいい娼婦にも憧れたり、いつになくキャラクターの魅力が際立った作品でした。小角さんも、シャイを抱きしめる場面がすごーく可愛かったです。あんな風にシャイと心を交わしたいな。蹴られるのはイヤだけど(笑)
  • 満足度★★★★

    太陽とサヨナラを拝見
     ダークマターが支配的な宇宙の時空で、恒星は、何を探して無窮の時空を旅するのか? また、人は、何を求め何を縁に生きているのか? 悠久の時空を旅する者と、砂よりもちっぽけな、我ら、ヒトが思惟するものとの邂逅は、本当にあり得るのか? これらの問いが、ヒトの持つミクロコスモスと宇宙のマクロコスモスとの股旅物として描かれる作品。

    ネタバレBOX

     恒星の持つ絶対的なパワー(熱、エネルギーポテンシャル、太陽風など)に対して、生物の母として、恒星をも擬人化された者として産み落とす母という存在を対置させることで、太陽の産んだ果実(生命)を呈示して、彼のレゾンデ―トルを明かすと共に、自らの存在意義も明らかにしている。(但し、その永続性については、母のイマージュと共に、生物の身体を一種の乗り物として利用するDNAを考えた方が良いかも知れぬ。また、母が、火の神を産んで亡くなったとされる記紀の記述を下敷きにしていると考えることも可能だろう。)
     シャイ(謎の生命体・実は太陽)を演じた糸山 和則の形態模写、身体能力の高さもみもの。
  • 無題869(13-308)
    19:30の回(雨)。「太陽とサヨナラ」。19:08会場着、受付(全席指定)。上手に螺旋階段、陸橋のようなものにつながってキャットウォークに接続。下手に床下から天井までの赤く細い柱、床には四角い穴。客席はB列から19:16/28前説、誘導灯が消え、19:33開演~21:33終演。

    ネタバレBOX

    「フリル」がだめで、@空洞の2作(6月&7月)がとてもよくて、本作は...ちょっとだめでした。ダンス、パフォーマンスはまだいいのですが、お芝居がわかりませんでした。お隣の女性方はたくさん笑っていたので、もう感覚だけなのでしょう。

    物語そのものに惹かれるものがなく、登場人物たちがそこにいなければならない意味、そのセリフでなければ伝わらないものをとらえることができないまま終わってしまいました。

    太陽というなら核融合していて、それが砂漠化の原因なのだろうか。それだったら水(飲み物)は大変貴重なものだろうし...それがダチョウ...か、とか余計なことを考えてしまいました。

    セッションハウス(@神楽坂)の予定を確認していたら「CHAiroiPLIN vol.5
    『THE BELL』」に田中美甫さんのお名前...みにいきましょう。
  • 満足度★★★★★

    うれしい悲鳴を観劇
    初見でしたが、群舞が迫力があってすごかったです。圧倒されました。ハッピーエンドのわかりやすい話が普段は好きなんですけど、ハッピーではないのにストーリーに凄く惹かれました。

    ネタバレBOX

    吉祥寺シアターは初めてだったので、舞台の広さに驚いたのですが、その空間を上手に使い場面転換もわかりやすかったです。衣装も良く、色を用いて関係性が分かりやすくなっているのももちろん良かったけど、「泳ぐ魚」のメンバーが並んだ時に単純に見て青と白のコントラストがキレイだと思いました。最初に出演者の方達が現状に至るまでの背景を朗読し始めた時は斬新だなと思いましたが、説得力があり、そんな無茶なと思うような「アンカ」や「泳ぐ魚」についてもすんなり受け止められました。テンポが良く、駆け抜けたりする演出や、早口でまくし立てるようなセリフもスピード感があり良かったです。早口なのに聞き取りやすく役者さんの凄さを感じました。痛覚がない男性となんでも過敏症の女性が出会って恋に落ちるのはお互いが無い物に特化している彼等には必然だったのだと思います。彼らは確かに愛し合っていたし、お互いの存在が唯一無二の存在だと確証していたにも関わらず、男性が女性を殺さなくてはならなかったのは、「泳ぐ魚」は家族のいない男性には居場所であり「アンカ」は絶対で、彼女もまた母親は特別な存在で、二人はお互いの存在よりも比べる事はできないそれを譲る事はできなかったからで・・・。恋愛を重視したストーリーならばお互いの存在が何より大事なはずなのにそうではない所がまた・・・。卒業式のシーンはミミの感情がダイレクトに伝わってきて、思わず涙してしまいました。「キスして殺して」の所のミミの笑顔が印象的でした。最後までミミはぶれなかった。ラストは切なかったですがようやく、欠席結婚式の意味がわかりました。ルールや上司の命令、何の疑問もなく受け入れている自分。色々と考えさせられました。ダンスが本当に良かったです。広い舞台で順々に動いていったり、一斉に揃って踊ったり圧倒されてまったく目が離せませんでした。
  • 満足度★★★★

    【太陽とサヨナラ】観劇
    アマアマファンタジーという感じでした。

    ネタバレBOX

    戦争か災害かで親を亡くしたり子を亡くしたりした人々が新しい家族を構築して生きている集落での話。

    砂嵐が頻繁に起こる集落にやって来た謎の生命体は恐竜のような動きをしていましたが、実は太陽でした。住民が少しエネルギーをわけてくださいと言っているところを見ると、自然エネルギー重視を謳っているようでもありました。

    太陽さんありがとう、あと50億年頑張ってください、そして水素の核融合反応が終わったら赤色巨星になって地球をも包み込んで我々地球上の生き物全てを滅ぼしてください、みたいなラストのメッセージは、太陽にも寿命があっていずれ地球は滅亡するという私の憂鬱の種と同じだと共感はしましたが、あまりにも情緒的でストレート過ぎて子供っぽくて、小っ恥ずかしくなりました。

    当日パンフレットに元ダンサーの盛りを過ぎた娼婦とあったマダラ役の田中美甫さんは今が絶頂期という感じで全然盛りは過ぎていませんでした。とても可愛くて嬉しい限りなのですが、こういうのって作家の意図に反していてやはり役作り失敗と言うのでしょうか。
  • 満足度★★★

    違和感?
    作風が変わったように思いました。

    群舞が減り、セリフ重視になったような・・。詩的でリズミカルなセリフ回しは相変わらずだと感じましたが、肉体を使う場面が小さくなった分、そもそもの作風としてキャラクターの感情があまり丁寧に描かれていないため、セリフの上滑り感が出てしまったように思います。
    キャラ毎に見た場合にシーンからシーンへの感情が繋がっていない。また、脚本上の必要性以上に意味が無いキャラが多いようにも感じました。役者は好演されていたと思います。

    観たばかりの印象でしかありませんが・・
    また追記します。

このページのQRコードです。

拡大