きれいなお空を眺めていたのに 公演情報 きれいなお空を眺めていたのに」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    美しくキレイな物語
    ある意味終わりであり、また始まりでもある物語と感じたかな。物語に派手さや大きな何かがあるわけではないが、終始世界観に引き込まれてました。
    観終わって、美しくキレイな物語だったなど感じたなあ。スゴくよかったです!

  • あわい
    成島さんの物語が好きです。
    少しだけズレた淡い色の世界。
    その世界に生きる人々が、生きているのがわかって面白い。

  • 満足度★★★★

    ラストシーンが良かった
    家族のストーリーを中心に幾つかのサイドストーリーが並行して進んで行く。終末なるものに向けてストーリーが収斂していって、上手くまとまっていってのラストシーンが良かった。ただ、結構チャカチャカ場面転換が続くので、そこがちょっと観づらい。

    ネタバレBOX

    佐藤みゆきの雰囲気や表情は、多くの人が支持するだけあって魅力的。静かな感情の動き、微妙な表情の変化がきちんと伝わってくる。終盤特に良かった。ラス前の幸せそうな笑顔が。

    サイドストーリーだが、全体で一番印象的なのは島口綾。富山恵理子との掛け合いが、コミカルな感じで入ってくるが、終盤には切ない感じになってくる。続けていても終わりは来るんだよ(だったと思う)って叫ぶくだりは刺さった。
  • 満足度★★★★

    あのキャラはずるいなぁ。
    女子高生(役)のふたり、面白いなぁ。
    あのキャラはずるいなぁ。

  • 満足度★★★

    じんわりと。
    よかった。じんわりと、こころにしみいる舞台でした。
    ★は、4に近い3。

    ネタバレBOX

    なんというか、最初はあっけにとられすぎて、
    状況を掴めずどうしたらいいのか不安になったのだけど、
    だんだんわかってきて、理解するのと同時にはまっていった感じ。

    バーチャルな世界、
    女子高生の世界、
    夫婦の世界、、、などなど、
    そこらへんにどこにでもありそうな、
    でもそれが、こゆび侍らしく描かれていて、観てて気持ちよかったです。

    女子高生2人の会話はもっと観たかったし、
    ラストのみゆきさんのウェディングドレス姿は、素敵すぎてしびれました!!
  • 満足度★★★★★

    よかった
    みゆきさんの凛とした感じやら、ずるさんのまっすぐな感じやら、ゆららさんの異次元な感じやらがよかったです。
    下手のテーブルが斜めになっていることで、コーヒーをかき混ぜた後のスプーンをいちいち取り替えずに済むという思わぬ効果があったのだろうか。

  • 満足度★★★★★

    好きな芝居だった
    (主観だが)いい芝居とは2つ3つの出来事が、一見バラバラに進行するように見え、そして実際バラバラなんだけど一瞬でも接点を持ち、メタファーとかパラレルで繋がってたりするものじゃないかと。
    そして、コメディな部分でちゃんと笑える雰囲気を作り出すこと、また、後半にかけこのセリフが前半にあればストレートにコメディなセリフを、ある種のブラックユーモア、ぞっとするセリフと化す、その見せ方が、非常にうまかった。
    舞台装置は、現実的、具体的だけど、色のなくて、抽象的。中間だった。

    鳥肌を立たせる舞台。

    ネタバレBOX

    一見骨組みをよく見ると解りやすい話の流れとなっていて、「パーに勝つチョキを出す」っていうのも奇抜突拍子ではない発想の展開だけど、そういう脚本にありがちなのが役者個人の能力に頼りすぎてしまい、いわゆるコメディな部分はすごく面白くてもシリアスな部分がないがしろにされ客を置いてきぼりにするという舞台がままある。
    しかしこの公演では、役者と演出のどちらの裁量も素晴らしいのだろう、普通なら「天気予報でパーが降る確率70%」などと出てきたら、絵本の「はれ、ときどき、ぶた」のようにほんわかチックなコメディ調なシーンで用いられるだろうが、この舞台は大きくシリアスに持って行った。もちろんそれを笑い飛ばす役も存在するがそれらはメインではない。
    サルマークに関するストーリーもそのように、笑もありながら闇を持つ存在となった。シリアスな部分を大事にされていた。しかも露骨なシリアスではない、自然に鳥肌を立たせるシリアスだ。

    この舞台に於ける解りやすさは決して単に簡単にするだけの解りやすさではなかった。解りやすい舞台の成功例だ

    それと何しろ終わりが良かった。終わりを含め、余韻が素晴らしい。


    しかし若干暗転が長すぎるのでは?と思った箇所もいくつか見受けられたが、余韻や、適度なクールダウンをもたらすための間である ところも あった。
  • 満足度★★★★

    好き。
    作風は好きです。引き込まれたっていうほど引き込まれたわけじゃないのに、不思議と飽きませんでしたね。言葉にできないけど「なんか好き」というこの感覚。アリだと思います。

  • 満足度★★★★★

    初、こゆび侍
    初めてのこゆび侍。劇団名は前から何となく聞いたことがあったので、どんな芝居をするのか興味がありました。
    登場人物達のそれぞれの物語が交錯していくという見せ方は、とても映像的で、馴染みやすい演出だと思います。
    そして、何と言ってもラストシーンにかけての高揚感がこの舞台最大の見せ場であり、終着点として相応しいシーンであったと思います。
    あれを見れただけでも、観に来て良かったと思えるラストでした。

  • 満足度★★★

    正直に
    飽きなかった。

    ネタバレBOX

    パーが降ってきて世界が終わるといううわさがあって、桂蔵(日暮玩具)と妻・和子(佐藤みゆき)は、チョキで対抗しようとしている。娘の正子(小野寺ずる)は、和子の友人のカリスマ美容師・真亜子(小園茉奈)の夫・峻(白川哲次)と不倫し、息子の直也(勢古尚行)はひきこもりでヴァーチャルな彼女・ゆらら(篠原彩)とシケこんでいる。おまけに、桂蔵の妹・さび子(墨井鯨子)は連日デモに参加し怪我してくる。
    ウェディングスタイルで家族写真を撮ろうと提案するも、皆自分のことばかり。当日、桂蔵と和子は皆を待つかどうかをジャンケンで決めようとするが、チョキのあいこを笑顔で続ける…そしてパーが降りてきた時に、皆チョキを天に向ける…。

    家族から舐められながらも家族を愛そうとする桂蔵、結婚式も挙げられずにアラフォーになって寂れた美容室を経営する和子、父への反抗から犯した峻との関係を終わらせる正子、ヴァーチャルな関係から現実の世界に戻った直也、それぞれが人生に対して自分に対して正直になった、終盤の清清しさ(とか開放感とか)がキモかなと思った。桂蔵と和子のジャンケンシーンが眩しくて、素直になった表情が美しかった(照明も眩しかったけど)。

    狙いかどうかしらないけど、中盤までの鬱屈したような閉鎖感(世界の終わりだから当然だけど)が、ややダルイ(和子と真亜子のやりとりシーンは見ごたえあったけど)。パーが降りてくるって要素が、すんなり受け入れられるようだったら、色々見方が変わった気もする。
  • 満足度★★★★

    舞台の傾斜は必要だったか?
     観た人はお分かりかと思いますが、本作の舞台は奥から手前(つまり客席側)に向かって大きく傾斜しており、けっこう急な下り坂を成しています。
     この傾斜って必要なの?と率直に思いました。
    (ネタバレBOXへ続く)

    ネタバレBOX

     まず何より、傾いた舞台で芝居をするのは大変だろうし、観ているこちらはそんな不安定な舞台の上で演技する役者さんの身を案じるあまり、いまいち観劇に集中できないし…。
     本作は一種の終末譚で、舞台に傾斜をつけたのは終末に付きまとう不気味さ、不安定感、非現実感を表現するための演出だったのかもしれませんが、このお芝居は主役の夫婦が「世界が終わるかも…」という噂話を契機として自分たちの生きる日々の現実を見つめ直し、再生していくお話です。
     であるならば物語の軸足は夫婦の生きる“現実”の側に置かれているわけで、決意も新たに“地に足のついた”人生を歩もうとする夫妻に傾斜のついた不安定な舞台は似つかわしくありません。
     ちゃんと“地に足がつく”よう水平な舞台にするべきだったと思います。
     と、批判めいたことを延々書いてきましたが、私にとっての“初こゆび侍”となった本作に上記の点を含めいくつかの難点を感じながらも、当方はこの舞台を総じて好意的に鑑賞しました。
     話の本筋との関連が薄かったとはいえ、たびたび舞台に登場してはバカっぽい作り声で駄話を繰り広げる女子高生コンビが「長介工事のバカ兄弟」を彷彿させて愉快だったし、何より、夫婦が偶然にも共有していた“世界の終わり”のイメージが面白かった。
     空に巨大な手の平が現れ、ハエを退治するようにバシン!と世界を叩き潰す。
     勝手にそう思い込んだ夫妻は手の平をグーチョキパーのパーに見立て、まさかの時に備えてチョキを早出しする練習をするのですが、チョキがピースサインとフォルムの点で同じ事からチョキに平和のイメージが重ねられていた点にも興趣が感じられました。
     世界の破滅を平和が跳ね返す。それを照明、音響など使えるものを総動員して詩的に表現した美しいラストシーンは今なお記憶に新しいです。(って、観てからそう何日も経ってませんが…)
  • 満足度★★★★

    こゆびデビュー
    こゆび侍、はじめての観劇。どんな作品もそうだけどこの作品は特に、フォーカスするポイントによって印象が大きく変わる気がする。わたしはほんわか、ほっこりした。こゆび侍って基本こういうテイストなのかな?佐藤みゆきさんが特に印象的♪次回作もチェックしよ。アフターイベントのリーディング『アイスクリームの死』も楽しかった。

  • 満足度★★★

    初 こゆび侍
    ある家族の日常を描いてるようで 全体的には  可もなく不可もなくといった感じ。。  俳優さんたちの演技はすばらしいと思うんですが、 なんていうか、  もう少しストーリーに 一味欲しかったかな。。  
     
    この日は 本編の後に  朗読劇があったのですが、  個人的には こちらの方が楽しめました☆    

  • 満足度★★★★

    こゆびには珍しい感触の群像劇
    教師の父、美容師の母、引きこもりの兄、女子高生の妹、という4人家族のさまざまを描く群像劇。家族のそれぞれが抱える問題や事情や感触は巧みに絡み合い、独特の世界観を描く。こういった群像劇は、こゆび侍には珍しいのではないか。しかし、エンディングに見せる「美しさ」は彼ららしいものをしっかりと残す。
    娘役の小野寺ずるが特に印象的。

  • 満足度★★★

    じんわりとした感覚
    家族の現代劇のように見えて、不思議な空気のまま
    最後にはやっぱりファンタジーとして結末を迎えた作品かな?
    今までのガッチリとしたファンタジーではなく変わった感覚
    ゆっくりとした進み方で、恐怖も感じないままその日が訪れます。
    アッという少々軽い終わり方でしたが、夫婦の力を感じました。
    いのこり朗読劇もなかなか良かったですね。
    次回作がどんなもになるのか?楽しみです。

  • 満足度★★★★

    久々、好きなタイプの芝居
    こゆび侍は、たぶん「はちみつ」から拝見しているのですが、今でも思い出すだにぞっと戦慄が走る、まるで、3・11の原発事故を予知したかのような芝居から、どうも、自分の好みからかけ離れてしまって、今回も観ようか観まいか、かなり躊躇しました。

    でも、息子と御縁が深い役者さんも出演されているし、何より、こゆびの佐藤みゆきさんを拝見したくて、伺いました。

    結果、オーライでした。

    また戦慄が走るSF的なストーリーかと思いましたが、ちゃんと、現実世界に根ざしたお話でした。

    同じ動作を繰り返す中での感情の変化を表出するには、佐藤みゆきさんの演技力は、他を圧倒しているといつも感じます。

    ネタバレBOX

    最近のこゆび侍の芝居は、何だかいつも人(擬人化した虫も含め)が殺されてばかりでしたので、今回の作品は、とにかく、誰も殺されなくて、ほっとしました。

    いつぞや観た外国の世紀末芝居や、松田正隆さんの作品を彷彿とする場面もかなりありましたが、その中にも、成島さんの世界が構築されていたのが、嬉しく感じました。

    サルマークを集めて、砂漠を緑にしようとしている女子高生二人の関係性や、引きこもりの息子がいる夫婦が、何とか食事だけは家族揃ってしようとする場面などに、表面的には、SF的な世界を描きながら、バーチャルだけでは解決しない、リアルな人間関係の絆がさりげなく描かれて、秀逸だと感じました。

    虐めは、人間が存在する限り、皆無にするのは不可能だと思いますが、この芝居に出てきたような「美じめ」的な手法でなら、ある意味、かなりましな方法だと容認できる気もしました。

    体操着に、装飾を施して、恥をかかせる「美じめ」は、被害者さえ、受け止め方を変えれば、笑ってちゃらにできそうな悪戯に思えましたから。

    最終場面で、新谷夫妻が、延々と、チョキを出し続けて、ジャンケンが終わらないシーンは、作者の意図が見えていても、まんまと、あの秀逸さにノックダウンさせられました。夫婦役の、日暮さんと佐藤さんの演技力に負うところ大のシーンですから、キャスティングの成功が、作品をより良く見せたお手本のような気がします。
  • 満足度★★

    現代風
    「今」を装ったイメージのある舞台でした。しかし、「真」の現代を描いておらず、結果表面的なイメージ。最近多いなぁこーゆーの。

    ネタバレBOX

    セットは王子小劇場で観た中ではとても秀逸でした。

    ただ、最近は王子で観たお芝居はとてもクオリティが低い、劇場のせいではないでしょうが残念です。
  • 満足度★★

    チョキとピース
    どうも合いませんでした。

  • 満足度★★★★

    その日の前に
    こゆび侍に持ってたイメージとはちょっと違ったけど、
    良いと思うなこれは。
    ラストシーンまでのあれを見せられたら、ダブルコールしちゃうよね。
    今回ほど「きっちょむ、嫁に来てくれ!」と思った事はない。

    ネタバレBOX

    SF的オチを期待すると肩透かしを食う。
    なんというか、山田太一ドラマだね。

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