きれいなお空を眺めていたのに 公演情報 こゆび侍「きれいなお空を眺めていたのに」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    正直に
    飽きなかった。

    ネタバレBOX

    パーが降ってきて世界が終わるといううわさがあって、桂蔵(日暮玩具)と妻・和子(佐藤みゆき)は、チョキで対抗しようとしている。娘の正子(小野寺ずる)は、和子の友人のカリスマ美容師・真亜子(小園茉奈)の夫・峻(白川哲次)と不倫し、息子の直也(勢古尚行)はひきこもりでヴァーチャルな彼女・ゆらら(篠原彩)とシケこんでいる。おまけに、桂蔵の妹・さび子(墨井鯨子)は連日デモに参加し怪我してくる。
    ウェディングスタイルで家族写真を撮ろうと提案するも、皆自分のことばかり。当日、桂蔵と和子は皆を待つかどうかをジャンケンで決めようとするが、チョキのあいこを笑顔で続ける…そしてパーが降りてきた時に、皆チョキを天に向ける…。

    家族から舐められながらも家族を愛そうとする桂蔵、結婚式も挙げられずにアラフォーになって寂れた美容室を経営する和子、父への反抗から犯した峻との関係を終わらせる正子、ヴァーチャルな関係から現実の世界に戻った直也、それぞれが人生に対して自分に対して正直になった、終盤の清清しさ(とか開放感とか)がキモかなと思った。桂蔵と和子のジャンケンシーンが眩しくて、素直になった表情が美しかった(照明も眩しかったけど)。

    狙いかどうかしらないけど、中盤までの鬱屈したような閉鎖感(世界の終わりだから当然だけど)が、ややダルイ(和子と真亜子のやりとりシーンは見ごたえあったけど)。パーが降りてくるって要素が、すんなり受け入れられるようだったら、色々見方が変わった気もする。

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    2013/06/27 23:24

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