ブラックルーム 公演情報 ブラックルーム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    熱演に☆一つ追加
    「五邪鬼編」を見ました。
    ここで皆さんの評判がよかったので急きょ予約して行きましたが、脚本はオーソドックスな展開、今までのバトルロワイヤル的作品との違いは感じられず、どんでん返しを最後まで期待していたらあまりに予定調和のラストにかえって驚かされた次第です。
    「七鬼神編」のほうが私は楽しめたのではないかと思います。
    残念ながら明日の千秋楽には行けませんが。

    しかしながら、見応えはありました。それは役者さんたちの極限状態の熱演のおかげ。あえてステレオタイプな役どころをきっちりと演じてくれていました。
    ものすごく肝心な場面で、「きゃん桶にきゃた足」を正しく言い直したり、「男を(じゃなくって)女を作ってたから!」とお父さん一瞬のホモ疑惑即否定したりの言い間違いはありましたが、そんなの関係ねぇ!と力づくで全てをふきとばすような熱演でした。
    今日はあいにくの雨でたいそう寒く、凍えながら劇場に着きましたが、見ているうちに熱くなりました。
    終わったらちょうど雨もあがってて、晴れ晴れと帰路につけました。

    ネタバレBOX

    きっとどうでもいいことなのでしょうが、Sonyや慶應の使い方が気になりました。
    「俺様はSonyのエリートなんだよ」とか、私の知ってる限りのSony社員は絶対言わないよなとか思い、「なんでそんなこと知ってるんだよ」「私は慶応大学なのよ」という会話が普通に成り立っているところに苦笑しました。
    「なんでそんなこと知ってるんだよ」「これでも○○を専攻したの」ならスッキリ聞けたんですが。
    仮に慶応が東大でも、そんな台詞を言うことでまりかが薄っぺらく見えたのは残念でした。

    あと、坂本の携帯電話がつながったのも、思わず心の中で「携帯つながんのかよ!」と突っ込んでしまいました(笑)
    その後「いやそんなわけないわよだってそれじゃGPS機能働いてるってことじゃないの つーか だったら今そんな話している場合じゃないってば」と脳内突っ込みが暴走し「じゃこれワナね罠 今だけヤツラが電波妨害解除して何か企んでるのよね」と暴走列車止まらないまま期待だけ膨らまし、アレーやっぱりそれ?!というラストにがく然としたのでした。

    そんなこんなでしたが、役者さんのがんばりに「いいものを見た」という気持ちになりました。
    ありがとうございます。

  • 満足度★★★★★

    「七鬼神編」も観た!
    「五」を観た帰り際に、受付の可愛い女性に「七鬼神編も是非(ニコッ)」って、勧められて、連日の来場となりました。
    確かにストーリーがまったく異なるので楽しめました。わたしとしては、「七」の方が好みかなぁ。

    ネタバレBOX

    話の最初の方で、田所さんが7になる組み合わせを黒板にさらさらと書きますが、亡くなった人が含まれる組み合わせを死ぬ都度、見え消しにしていくとより緊迫感が高まったように思いました。
    ゆきちゃんは、最後まで冷静すぎて逆に怖かったです。
  • 満足度★★★★★

    めっちゃよかった!
    メガバックスは、初めて観ましたが、とても良かったです。
    他の皆さんが詳細にコメントされているので、詳しいことは
    書きませんが、面白かったです。
    「五邪鬼」を観たので、「七」も観に行こうと思っています。

  • 満足度★★★★★

    さすがのメガバ
    五→七→五の順に観劇。
    私は五の方が好き。
    七は七で面白かったけど2回目の五が凄く楽しかった。
    いろいろと分かった上で観る五はゾクゾクした。

    ネタバレBOX

    メガバの叫びが好きだから叫びが多い五はたまらなかった。
    あと五は登場人物がみんな好き。
    キャラクターとしては藤崎さんが特に好き。
    全体的に五は派手だから観てて楽しかった。
    正義関連の話とか好きだし。
    マリカじゃないけどあれは楽しい。

    七は考えながら観てたからなかなか大変だった。
    生き残ってる人とボードの数字を見比べながら…。
    面白いけどいちいち数字確認して考えるのがちょっと大変。
    「子供だしゆきは生き残るんだろうな」と思ったら案の定生き残ったからなんとも。
    頭脳戦が好きな母と友人は七の方が好きだったらしい。
  • 満足度★★★★

    【初観劇】七鬼神編・五邪鬼編
    七鬼神編、五邪鬼編ともに観劇致しました。
    初めてのメガバックスさんだったのですが、前評判に違わずキャストの方一人一人の力量を感じました。
    筋の通った脚本と、それを息づかせるキャストの皆さまの表現力、過去にさかのぼって何作も拝見したいと思う舞台でした。
    細かい感想はネタバレにて。

    ネタバレBOX

    【七鬼神編】
    先にこちらを拝見しました。
    閉ざされた空間の中で始まるゲーム(と言っては田所さんに怒られてしまいますが)という、不謹慎ながらわくわくする設定を楽しませていただきました。
    ルールを理解した後は、舞台前のボードの数字を計算して登場人物たちの心理を予想したりと、普通の芝居ではなかなかない楽しみ方をすることが出来ました。

    初めの方で奥様が場を流すため、誰か(自分?だったでしょうか)に複数票を投票する際、旦那様が誰に入れたかを聞いて同じ人に投票すれば自分の票を無駄にせずに済むのにと思っていたのですが……
    あれが、後々田所さんに入れたと思わせないように、「そういうことに頭が回らない人なのだ」と思わせるための伏線であれば見事でした。

    ゆきさんの演技が、子供っぽさが鼻につくことのない自然な振る舞いで、素晴らしかったです。
    お母様の台詞、「中学生になったら給食がなくなるんです」は、私がこれまで聞いた中で屈指の名台詞でした。

    最後のどんでん返しでゆきさんを持ってきたところも、非常に心地よかったです。
    ただその伏線がレイトン教授というのはあまりにも露骨すぎるようには思いました。
    もうひとつ何か伏線があると、より唸らされたのではと思います。

    そしてとても素敵な話であったのですが、新婚のご夫婦が、夫婦に見えなかったのが残念でした。
    お互いに愛情があるように思えず、特に旦那様が本当に奥様を愛していらしたようには見えなかったため、ラストも今一つ迫るものがなかったように思います。
    親子に関しても、ゆきさんのけなげさ(と、ある種の恐ろしさ)には胸を打たれましたが、やはり親子には見えませんでした。
    特にお母様が、「いわゆる母親を真似ている」ように感じました。
    他人同士が集まる空間だからこそ、元からの関係性が希薄になってしまったのは惜しいように思われます。

    ただ、それを差し引いても、最後まで楽しむことが出来ました。
    私はどちらかというと、七鬼神編が好きでした。



    【五邪鬼編】
    救いのない地獄絵図と伺っていたので、かなり身構えて見ていたのですが、そこまで悲惨でもなくほっとしました。

    SONY社員の藤崎さんが銃を振り回すところでは、まるで自分がその場にいるかのような臨場感を覚え、次に銃口を向けられるのは自分なのではという恐怖すら覚えました。

    一方、まりかさんの狂気はやや使い古された表現のように思いました。
    一時期よくいたバトル・ロワイヤルの世界に憧れる女の子という印象で、もうひとつ進んだ狂気の表現を受け取りたいと感じました。
    まりかさん周辺のどんでん返しはそれほど意外に思えなかったので、登場したばかりの頃などはもう少し分かりにくくしてもよかったように思います。



    【二作を通じて】
    全体的に、女性の衣装が合っていないように思います。
    もっとキャラクターや本人の体型に合うものを選べれば、もっと作品に合う形で洗練されるのではと感じました。

    キャラクターの作り方、関係性が、いずれもステレオタイプに感じました。
    何かひとつずつでも要素(独自性)が加わると、この作品ならではの人物像になったのではと思います。

    また上記に付随して、いわゆる優しい人→暴れる、母→子供を守るために冷酷になる、冷たそう→意外といい人というそれぞれの豹変が、基本的に予想の範囲内であったのが惜しく感じられます。
    「極限状態に陥って本性が出る」を表現するならこうするだろうな、というステレオタイプな変化だったので、メガバックスさんならではの豹変(意外性)がもっと描かれるとよりのめり込めたように思います。



    最後に、キャストの皆さまが兼ねていらしたスタッフの見事さに、本当に感動致しました。
    きびきび無駄がなく丁寧で、一流ホテルの案内を受けたようにすら感じました。
    時間通りに始まる舞台も、非常に心地よかったです。
    これからも足を運ばせていただきたいと思います。
    本当にありがとうございました。
  • 満足度★★★

    とにかく・・
    怖かったです。五邪気編を観ましたが、怖くて寒気がしました。これも、役者さん達の演技力のすごさならではの怖さだと思いました。すごい演技力でした。でも、ストーリーとしては、残酷な感じがして、私の好みではありませんでした。好みが分かれる舞台だと思います。七鬼神編もさぞかし怖いのだろうと思っていましたが、皆さんのコメントを見ると、頭脳ゲームとの事で、どんな舞台なのか気になりました。

  • 満足度★★★★

    七鬼神編
    さらわれて、とある部屋に閉じ込められる。そこでは脱出のための静かな頭脳ゲームが始まる。
    この空間で、繰り広げられる各人のキャラクターが立っていて、心理描写がうまく描かれている。結末はどうなるのか観客も一緒に考えさせるれ、最後はそう来たかと感じ入って思わずニヤッとさせられる。
    五鬼神編が観れないのは残念

  • 満足度★★★★★

    七鬼神編
    五邪鬼編と同じ部屋、別の時間。拉致された7人の人々が生き残りを懸けた物語。究極の選択肢は、頭脳ゲームで、勝ち抜く事。

    ゲームの経過やラストも、読めないけど、納得しつつ、惹きつけられっぱなしでした。

    五邪鬼編と違った恐怖がありつつも、役者力の高さは同じです。視線や佇まいが醸し出す空気は、濃厚で、魅力的でした。

    2作品の魅力が、全然違うので、是非、両方みることをお勧めします。
    よく有りがちな『密室物』とは、格も質も違うので、『密室物』に固定観念やイメージがある方々には、特にお勧めします。

    ネタバレBOX

    互いの手っが読めないまま、直接、自分の手は汚さないけれど、生き残る為には、自分の選んだカード(人物)によって、違って行く様は、五邪鬼編と違った恐怖がありつつも、魅力がありました。

    ゲームの進行方法も、逃れられない呪縛のようで、、、自ら選んでいたとは!!!
  • 満足度★★★★★

    鳥肌
    五と七の両方を見ました!

    両方ともにそれぞれの魅力があり、どちらともとても面白かったです。
    五邪鬼編はただただ役者さん方の演技に心を奪われ、
    七鬼神編は自分の予想を裏切る展開に鳥肌が立ちました。
    本当に素晴らしかったです!!

    七鬼神編を見る時はメモ帳を持参するのがいいかもしれません。

  • 満足度★★★★★

    五邪鬼編
    100文字位の短文のあらすじだけにしてしまうと、個人的には得意ではないタイプなのに、メガバさんが織りなすと、客を惹き付けてやまない凄い作品と化する。
    二転三転では済まず、先が読めそうで読めない展開とラストは、見応え抜群で、滝さんの本の凄さを堪能しました。
    予期せぬ事態に、揺れ動く心、譲れない想い、己さえ気付かぬ生命力と執着心は、壮絶さを増し、怖かった程、、、見事で、役者さんの力量の高さを、痛感しました。
    ブラックルームの名のごとく、黒い壁だが、所々浮かぶシミや文字の意味が見えてくると共に、真実も見えてくるラストは、凄いっ!です。

    もちろん、七鬼神編も、見ます。

  • 満足度★★★★★

    怖くて面白い話
    五と七を一日で堪能!!
    残酷で救いのない展開と結末は賛否が分かれるかもしれないが、私は好きだ。
    観客も巻き込んで、結末が変わる…という展開も観てみたい気がする。
    メガバの役者さんたちなら、きっとできる!!

  • 満足度★★★★

    七鬼神編
    面白い推理劇。一緒に頭脳ゲームを堪能。エンディングではあ〜あ〜あ〜。

    これまでに私が見た作品も、にっちもさっちもいかない状況を止揚して打開するエンディングだったので、そんなにイメージが覆ったわけではありませんでした。

    今後の作品の準備のための習作?

  • 満足度★★★★

    七鬼神編。
    会場内にお子さんの姿を沢山見受けられたので安心して鑑賞したのも束の間、怖いシチュエーションでスリリングに展開していき、あっという間ににエンディングを迎えましたね♫

    こういう展開では、ついついキー・パーソンを探してしまいますね(*^_^*)

  • 満足度★★★★

    【五邪鬼編】自分ならどう行動する?
    海外において、拉致・監禁されるという理不尽な状況の中、5人の日本人が
    次第に追い込まれていくさまを描いた作品。
    この状況の中、「自分ならどう行動する?」と考えながら観劇。
    緊張感のある時間を過ごした。
    「メガバックスの暖かな作風が懐かしい・・・」と思わずにいられない。。
    上演時間105分。

    ネタバレBOX

    今回はいつも以上に、役者陣の力量を試すような作品に感じた。
    極限状況に追い込まれ人はどのように行動するのか?

    役者陣が臨場感を持って演じ、観客がそれを感じるかが評価のカギに
    なるような気がする。
    少なくとも私は監禁者の一人のような気持ちで、緊張感をもって観劇できた。


    <あらすじ>
    海外で拉致された日本人5人。
    監禁室の中で5人の中で殺し合いを行い1人になったら、
    解放するという設定。
    拉致したのは海外の金持ちたちと思われ、誰が最後まで生き残るのか、
    賭けの対象にしている模様。


    <役者陣>
    役者陣はそれぞれの役柄を本当に見事に演じていた!
    これだけ作風が違うと、観客だけでなく、役者陣もとまどわないかな?
    と思ってしまうが、実際どうなのだろう(笑)。

    感じの悪いエリート社員を演じた、山下広志さん、
    憎らしい感じがヒシヒシ伝わっていたので、きっと観客から早く死ね!
    と思われるだろう(笑)。上手い!

    研修医を演じた杉本絵利香さん、ある意味一番怖い人物を
    そう感じさせずに好演。
    手術中の痛がる声が臨場感ありすぎ(笑)。

    カメラマン役を演じた星祐樹さん、一番人格者ながら、
    次第に追い込まれ人格が壊れていくさまを好演。
    人柄のよい感じの最初と、最後で一番ギャップを感じた(笑)。

    新婚旅行中に監禁された役の吉田瑞樹さん、
    渋い感じの雰囲気がとてもこの芝居にあっていた。
    芝居当初から、キーマンではないかと思っていたが、
    様々な面をもつ役柄を好演していた。電話で奥さんと話せた幸せ者か(笑)。

    父のいる海外を訪ずれた大学生役の前川史帆さん。
    表情の芝居がとにかく素晴しい!それだけで狂気を感じさせる!
    暖かな作風より、少し怖い作風の方が得意なのでは?
    と感じてしまうほど、今回の役がはまり役(笑)。


    <美術>
    メガバは見事な舞台美術が素晴しいが、今回は監禁室が舞台のため、いつもと比べると、シンプルな舞台美術。
    しかし監禁室のリアルな感じが出ていた。
    (観劇しているときは違和感はなかったが、地下室に監禁されていたのに舞台正面の鉄格子はちょっと変?と思ってしまった。)


    <少し残念に感じた点>、
    芝居の中で、監禁室に手紙を投函する数が多い感じがしてしまい、
    ちょっと冗長に思えたなあ。
    シルバという芝居に出てこない人物も、ちょっと・・・かな。


    時間通りに当たり前のように上演を開始。
    スタッフによる観客への気遣いのある対応。
    公演内容だけではない、とても良い劇団だと思う。

    最後に、今パンフレットをみたら、私が今回観劇した感じたようなことが
    書かれていてビックリ!!
    自分にとっては、最初に読まなくて良かったかも(笑)。

  • 満足度★★★★★

    怪演
    初日の「五邪鬼編」を観劇しました。
    拉致されて、互いの探り合いから、人格が壊れる様は役者の演技につきます。
    いつも凝りに凝った舞台美術に感動するのですが、今回は凝っていることを悟られない感じに抑えていました。
    役者の演じるパニック、そしてサイコな表情の名演、これまでのメガバックスとは一味も二味も違う芝居を見せてくれます。
    もう一つの「七鬼神編」も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    拉致された日本人5人は、序盤、平静を保っているかのように見えました。しかし、監禁した側のヤツラが一通ずつの手紙を届ける度に、その内容は5人を揺さぶる結果に。精神的に追い詰められた5人はやがて、恐怖に慄きながら誰かを傷つけるはめに。これは役者さんたちの演技力が試される芝居でした。見応え抜群です。

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