週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!) 公演情報 週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    ハセガワアユムさんの劇作目当てなものであれですが…
    正直、今回の芝居はハセガワアユムさんの
    作品自体をあんまり観れなくて残念だったという印象。
    やはりハセガワさんの作品が一番好きでした。
    それ以外でいうと『暗い日曜日』が面白かった。
    役者的にはそれぞれの作品で色々な
    役に変化していく様は今回のコンセプト
    にも乗っかってて良かったです◎

  • 満足度★★★★

    マイルド
    短編集だが、今回はアユムさんに加え外部脚本家の作品もあるので、いつも以上に変態達はいなかったな。
    客席の段差があまりないので、作品によっては見づらいかなと感じるのもあったが、各作品ともキャラ造りはしっかりしており、短編集以上の密度を感じた。

  • 満足度★★★★

    観た。
    オムニバスで作家が違うのにそれぞれの物語が繋がっているのが面白い。

    『暗い日曜日』が好み。

  • 満足度★★★★

    構成の妙
    執筆者が4人で書き下ろしあり既製の改稿ありと出自は様々ながら1編目がある日の午後、その後3編が同日夜、ラスト1編をコトの起きた後、とちゃんと同じ半日の話としてまとまる構成が巧み。
    後から気付いたが、最初の挿話でちゃんと「アレ」を予報しているのも愉快。

  • 満足度★★★★

    センスよくまとめられた短編集
    本公演とは別に、バーやカフェで上演するbootlegシリーズの第3弾として、気軽に演劇を楽しむというコンセプトに一番マッチした作品ではないだろうか。

    ネタバレBOX

    本公演とは別に、バーやカフェで上演するbootlegシリーズの第3弾。

    気軽に演劇を楽しむというコンセプトに一番マッチした、短編集。

    脚本も他人の作品を交えた、5本の短編からなる。
    ハセガワアユムさんという人は、センスが良く器用だ、ということは衆目の一致するところだろう。

    果たして今回の公演でもそれが披露されている。
    他人の作品を集めながらも、脚色を加えて、MU色に染めながら、さらに1本のつながりを持たせて、興味を先に進ませるテクニックを見せる。

    もともとはそれぞれ関係のない短編たちを、「豆」つながりでうまくつないだと感心してしまう。オープニングの豆工場がハリケーンで吹き飛ばされたことで、「豆が降る」ことになるというのだから。天気予報の「クロワッサンのような月」ってのも、枝豆のようにサヤに入った豆だったのだろうし(笑)。
    しかも、「豆」が意外と重要なエッセンスとなっていて、初めからその作品にそんなシーンや台詞があったように、すんなりと思えてしまう。

    『フリマ』
    このオープニングがあっさりしているのにうまい。「懐かしい」の台詞がいい。こういう細かいところの気の利かせ方がハセガワアユムさんらしい。

    『ジャンクション』
    もとは女性が主人公だったのを男性にしたと言う。そうとは思えないぐらいにしっくりしている。今、アカペラっていう設定。バンド名(笑)。ネットワークビジネス(笑)。普通名詞なのに面白い。

    『暗い日曜日』
    これは、当たり前だけど、一番MUっぽい。なんか狂っているというか、ズレている感じが笑えるけど恐いし、しっかりと軸を通してある感じ。OL演じた渡辺まのさんがもの凄くいい。何でも屋の斉藤マッチュさんのちゃらい感じも。

    『まめまめしい女』
    そういう展開だろうな、と先は読めるものの、役者の絡み方が面白いから楽しめる。

    『こちらN公演管理人事務所爆発前』
    管理人を演じる友松栄さんがいい。この人が他の短編でもいい仕事をしていた。ちょっとした飛び道具?(失礼・笑)

    どれも軽い笑いと、気の利いた台詞があり、いい台詞はうまくクローズアップしてくる。そして、MUっぽい余韻をきれいに残す。他人の作であっても。
    短編〜中編の演劇は、MUのお得意とも言えるジャンルであるということもある。

    ただ、見終わった後に、「面白かった」以外は、すっきりと何も残らない。
    「それでいい」のかもしれないし、それがbootlegシリーズの楽しみ方なのかもしれない。

    しかし、MU好きとしては、やっぱりもの足りない。確かに面白いとは思うのだけど、もっとメッセージと言うと別モノになってしまうけど、「MUだなぁ」という爪痕を残してほしいのだ。
    また、このシリーズのコンセプトとして、「お酒などを片手にリラックスしながら観劇」ということがあるのだが、人気が出てくると、観客席はギュウギュウで、リラックスできる環境にはなくなってしまう。お酒のために机を置いてあるのだけど、逆にそれが邪魔になってしまうこともある。それはこのシリーズの今後の課題ではないだろうか。客数に合わせてレイアウトを変えるとか、そんなことか。

    本公演とは違うとはっきりと言っているのだけど、やはり、MUには別のモノを期待してしまう。

    もちろん意図があってこの公演を続けているとは思う。勝手に考えてみると、1つには、「劇団化」したことにより、劇団員間のグループ感の確認とか、役者の腕試しというか、トレーニング、どこまでできるかの実験の場ではないかと思う。さらに、年1回とか2回公演で劇団のことが忘れられてしまうことがないように、毎月公演を打つことで、チラシを目にし、噂を聞き、会場に訪れる人を確実に増やして、本公演への下地にしていくためではないかと。

    であれば、ここでそろそろ「本公演」を打って欲しいところだ。それも、ル・デコやカフェやバーなどといった、サロン的な雰囲気ではなく、観客と舞台が対峙するような、いわゆる「劇場」で。

    ハセガワアユムさんが、単なるセンスが良くて器用な人に留まらないように、変な器用貧乏なヒトに陥らないようためにも、是非本公演をお願いしたい。

    それが今回と同様の短編集であったとしても、他人の作であったとしても、「MUらしい演劇」が見られるのではないかと思う。
  • 満足度★★★★

    楽しかった
    様々な人の裏表が見えたり、ドアの外を激しく降る雨(豆)が見えたり、テンポよくいくつもの物語が進行していって、全然飽きませんでした。そして、何度も笑わせてもらえました。楽しかったです。

    感想絵を描きましたので、よろしかったら。。→

    http://chigusa.petit.cc/muscat2/

  • 満足度★★★★

    よかったです
    見応え十分な短編集。日常の卑近さとシュールさ、高揚感と寂寥感が見事にブレンドされていて、引き込まれましたね。ちょっとドロドロしたところも実にいい。当初の上演時間より20分長くなってしまったけど、この内容じゃ仕方ありませんね。タレた感じはなかったし。

  • 満足度★★★

    雰囲気は良かった
    面白かったというより、リラックスして観られて、悪くはなかったなあという印象。雰囲気勝ちのきらいもあるなあ。

  • 演出力
    素晴らしい演出力。

  • 満足度★★★★

    楽しかった
    オムニバスでも少しずつリンクさせてるのがいい感じ。どれもよかったが、特に「ジャンクション」はよかった。
    予定では80分だったというが、無駄なシーンなど無いように思う。間延びなく、店舗が良かったので、100分でも短かった。

    ネタバレBOX

    「フリマ」楽しかった週末と今の厳しい週末を較べているような真澄はリアルさがあって、導入としてよくできている。

    「ジャンクション」タイニイアリスの3人の倦怠感。みっくんとエリックの現代とその当時の気持ちなどが交差して、複雑な人間ドラマを創り出していていいと思う。
    また、楽屋が舞台ということで、コレドの雰囲気によく合っていた。
    最後のエリックが振り向いたところなど印象的。

    「暗い日曜日」一番ありえないシチュエーションながら、一番週末を感じさせる。明らかに美智子の方がおかしいんだが、また女の人が観ると感想も違ってきそうな気がする。

    「まめまめしい女」3人のキャラが立っているが、レイコの外出中に他の2人がパソコンを覗いてしまうのは予想されたところ。奇妙な女の友情がレイコの哀しさを強調させていたと思う。

    「こちらN公園管理人事務所爆発前」役者さんたちのオーバー気味の熱演で実は一番笑ったかもしれない。男ならメグミのような物言いの女との会話に疲れを感じることは皆経験していると思うし、逆に真子のような女も実在しそうで怖い。


  • 満足度★★★★

    無題540(12-283)
    19:30の回(小雨〜終演後、何とかあがっている)。19:05会場着、靴底の雨を拭き取るようタオルが敷かれています。入ると左手はフリマ開催中で椅子がない…ので、右を向くとお客さんいっぱい。予約席(名前入)、カンフェティ席と書かれた紙が貼られていない席に座ります。入口から見て正面のピアノ右横からぐるっと壁沿いに椅子席、右、1/3ほどが客席で、中央、左が舞台。 5つの短編、冨坂さん「ナイゲン」2回、西山さん「熱の華」、ニシオカさん「狙い(関口さんの一人芝居)」。お客さんが遅れているそうです。会場のテーブルの組みあわせを変えたり、ちょっとした小道具でシーンに区切りをつけています。それぞれのお話…かなり笑ってしまいました。軽い突っ込みの応酬などではなく、テンション高めで押しあい、引っ張りあいます。ネタがわからないものもありましたが日常ネタでよく笑ことができました。19:22フリマ閉店、19:33開演のお知らせ、ドア閉まり〜21:16終演。

    余談ですが、PMC小岩崎さんのブログが大好きで毎日見ていまして、そこに出てくる人たち…目の前の人たちですが…写真に付けられたコメントの鋭さ、劇中思い出し笑ってしまうのでした。 

    ネタバレBOX

    ここのお芝居は役者さんと近いと思っていたのですが、今夜は座ったのがいつもの両横ではなかったからでしょうか、相当近かったです。

    セリフのやりとりが小気味よく、リズムに乗っているように感じました。

    幕張にブックオフはなさそうだ。

    ディープラッツ=die pratze?
    エリックはどこからきているのだろう...クラプトンかアンダーソンか...

    きなこ大豆、グリーン豆、こだわりのバタピー、ピスタチオ・・・豆工場
  • 満足度★★★

    WEEK ENDS
    面白い。
    「暗い日曜日」が好み。
    チラシの出来が上々。
    舞台が観にくい。

    ネタバレBOX

    「フリマ」
    真澄(須藤真澄)とまの(渡辺まの)がフリマに参加。タイニイアリスのアヤノン(古屋敷悠)とまのは意気投合。寂しい真澄は、公園管理人・植松(友松栄)にヘルメットを買ってもらえず更に寂しい…。
    ヘルメットネタは笑った。序章のように短いのもいい。

    「ジャンクション」
    対バン公演開演間近、いつものように揉めるメンバーに呆れるみっくん(島田雅之)。そこに差し入れを持ってくる元ライバルのエリック(宮田智佳)。台風で二時間以上の舞台を任されることになったタイニイアリスは、覚悟を決めて舞台に向かう…。
    一番笑った。リズムがいい。キャラや設定がとてもたってる。引退しファンと結婚するというエリックと、何がしたくてやってんだかわからなくなっているみっくんとの間にある溝。エリックにも音楽にも未練のありそうなみっくんに対し、音楽と離れる決意をしたエリックの温度差。笑えるけど、どこか不安になる。

    「暗い日曜日」
    日曜の喫茶店。OL・岡田(渡辺まの)は、会社の上司を殺すため何でも屋・菅沼(斉藤マッチュ)に依頼する。依頼だけでは収まらず、岡田は上司への想いを菅沼に必死に伝えるが…。
    楽しい週末を得るため、殺人の依頼に大金を掛けようとする岡田が面白くもあり怖くもある。実際、月曜の「重さ」はなかなかだし、職場にトラブル抱えてたら尚更。
    実は詐欺をしてましたと告白し立ち去ろうとする菅沼に、もうちょっと一緒にいてと願う岡田。無職でダメ人間だけど人生楽しんでそうな菅沼と、几帳面そうで精神的に面倒くさそうな岡田が「笑点」を一緒にみる。ちょっと暖かい。そしてコレが大事なことなんだなと思う。
    コミカルなようでいて、自殺者の多い現代人へのエールのような作品だった。

    「まめまめしい」
    金曜の夜も家で独りのOL・レイコ(渡辺詩子)の部屋に不法侵入する同僚のシュウ(須藤真澄)とトロ子(宮田智佳)。シュウのSMとかトロ子のほんわか片思いとか話が出るも、レイコは自分のことは話さない。レイコがいなくなった隙にPCを覗き見る二人は、同僚への誹謗中傷ツイートを繰り返すレイコに動揺する…。
    三人のカラーの違いが話の面白さを際立たせる。シュウのガツガツ行く感じとトロ子のおっとりした感じ、レイコの堅物的な物腰。特にレイコはジャージを通り越してのオーラがすごい。レイコのねじ曲がった愛情がPCを通して他者に向かうさまはなかなか恐ろしく、マメをブツけ合うさまは「女の子」な顔を魅せてくれた。

    「こちらN公園管理人事務所爆発前」
    公園を愛する植松、話がつまんないと彼・憂(古屋敷悠)にふられる渡辺めぐみ(渡辺詩子)に、なぜつまんないのかを指摘するも、めぐみは普通で何が悪いと吐き捨てる…。
    景観を損ねると、公園でイチャつくカップルを攻撃する植松が、いいおっさん具合。そのクセ、めぐみが好みだとか男なとこも見せちゃう愛すべきキャラ。まあ、オチなんてないと言い切るめぐみもかわいいけど。
    フツーならフツーで、異常なら異常で、迷走し苦労する人間を覗いてニヤニヤできる。気にしないのが一番だけど。植松みたいに。
  • 満足度★★★★

    観ました
    出演してほしい俳優に”ロバートダウニーJr”って書いたアンケート出すの忘れてしまいました、鉛筆返すのも忘れてしまいました。申し訳ありません。
    ポール・トーマス・アンダーソンのマグノリア(空から大量のカエルが降ってきます)への回答つうことですけど、1話目と4話目が対応してるんでしょうか。
    修学旅行のまくら投げ的場面がよかったです。

  • 満足度★★★★

    いい週末
    ちょっとした作品と熱のこもった演技が次々と出て、いい週末を過ごすことができた。

  • 満足度★★★★

    ある日の週末。
    ○○の降る週末のオムニバス。外部脚本有でいつものMUとは空気が少し違うものの、どこか壊れてる人物達の物語がアユムさん脚色・演出で繋がれていて、登場人物の事情はそれぞれだけれどみんな同じ空の下で生きてるんだなという不思議な一体感を感じました。そして、間違いなく私もそこにいることを実感。○○が降る空の下で。

    ネタバレBOX

    豆の降る空の下で。たわいもない感情で殺意を抱いてその歪みを恥ずかしげもなく初対面の他人にぶつけたい、女子会に混ざって特異な恋愛の赤裸々な告白をしたい、自分に好意を抱いている男性をたぶらかして公園で熱くハグしたい。(注:リアルにそんなことできないからですよ(爆))

    面白かったのですけれど、めずらしく★4つを付けてしまいました。理由はやっぱり私はアユムさんの脚本が好きで、100分丸々アユムさんの感性を堪能したときとは充足感が違うので・・・。お酒を飲みながら気軽に楽しむには良いふわふわ感でしたが、やはり私はアユムさんの脚本に心を切り刻まれたい。なんですかねこの感覚(^-^;) 他の演劇には期待できない独特感。大人でシャンティなお芝居。心底MUが好きなのです。

    ・斉藤マッチュさん、表情の細やかな動きが実にセクシーで素敵でした。会話劇でまた拝見したいです。
  • 満足度★★★

    ちくちく
    ちょっと、人の影の部分をちくちく刺してくる。

    それぞれ短編のようで、大きな流れがつながっていて一つのお話だった。

    内輪もめのアカペラグループが一番好きなお話。
    最後のカップルの男もつぼだった。

    笑いが結構、「固有名詞」依存していたのが少し残念。

    ネタバレBOX

    会場もそうだが、なんだか客層も少し、自分が普段見ているのと違う感じがした。

    演劇って、脚本や演出、役者さんもそうだけど、場所・座席の配置、そして観客ぞれぞれの状況によって作られるのだと、改めて感じた。

    この「週末たち」はちょっと"オトナな"香りがした・・・。
  • 満足度★★★★

    現代の優しい「寓話集」
    少し変わった人達が出てくる物語。
    どれも少しだけ関わっているような統一された世界観。
    短くもプチ狂乱と鎮魂が描かれてる全編、
    妙に今年が終わるという雰囲気にも似ている
    上手い役者さん達の熱演がありつつも
    クスクス笑いながら鑑賞してしまう楽しい公演でした。
    今、2000年前半の文化が妙に笑える年代になったねぇ
    素敵な固有名詞が飛び交う、見易い公演ですよ~
    あ、戯曲買い忘れてました

  • 満足度★★★★★

    短編集ってある意味長篇
    短篇と言っても、それぞれが少しずつ関連してもいるので、長篇のような味わいです。
    戯曲の販売もあり、私は5篇まとめて購入し、特典でポスターをいただきました。

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