週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!) 公演情報 MU「週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    WEEK ENDS
    面白い。
    「暗い日曜日」が好み。
    チラシの出来が上々。
    舞台が観にくい。

    ネタバレBOX

    「フリマ」
    真澄(須藤真澄)とまの(渡辺まの)がフリマに参加。タイニイアリスのアヤノン(古屋敷悠)とまのは意気投合。寂しい真澄は、公園管理人・植松(友松栄)にヘルメットを買ってもらえず更に寂しい…。
    ヘルメットネタは笑った。序章のように短いのもいい。

    「ジャンクション」
    対バン公演開演間近、いつものように揉めるメンバーに呆れるみっくん(島田雅之)。そこに差し入れを持ってくる元ライバルのエリック(宮田智佳)。台風で二時間以上の舞台を任されることになったタイニイアリスは、覚悟を決めて舞台に向かう…。
    一番笑った。リズムがいい。キャラや設定がとてもたってる。引退しファンと結婚するというエリックと、何がしたくてやってんだかわからなくなっているみっくんとの間にある溝。エリックにも音楽にも未練のありそうなみっくんに対し、音楽と離れる決意をしたエリックの温度差。笑えるけど、どこか不安になる。

    「暗い日曜日」
    日曜の喫茶店。OL・岡田(渡辺まの)は、会社の上司を殺すため何でも屋・菅沼(斉藤マッチュ)に依頼する。依頼だけでは収まらず、岡田は上司への想いを菅沼に必死に伝えるが…。
    楽しい週末を得るため、殺人の依頼に大金を掛けようとする岡田が面白くもあり怖くもある。実際、月曜の「重さ」はなかなかだし、職場にトラブル抱えてたら尚更。
    実は詐欺をしてましたと告白し立ち去ろうとする菅沼に、もうちょっと一緒にいてと願う岡田。無職でダメ人間だけど人生楽しんでそうな菅沼と、几帳面そうで精神的に面倒くさそうな岡田が「笑点」を一緒にみる。ちょっと暖かい。そしてコレが大事なことなんだなと思う。
    コミカルなようでいて、自殺者の多い現代人へのエールのような作品だった。

    「まめまめしい」
    金曜の夜も家で独りのOL・レイコ(渡辺詩子)の部屋に不法侵入する同僚のシュウ(須藤真澄)とトロ子(宮田智佳)。シュウのSMとかトロ子のほんわか片思いとか話が出るも、レイコは自分のことは話さない。レイコがいなくなった隙にPCを覗き見る二人は、同僚への誹謗中傷ツイートを繰り返すレイコに動揺する…。
    三人のカラーの違いが話の面白さを際立たせる。シュウのガツガツ行く感じとトロ子のおっとりした感じ、レイコの堅物的な物腰。特にレイコはジャージを通り越してのオーラがすごい。レイコのねじ曲がった愛情がPCを通して他者に向かうさまはなかなか恐ろしく、マメをブツけ合うさまは「女の子」な顔を魅せてくれた。

    「こちらN公園管理人事務所爆発前」
    公園を愛する植松、話がつまんないと彼・憂(古屋敷悠)にふられる渡辺めぐみ(渡辺詩子)に、なぜつまんないのかを指摘するも、めぐみは普通で何が悪いと吐き捨てる…。
    景観を損ねると、公園でイチャつくカップルを攻撃する植松が、いいおっさん具合。そのクセ、めぐみが好みだとか男なとこも見せちゃう愛すべきキャラ。まあ、オチなんてないと言い切るめぐみもかわいいけど。
    フツーならフツーで、異常なら異常で、迷走し苦労する人間を覗いてニヤニヤできる。気にしないのが一番だけど。植松みたいに。

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    2012/12/03 01:08

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  • unicornさま

    コメントありがとうございます。
    MU制作部です。

    楽しんで頂け、また、好みの作品まで見つけて頂け、大変うれしいです。

    また、舞台が観にくかったとのこと、申し訳ありませんでした。
    座席配置など、改善に努めてまいります。

    この度は、ご来場まことにありがとうございました!

    2012/12/03 09:59

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