満足度★★★★★
「花柄八景」が最高
8/15(水) 16:00(Mrs.fictions)/19:00(ろりえ)
8/18(土) 13:00(ろりえ)
8/19(日) 16:00(Mrs.fictions)/19:00(ろりえ)
■Mrs.fictions「花柄八景」
出囃子で始まって師匠が出てきて、これからどんなお話が始まるのか、きっちり枕。
劇中にも、おもしろ新作落語がちりばめられ、最後はおあとがよろしい感じに終わる。
これこれ、こーいうの見たかった!落語テーマ見たー!っていう満足感。
■ろりえ「逮捕(仮)」
おそらくこれがろりえのテイストであると思われるセリフが出るたびに、それって何?と考えてしまって、ろりえファンと思われる客席の笑いにシンクロできませんでした。
作・演出のおくやまさんは、女性の生々しい感情の澱みを描くのが上手なのだなあとしみじみしました。
中井美穂さんを交えたアフタートークがとても楽しかったです。
満足度★★★★★
Mrs.fictions「花柄八景」
「お後がよろしいようで」
落語のこの言葉へ着地点を定めるとはさすがMrs.ficitonsさん!
ほのぼのの中にも品のいい笑い盛りだくさんで面白かった!
今村さんの格好に注目でした◎
満足度★★★★
ろりえ「逮捕(仮)」
ろりえ節でおなかが痛くなることはありませんでした(笑)が、
最後何かしんみりしてしまった。
堀越さんの落語が多少観られると思ったら実は…
端々のろりえ節は健在で◎
満足度★★★★★
Mrs.fictions「花柄八景」
古典落語からのネタや「ニューウエーブ落語」なども交えて近未来に訪れるかもしれない落語界の危機(笑)を大笑いの中に描いた快作にして大傑作。
まさにこの日(18日)の3本中のトリを飾るに相応しい。
満足度★★
水素74%「人間バラ屋敷」
確かに「師匠の部屋」のハナシではあるが、「落語」という共通課題があまり感じられず、アフタートークで「言い訳」を聞いても腑に落ちない。
同じ土俵で勝負しないのは反則…ところか失格では?
満足度★★★★
ろりえ「逮捕(仮)」
序盤での「門外漢のいちゃもんに未熟なプロが振り回される」状況はまさに古典落語の定番。
が、後半は一転してねじれ気味の人間ドラマに。
奥山主宰がアフタートークで「描いて行きたいものは?」と問われて「人間です」と答えたことに大いに納得。(がしかし「落語は詳しくない」というのは意外)
満足度★★★
企画がどうか
各ステージ観劇しました。
作品は、それぞれ工夫と特色を感じ好感を持ちました。
特にろりえが好みでした。
4人の短いろりえも中々ですね。
また短編観てみたいです。
それにしても、この企画自体はいかがなもんでしょう
まずもって、企画者の中井さんが3劇団を全く知らないって・・・
「舞台芸術に造詣の深い」なんて紹介しているのに、
小劇場には興味が無いのでしょうか?
グリーン選出の劇団だから、知らなくていいと言う事にはならないと思いますが。
そのせいか、あまり席も埋まっていませんでした。
今後別テーマで同じ企画なら、参加劇団がよくても行かないですね。
残念です。
満足度★★★★
水素74%
水素さんは初見でした。3人の会話劇で師匠が男女に翻弄されての心の綱引きが面白かったことは面白かったけど、落語、関係ないですよね・・・?セットが3団体共通であったことを考えると、正直、これで3000円では高いと感じてしまいました。(他の2団体は満足度が高かったので気になりませんでしたが。)浅野さんの可愛らしさは同じ女として学ぶところが多かったです。あんな風に小悪魔チックになりたい(笑)
ちなみに、★4は水素さん単体としての評価です。企画としての評価は★1で、初心者にお勧めしないのも企画に対してです。理由はネタバレBOXにて。
満足度★★★★★
Mrs.fictions
持ち時間75分を攻めに攻めた作品。落語という古典をモチーフにしながら、パンクスやボカロ、果てはプリキュア(笑)で落語を語るアヴァンギャルドな攻めっぷり。もちろん中嶋さん脚本の良さである深く丁寧な人生の造形、そして言葉遊びの要素も盛り沢山。これでもかというほど濃い時間に満足です。今村さん岡野さんの演技はいつもの如く素敵すぎ。特に今村さんの、役毎に全くキャラの違うカメレオンっぷり、大好きです。
満足度★★★★★
ろりえ
※企画公演ということで3演目観ましたが、企画全体としての感想は後ほど。★5は、ろりえ単体としての評価です。
大好きなろりえに大好きな堀越涼さんということで期待大でしたが、その期待を遥かに超えてとてつもなくフェティッシュな舞台となっていました。全編通して漂うろりえワールド・・・それは一見無駄と思える台詞だったり(実際無駄)、なんのひねくれもない小学生並のはしゃぎようだったり(中二病は大嫌い)、そして前回の本公演以来色濃く醸し出されるようになった人生や感情の描写だったり・・・が、アホのように丁寧に描かれる末の、官能的なクライマックス。恥ずかしながら、観ていてこんなに身体中が電流まみれになった芝居は初めてです。というより、これをこえる官能の表現は考えられないほど。多分この先もう、こんな感覚を覚える舞台は無いでしょう。愛しい愛しい舞台でした、ありがとうございました。
満足度★★★★
「花柄八景」
Mrs.fictionsさんは、前回の15分公演で初めて拝見しましたが、今回も期待通り。作・演の中嶋さんが描かれる登場人物は、温かくて優しくて、愛すべきキャラばかりですね。師匠の羽織の背の「花柄」も可愛らしくて。衣装が皆さん素敵でした。この先どんなに完璧なボカロが現れても、生身の人間から繰り出される話芸、落語や演劇に絶対敵うことはないだろうな、と逆に確信できたようで、ホッと嬉しくなりました。
満足度★★★
Mrs.fictions『花柄八景』鑑賞
近未来における噺家不在の落語ブームという設定の中、濃い登場人物達が物語を織りなす王道的な作品でした。やや古臭いスタイルの作りながら、登場人物が魅力的で楽しめました。
落語の対コンピューター戦に負け、世間から相手をされなくなった落語家の元に転がりこんで来たパンクスのカップルと頭の弱いストリートチルドレン、一度は弟子を止めたものの未練があって毎日師匠の部屋へ来るようになった元弟子のコミカルなやりとりから師匠や落語への愛情が感じられました。
感動的なシーンを大袈裟にせず、さらっと描いていたところにセンスが感じられました。師匠が脱ぎ捨てていった羽織を丁寧に畳む元弟子の様子が印象に残りました。
落語の噺の引用と、攻殻機動隊や初音ミク等のサブカルチャーネタの笑いの取り方のバランスが良かったです。シド&ナンシーの話を落語で演じるのが楽しかったです。
今村圭佑さんと小見美幸さんパンクスのカップルのキャラは典型的な描き方でしたが、台詞回しや間の取り方が上手くて、笑えました。ストリートチルドレンを演じた北川未来さんはあまり台詞はなかったものの不思議な存在感があり魅力的でした。
満足度★★★★
ろりえ
テーマである「落語」を、ストレートではないけれど、ろりえテーストで巧く料理していました。今回は男性陣がよかったです!?共通のお題でセットも同じで、他の劇団はどんなステージなのかも気になりますね!?
アフタートークで中井さんが言われてた、落語へのフィードバックも面白そうですね。
満足度★★★
見に行けて良かったですが
出演者4人でも最近の【ろりえ】さんらしい、馬鹿っぽさを残しつつ
ちゃんと話もシッカリしていて、徳橋さんの真摯な演技に驚きました。
残念なのは、お客さんが少なかった事(関係者が多そうでした)
そして、お題が「落語」しか縛りがないので他の団体まで見たいとは
思いませんでした。お題を出した中井さんが3劇団知らない上、
選出に関わらないのはどうなんでしょうねぇ。