満足度★★
う〜ん…
橋本治が昔書いたという脚本を、若手の勢いある俳優が演じ、蜷川幸雄が演出する、ロックミュージカル! というだけで、期待は高まった。
だけど、カッコ内だけど、「ロックミュージカル」とうたっているのだが、音楽がイマイチ。
もの凄くイマイチ。
ロックと言えばロックなのかもしれないけど…。
演出が望んだロックではなかったのではないだろうか。
役者はよかったのですが
キャストを見てぜひ見たい!と思い、観劇。
見た目は昭和3~40年代ですが、四谷怪談でした。若くてエネルギッシュな役者さんたちがたくさん見られたのは、眼福でした。三浦くんがかわいらしく、一方でめちゃめちゃダンスがうまくて、素敵でした。勝村さんのむちゃっぷりが勝村さんらしくて、楽しませていただきました。
満足度★★
う~ん
内容はわかるけど、ミュージカルという感じではなかったかなあと思います。。芝居と歌で別々なものなイメージをうけました。
蜷川さん演出は初めて拝見させていただきましたが、所々すごいなあと思う部分があり、ほかの作品もみたいなと思いました。
出演者が豪華で期待が大きかったせいか、なにか物足りないなと思ってしまう部分があり残念でした。
満足度★★
手練手管
橋本作品、蜷川作品をある程度知っている人たちの間で、問題作、異色作、実験作、意欲作などと称して語られればよいのであって、単体としては評価し難いというのが本音。これが、ぽっと出の作・演出家の作品で、無名の劇団員が演じたら評価されないと思います。そういう意味では「名声ありき」の作品と言えるでしょう。副題の読みは(そうおんかぶき)の方がいいと思います。(ロックミュージカル)だとちょっと違いますね。
満足度★★★
やっぱり橋本治は面白い
若き日の橋本治が歌舞伎ソウル全開で書いた作品と聞いて想像してた通りの、ドライブ感のパないまさに破天荒な脚本。
熱量に引きずり込まれるあの感じ、面白かった。
40年前の作品ということで古さはあるものの、2012年の今の上演でもちゃんと響く普遍性があり。
反面、演出は密度が足りてなかったかなあ。
特に音楽、録音流してるだけだったのは明らかに舞台上の熱量殺いでて、なんだかなあ・・・だった。
コピーに「絃の調べは七五調 鼓の響きは八拍子」と謳っているのだし、直近のコクーン歌舞伎のように生演奏でよかったのではないかと。
音もなんだかペラくて、音響空間に演出についてとか、あんましちゃんと考えられてないんだろうなあって感じ。脚本的にも、そういう非言語面での充実はほしかったところ。
また、「歌舞伎」としても「ミュージカル」としても、歌えない/踊れない役者をなんとかして輝かせるような戦略も足りていなかったように思います。
ただ役者勢はみんな好演の印象。特に佐藤隆太と栗山千明の熱と清々しさは印象的。
脇にベテランを持ってきたのはちとバランス悪かったかな?