隣にいても一人 公演情報 隣にいても一人」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-20件 / 27件中
  • 満足度★★★

    【盛岡編】言葉よりキャラ立ち優先。
    方言の特徴はそんなに前面に出ている感はないが、キャラの有り様で笑いを誘う作品に。特に兄夫婦のカップリングは卑怯な組合せ。62分。

    ネタバレBOX

    兄夫婦は存在はズルいんだけど、青森編のようなあうんの呼吸みたいなモノがイマイチ感じられなかったのが残念。

    このバージョンだけテーブルが卓袱台。その疑問は最後の大ネタで納得。それだけのためにセットを変えるかなぁ。
  • 満足度★★★

    【熊本編】バランスがよい地方版。
    方言と熊本編の特徴としての女性の強さがうまくマッチングされ、企画に見事乗っかって戯曲の新たな面を見せてくれた意欲作。66分。

    ネタバレBOX

    設定年齢を10歳上げていて、それによる気遣いの細やかさなんかも憎い演出。

    細かい点でひとつ気になったのは、昇平がお茶の入れ方でたぶん左利きだろうと思われるのに、右利きようの普通の急須を使っていたこと。ちょっと惜しかったなぁ。
  • 満足度★★★

    【三重編】おかずがない分早い。
    関西弁のテンポのよさが他のバージョンより早い展開に。関西編とは違って台詞にネタ的要素が見られない分余計に短い仕上がりに。55分。

    ネタバレBOX

    仕草の面白さはあるものの、このバージョンとしての特徴というのがあまり感じないようにも思えて。

    小さな事だけど、朝食の際に全然使わなかったパターは余計だったかなぁ。これのせいで片づけが1回増えてるし。
  • 満足度★★★★

    【盛岡編】故郷の訛り懐かし2。
    青森県出身なのですが、言葉は南部弁なので、盛岡編は本当に親近感。

    ぐっとまとまった感じのバランス感覚の良さは戯曲の良さを伝えてくれる。
    それでいながら、しっかり脱線する具合がなかなか◎。

    ネタバレBOX

    特に兄姉夫婦のくらもちひろゆき×高橋縁のバランス感覚は絶妙。
    個人的には、今回のベスト1に挙げたいくらい。
  • 満足度★★★

    【熊本編】南端の曲者。
    今回のシリーズの南端ということで、流石に曲者。
    癖のある熊本弁を堪能しつつ、やっぱり大袈裟になるなぁと思ってしまう。
    言葉によって本当に性格が出るし、戯曲のニュアンスが変わるなぁと。

  • 満足度★★★★

    【三重編】にゃあにゃあ。
    にゃあにゃあ言う以外は、外の者には関西弁との差違は判らず。
    しかしながら、全体的にまるっとしていて、関西編とは違った魅力が。
    特に弟のおっとり感は、一番好きだったかも知れない。

  • 満足度★★★★

    【熊本編】青森編に匹敵する面白さ!
    やっぱりコレぐらい色が出る方言の方が、
    グッと来る!なと。

    何気ない問いかけや、返事が既に面白い。

    個人的には鹿児島編、名古屋編なども
    観てみたいなと。

  • 満足度★★

    【三重編】言葉は、ほぼ関西弁なのだけれど、
    関西編程の爆発力も無く、う~ん。

    ネタバレBOX

    これはミスキャスティングではないかと。
    山本裕子(青年団)×申そげ(青年団)が姉妹に見えないし、
    坪井祐之も芸人風の風情でリアルさに欠けるなと。
  • 満足度★★★★

    【盛岡編】程よい方言のミックス加減。
    コレ位からがおかしみが効いて来るのかなと。

    ネタバレBOX

    角舘玲奈の淡々とした感じが良いなぁ。
    くらもちひろゆき×高橋縁の夫婦は出オチ級の面白さ。
    この作品は配役のバランスが大事だと実感。
  • 8演目16組32人
    博多っ子としては、8バージョンにない博多編を想像してみたり。

  • 満足度★★★

    【広島編】とてもオーソドックス。
    淡々とした会話の中、突然テンションがあがったりする以外は大きな変化もなく。方言もあまり気にならないつくりに。68分。

    ネタバレBOX

    この演目にはなぜか昇平の部屋に最初から熊のぬいぐるみが。最後の方ですみえが抱くシーンはあるのだが、基本的には似つかわしいというかその必要性には疑問を覚えた。
  • 満足度★★★★

    【関西編】各キャラの押出しが強い。
    テンポよい言葉に乗って、全員の姿勢が攻めている。このバージョン自体が芸になってしまってるような印象。面白いからよいけど。64分。

    ネタバレBOX

    いろいろと台詞に余計なおかずを入れているにもかかわらず、上演時間が短いのはそのテンポのせいか。ちょっと間が悪かったり、ウケを狙ってる台詞でハズしたりするのはご愛敬か。

    芝居として気になったのは、昇平が物書きを終えてファミレスから帰ってくるときに手ぶらだったのにはちょっと違和感。
  • 満足度★★★

    【英語編】青年団の飛び道具新人“
    齊藤晴香”の暴走に大ウケ!

    ただ、常々思っていることなのだけれど、
    英語ネイティヴでない役者が、英語で芝居をするって
    (英語以外でもネイティヴでない言語での芝居も同様)
    いかがなものかなと。

    ネタバレBOX

    クエンも英語ネイティヴではないのですが、
    今回の4人の会話力の差を感じてしまい、
    これを例えるなら、
    ボビー・オロゴンとリア・ディゾンと
    デイブ・スペクターとアグネス・チャンの4人が
    日本語で芝居をするのを観ているのに近いのではないかと。

    もちろん4人の日本語はリアルなんだけれど、
    4人で交わされる会話が持つリアルさという点では、
    みょ~な違和感があると思うのだけれど。
  • 満足度★★★★

    【関西編】所々会話の間がズレてしまい、
    笑いに繋がらなくもったいない箇所が、
    気にはなったものの、
    役者陣が芸達者で、面白く観る!

    ネタバレBOX

    <以下大阪生まれ故に偏見に満ちたコメントです。>
    平田オリザの戯曲は関西弁(正確には大阪弁)には、
    あまり向かないのかなと。

    思うに大阪弁の会話においては、
    動詞や形容詞、形容動詞が、ニュアンスのみの擬音になったり、
    むりやりボケたり、突っ込んだりと、
    内容の約半分(時に半分以上)が、
    会話の内容とあまり関係が無い発語だと感じるので、
    平田オリザの戯曲だと、間が良ければ良い程。
    よく出来たベテラン漫才師のネタを聞いているようで、
    面白いのだけれど、リアル感覚は薄れるのかなと。

    イントネーションでニュアンスが出せる京言葉や
    さめた印象の神戸弁なら向くのかなとも思い。

  • 満足度★★★★★

    じっくり見れば
    人間の会話や動きってこんなにおもしろいんだな
    関西弁バージョンだったけど、人間の感情がちゃんと描かれているから
    笑えるし、泣ける。あそこまで人間のやりとりの細部を描ける平田オリザさんは天才だ!!!!

  • 満足度★★★★

    【英語編】Suddenly GAIJIN
    外国人の方がかなり多い客席の反応も楽しみつつの観劇。

    正直な所、前もって4本観ていたから何とか理解ができたという感じ。
    翻訳の難しそうな部分など、興味深く……お勉強したかな、と(苦笑)。

    リーディングとは言うものの、しっかりアクトがついており、
    ほとんどフルパフォーマンスと変わらぬ感じで観ることができた。
    英語版ならではのアクトがあり、言葉が変われば身体も変わるんだな、と。

    8本観るからこそ、これくらいの刺激物がちょうどいいなっ、てのが正直な感想。

    ネタバレBOX

    PPTにて、共同演出の工藤千夏が、
    「朝、起きてみたら夫婦になっていただけでなく、
    いきなり日本人が英語を喋り出す状況も不条理だ」と言っており、
    こじつけながら、そこもまた確かな魅力であった。
    お辞儀しながら、「I'm sorry」とか、本当にシュールだったものね。

    投稿タイトルは、隣で外国人のお客さんが、
    「Suddenly GAIJIN」と言っていて、言い得て妙だな、と。
    ちなみに、英訳タイトルは、『Suddenly Married』である。
  • 隣にいても底なし沼。
    すっかりはまってしまった。

  • 満足度★★★★

    *青森*面白い!!
    見る前は各地の中で自分の故郷に近いところにしようかと思うところもあったが、無用な気遣いでした。
    訛りは、所々わからない部分は在れど芝居や流れで想像するのが楽しく
    独特な訛りの会話はテンポが実に心地よく(達者な俳優さんだからと思いますが)
    私が見たバージョンは個々のキャラ立ちが楽しく、いい一時間を過ごしました。

  • 満足度★★★★

    【青森編】伝説の名優 畑澤聖悟(渡辺源四郎商店店主)の怪演を堪能!
    それを迎え撃つ森内美由紀(青年団)、工藤倫子(青年団)も
    存在感をアピール、翻弄される小寺悠介も好演。

    ネタバレBOX

    この3年程観た青年団の演劇の中で、
    最もドタバタした作品だったかも。
    演技の大きさでいうと【帯広編】の倍以上なのだけど、
    それがまったくもって気にならない程、
    めちゃめちゃ面白い!

    で、理由を考えてみた。
    答えは簡単に見つかった。

    そういう人が本当に存在しそうか?どうか。
    というコトでした。
    リアクションが大きくても、
    役者の技術力が高く、
    リアルに感じる人物造形であれば、
    OKなのだと。

    このバージョンで言うと、
    スキンヘッドで強面で大柄な男が、
    弟に対して高圧的だったり、
    奥さんに対して弱気で子供じみた態度だったり、
    それに伴うリアクションの大きさや、
    また、そんなダンナに対する、
    奥さんの容赦ない強力な突っ込みは、
    物語を勢い良く展開させる為にはアリだなと。

    しかしこれが一転、
    キャラクター造形が中途半端だったり、
    役者の技術が低かったりする場合に、
    やたら芝居が大きいと正視に堪えなくなる。
    ということかなと。

    残りのバージョンも、
    どんなキャラクターが飛び出すのか、
    とても楽しみであります。
  • 満足度★★★

    【帯広編】平田オリザの手を離れるということは、
    ここまで仕上がりが変わってしまうのか!と驚く。

    今回唯一演出は平田オリザではなく、片寄晴則(帯広演研)。
    元々は7年前にこの帯広演研という
    アマチュア劇団のために書き下ろした作品とのこと。
    つまりはこれがオリジナルバージョン。

    ネタバレBOX

    客入れや暗転時に音楽が流れる違和感。
    目に付いてしまうリアクションの大きさ。
    4人中3人が帯広の役者ということで、
    仕事をお願いすることもないなぁ...。
    と思いつつ心を閉じる。

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