ミュージカル「ひめゆり」 公演情報 ミュージカル「ひめゆり」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
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  • 満足度★★★★★

    正義とは
    初めて観劇させていただきました。序盤はただただ歌声に圧倒されていましたが、ストーリーや登場人物それぞれが持つドラマにどんどん引き込まれて行きました。ですが劇中にも関わらず自分自身思わず考えてしまうような場面もあり、とても貴重な機会をいただけたように思います。内容はもちろんですが、役者さん、演出、どれをとっても素晴らしく、感動致しました。素晴らしい舞台をありがとうございました。

  • 満足度★★★★★

    重くなりすぎずに観れました。
    はじめてミュージカル座の舞台を拝見しました。
    戦争を扱った作品なので終始辛く切ない物語かと思いましたが
    内容は日本で実際に起きていたことなので辛いものがありますが
    耳に残るメロディーと歌声、生き残った者の前を向き生きていく強さに重くなりすぎずに観ることが出来ました。
    この季節にこうして戦争と向き合える作品が観れるのは、とても有り難いことだと思います。来年も公演があればまた観に行きたいです。

  • 満足度★★★★★

    復帰40年
     きびきびした動きに、かなりリアルな作りの戦場風景が、いやでも戦地の緊迫感を伝える。飛来する敵機、機銃掃射、沖縄戦では島民の4人に1人が亡くなったと言われ、艦砲射撃によって島の形が変わったといわれている。このような激しい戦闘の場へ狩り出された少女たちの無垢で美しい歌声は、悲惨と切なさを倍加する。個々の出演者のキャラを立てる場面、集団で演ずる場面の連携も非常にバランス良く構成され、過酷な状況の中で理不尽に命を奪われる友や兵士たちの苦悩や嘆きをしっかり捉えながら、それでも生きようとする姿を対比させ、命の儚さと同時に尊さ、強さも描いて見せた脚本、演出も見事だ。今まで、自分が日本国内で見たミュージカルでは最も出来の良い作品である。(ブロードウェイからやってきたアメリカ人のミュージカルも見たことがあるが、完全に日本を舐めた上演であり評価外であった。その時の演目はガーシュウィンの「マザーレスチャイルド」だ。NYのブロードウェイで見た「ミス・サイゴン」は良く練れた作品であったし、金も掛けていたが、ベトナム戦争をアメリカに都合よく描き、単なる恋愛物に仕立てていた図々しさには呆れた)
     本題に戻ろう。優れた作品を力のあるメンバーで上演したことには、施政権返還40年の節目ということもあろうが、自分は、ヤマトンチュウの卑劣を考えずには居られなかった。現在も国土面積の0.6%に約75%の基地が集中し、レイプ、殺人、暴行、ひき逃げなど米軍人・親族による犯罪は絶えない。因みにレイプは親告罪なので、数字に表れている数十倍の被害者がいるはずである。そこに、アメリカ国内でさえ、”空飛ぶ恥”と言われるオスプレイを配備しようと躍起になる日本政府とは何か? 国民の生きる権利を蔑にする姿勢は、原発問題や水俣、薬害などに対する反応同様、戦争中、沖縄島民にスパイ容疑を掛けて殺したファシストと一切変わらない。我々は、このような政府を成立させている我々自身の恥を知らねばなるまい。
     このようなことを改めて考えさせてくれたこの作品に改めて感謝したい。

  • 満足度★★★★

    言葉が明瞭!
    合唱でこんなに言葉がはっきりしてるミュージカルはそんなに多くない。おそらく歌を作る段階でひとつの音符に一字をのせるようにして、字あまりにならないよう作っているのではないだろうか。これは大変な制約で英語のように一音に一単語以上をのせられるのに比べると情報量は減る。が、その分言葉が厳選されるのでこのミュージカルのようにいいものができる。作詞・作曲者に大拍手である。加えて歌い手全員のレベルが高い。客寄せパンダのようなゲストも顔負けである。もう少し華のある人が育ってくれるとゲストなしで済むのにね。話の進行についてネタバレにて。

    ネタバレBOX

    洞窟に逃げ込んでいた人たちが出たり入ったりしていたように見えたがそれは難しいだろう。ロビーの展示にも90日間閉じ込められていたと書いていた元ひめゆり隊員の方のパネルがあった。ましてやまったく別のところにいた人があの洞窟にたどり着くのは無理!
  • 満足度★★★★

    圧巻!!
    この季節になると 太平洋戦争物が色々なところで上演されますが・・

    やはり日本人として 過去の事実をちゃんと受け止め 年に一度は "戦争"というものに向き合っていかなければならない!! と実感します

    太平洋戦争末期の沖縄での戦いで 今で言えば女子高生くらいの 「ひめゆり学徒隊」

    実話としても悲しい話ではあるけれど papasanがイメージしていた以上に 力強く たくましくもある作品でした!!

    ほとんど台詞がなく 全編 歌になっているもので、普段ミュージカルを見慣れないpapasanですが  壮大な物語を ステージから浴びせまくられた感じでした。

    全編41曲 (資料に書いてありました)  1曲が3分から5分くらいでしょうか??
    「これでもかー!!」というくらい 心に打ち寄せてきます。

    何より驚きは かなりにキャストの人数なのですが・・・ みんな歌が上手い!!!
    ステージを見ていなければ 合唱団のコンサートのようです!!

    また、 ほぼ1曲ごとにやってのける 場面転換と照明の変化!!!
    シンクロする動きもシャープです。

    いったいどれだけ稽古していたんだろう?? と思うくらい複雑な舞台演出 にも驚きの連続でした。

    今回がミュージカル初主演だそうな神田沙也加ちゃん。
    「薔薇とサムライ」で観たことがありますが・・ やっぱり歌 めちゃウマでした。

    ミュージョカルとして はわかりませんが 声量、低音から高音まできれいな歌声と思います。

    どうでしょう?? ミュージカルはド素人なので papasan的には どうしても お芝居よりライヴ感覚で観てしまいます。

    演技や台詞での役者さんの表現よりも 「歌・音・動き に集中してしまうなぁ」と思ってしまうのですが・・   やっぱりもっと数をこなさないと語れませんよね~。。

  • 満足度★★★★

    号泣。。
    歴史といったら近すぎる昔に本当に起こったこと。
    それも日本で。

    とても切なく悲しく辛くなりました。

    楽曲も多く切なくなり悲しくなり辛くなる曲も多いのですが、
    時に可笑しい曲もあるので楽しくみれました。

    すごく集中したので肩がこっちゃいました。
    でも素敵なミュージカルが観れてとても満足です。

  • 満足度★★★★

    楽しんで見れる
    月組を見ました。
    セットの作り込みが精巧でした。ほぼ歌のみで話を進め、印象に残るメロディも多かったです。迫力は凄くあった。もんぺの衣装がリアルゆえか、遠方だと生徒の見分けが難しいのもあったかと思います。理不尽に翻弄され、一緒にいた仲間も散り散りに各運命を辿る。生き残る者いれば去る者あり。重くなり過ぎず、戦争というものを伝えていたと思います。

    ネタバレBOX

    市民が避難してシャッターしていく所、戦闘機が飛んでくる映像を使った演出好きです。女学生たちと上官の意地悪、実にありそうな話で納得ですが、死んでしまえ的な台詞は言い過ぎでないかなと。ゲートルが膝下まで巻けてないような方もいた気がしますが、その方がリアルなのかな。キビキビとした兵隊の動き良かったです。褌は変に目立ったのでやり過ぎに思いました。赤の照明では緊張与え、恐怖や不快感は強過ぎずに戦争を表現し伝える加減は大事だと感じます。その分、コミカルな曲調やシーンというんでしょうか。三人娘の所など、私的にはもっと適度に抑えて良かったのではないかと思いました。残念だったのは、暗幕を降ろしても生地が薄いのか照明で半端に見えてしまう時があったことでしょうか。休憩も本編も長かったですが楽しめました。
  • 満足度★★★★

    【月組】素晴しい作品、レベルの高い出演陣!
    さすが、ミュージカル座、歌があまりにも素晴らしい!!
    久しぶりに、”ミュージカル”を心ゆくまで堪能できた!
    「ひめゆり学徒隊」を描いた哀しい物語であったが、
    生きていくことの希望を見出せる内容であった。
    劇場内には、「元ひめゆり学徒隊」の方々のコメントが掲示されており、
    ひとつひとつ拝見したが、今私たちが普通に生活していることが
    どれだけ幸せなことなのか、再認識することができた。
    これはオススメしたい公演である!!
    上演時間2時間40分(休憩20分含む)。

    ネタバレBOX

    前半と後半で構成が大きく異なる。

    前半は、全体的に大人数で歌う構成であり、かなり迫力がある。
    息をつく暇もないほど、圧倒的な歌、演出を堪能できる!

    後半は、個人個人の魅せ場がある構成。
    大人数でもレベルが高いが、個人になると、それが一層顕著になる!

    照明や映像の使い方も秀逸で、一層舞台/出演陣が映えてみえた。
    舞台美術も場面場面にあっており、なかなかのもの。


    いわずもがなであるが、第二次世界大戦末期の沖縄戦を描いた作品。
    戦禍が悪化していき、次第に追い込まれていく人々。
    最期、ひめゆり学徒隊として戦場で亡くなる人、敗走中に捕虜となる人、
    そして、戦禍の少ない母の待つ実家へ逃げ帰る姉妹。
    それまでの道程を、ミュージカルとして見事に描いていた。

    主演の神田沙也加さんであるが声質が可愛らしかったが、
    安定した声量で、彼女の存在感をしっかりと植え付けた。

    脇を固める、保坂知寿さん、阿部よしつぐさん、今拓哉さんも
    本当に素晴しく、いやはや良い時間を過ごせた!

    それにも増して良かったと思ったのが、姉妹役を演じた劇団員であった。
    歌めちゃめちゃ上手い!!
    全体的にレベルが高いのに、その中でも存在感があったなあ。

    料金は7500円と我々一般人にはそれなりの価格であるが、
    公演内容からみるとお得感さえ感じる稀有な公演だと思う。

    とにかく、沖縄本土復帰40周年記念公演としてふさわしい内容であり、
    満足した!

    ちょっと残念だったのは、劇団ではなく観客の方であった。
    開演時刻を遅れてくる客が多く、落ち着かなかった。
    また、公演中の客同志の話声や公演途中で携帯をみる客がいた点である。
  • 満足度★★★★

    ミュージカルの出来は良好
    沖縄に旅行して見聞した事実からは幾分悲惨さは薄められているにしても,ミュージカルの出来はとても良く,しっかりと堪能できました。キャストはみな実力があり,不安要素と思われた神田さやかも邪魔になることなく,歌と芝居の世界を構築していました。夏になるとというか,過去にこのような事実があり,いまの幸せをな生活を維持する義務があると再認識した時間でした。

  • 満足度★★★★

    迫力がありました!
    初、ミュージカル座でした。舞台セットも素晴らしく、映像もうまく使われていて、非常に迫力がありました!ミュージカル座というだけあって、素晴らしい歌を沢山聴けました。いい公演でした!

  • 満足度★★

    体が嘘をつく人が多すぎた
    この公演は、過去に何度も拝見しています。

    作品としては、非の打ち所のない、名作だと太鼓判を押せます。

    これからも、ずっと上演を続けてほしい演目です。

    ただ、ずっと拝見しているだけに、過去のカンパニーとの比較を余儀なくされ、どうしても、ベストメンバーの時の舞台との落差を感じずにはおれない心境でした。

    主要メンバーもさることながら、アンサンブルの役者さんが、ただもんぺや軍服に身を包んでいるだけでは、戦時中の人間にはなれないのです。

    過去の「ひめゆり」では、台詞のない役のキャストでも、全員が、あの時代の沖縄の人をきちんと体現されていました。

    今回のキャストには、そう感じさせて下さるキャストがほとんど見受けられなったのが、残念でなりません。

    歌は、皆さん、お上手だっただけに、演技面での、嘘と感じさせない、演技修行を怠らないでほしいと強く思いました。

    ネタバレBOX

    保坂さんの看護婦長が、一番残念でした。歌い方に癖があり、歴代の中で、一番イメージが合いませんでした。やはり、あの役は、少女達を常に包み込む役柄で演じてほしいと切に思いました。

    総じて、演技面で、修行の足りないキャストばかりだったせいか、歌は朗々と歌えるのに、所作が、わざとらしく、演技の段取りが見えてしまう方が多かったように思います。

    今後も、上演を続けてほしい作品ですが、常に、演出側も、初心に帰って、誠心誠意、魂を込めて、続けて頂きたい名作舞台です。
  • ひめゆり
    とてもよかったです。最初、「ひめゆり学徒隊」の悲劇をミュージカル?と思ったのですが、最後、感動しました。みなさんの歌も気持ちが伝わってきました。神田沙也加さんの唄声もすごく自然に感情を入れながら歌っていてとてもよかったです。


  • 神田さん・・・声が、作品にあってるのかな、どうなのかな。
    保坂さん・・・○

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