満足度★★★★★
劇空間としての「居心地」の良さ
とにかく劇空間の「居心地」の良いことと言ったら! 客席にいて舞台上で起こることを観ているだけでシアワセな気分になれる、的な。
なので敢えてどこがどう良かったとか理屈での分析はせず、その旨のみにとどめる。
抽象的な表現になるが、「口当たりが非常に良い酒」のようかも?
何の抵抗もなく、すいすい受け入れることができて、いつの間にかすっかり酔っている、的な?
しかもそれでいて悪酔いはしない、みたいな。(笑)
満足度★★★★★
毎度ながらの,質の高さ...
楽しめる作品!コメディタッチのやり取りも,どこかほのぼのとして,微笑みを浮かべつつ観ている自分を自覚してました。菅野さんの役どころが少し意外。団員お二人もいい味出してました。次回も期待です!!!
満足度★★★★★
無題405(12-148)-2
18:30の回(雨)。初日に続いて2回目です。「りんごりらっぱんつ」も2回みていますが、「競泳水着」はそのときが初めてで、終わってすぐもう一回みたいと思い即予約。今回はというと、2回みることに決めていました。
17:45受付でしたが、時間を間違え早めに着いてしまったのに、すでに待っている方がいらっしゃいました。17:45受付、18:00開場、下に降りると細野さんがいらして、あまりにビックリしたので話しかけることなく頭を下げつつ場内に...。
間、1週間以上ですが、先週末、2年間携わったある地方の業務が終わりました。ひとつのけじめ。
本作、それぞれの「決断」が描かれていて、初日には感じなかったものが観劇中湧き上がってきました。これは今までなかった感情です。同じ作品をみているのに、初日とこれほど印象がちがってくるものかと、自分でも驚いています。続く
満足度★★★★★
劇的じゃない演劇。
面白い。個人的には賞賛を送りたいです。絶賛したい。ある意味、衝撃的でさえありました。これでひとつの作品になるのか、と。意欲作、挑戦作だと思います。理由はネタバレで。
満足度★★★★★
わりとしっとり系
もっとチャライのかと勝手に思ってました。トープレは別として劇団としては初見かと思ってましたが15MMで見てました。そん時も、”想いを遺す”感じだったなぁと思い出しました。
大川さん演じる若手銀行員の描き方がよかったです、阿久澤さんもよかった。
僕としては☆4.5位ですが、他の人とのバランスから↓にしました。
満足度★★★★★
上演前の、観客に対する心遣い。
受付を済ませ、舞台がある空間に入ろうとすると、その手前の扉に「上演中、喫煙シーンがあります。無害のものを使用しています。」と書かれた張り紙がありました。
「非喫煙者」といっても、「吸うのもだめだし、煙がちょっと鼻に入ってくるだけでもダメ」というレベルから、「自分は吸わないけど、自分の前で人が吸うのは平気」というレベルまで様々です。自分は前者です。
観客に安心してもらうために、「喫煙シーンがあることの事前通知」と「使用はするけど無害のものを選んでいる」という配慮が大変ありがたかった。(喫煙シーンに関して、そういった気遣いをする劇団が他にもあるのかもしれないけど、自分は今のところ知らないです)
満足度★★★★
あたたかい気持ちが残る。
何ということはない、日常のひとこま。そのなかで、思いがすれ違ったり、ぶつかったりする様が、とてもあたたかく伝わってきた。
登場人物たちの視線、うなずき、しぐさなど、非言語の表現が、せりふより雄弁に心情を示していて、役者の巧みさが光った。
決してドラマティックではなく、八方丸く収まったわけでもない結末だったが、人の心の機微があたたかく、穏やかな気持ちで劇場をあとにした。
満足度★★★★
初・本公演でした。
昨年15mmで短編を拝見したときに「ピュアな会話劇」という印象があったので、本公演ではどのような長編が観られるのか楽しみにしていました。蓋を開けてみると、短編でのピュアさはそのままに。トラットリアを舞台に兄弟姉妹や男女関係の繊細なエピソードが積み重ねられ、100分という時間があっと言う間に過ぎてしまう楽しく温かな物語でした。役者さんがみなキャラ立ちしていて素敵。女性達の台詞一つ一つに共感し(なぜ上野さんはこんなに女性の気持ちを的確に描けるの?と吃驚)、男性の元カノへの未練たらたらさにやたらリアルさを感じて苦笑したり。温かく流れる時間の中、心が洗われた思いでした。次回公演も観たいです。観ます。
満足度★★★★
竹井さんは置いといて
絵面が美しくて見惚れちゃうね。
最近ロマンポルノばかり観てたので、ちょっと薄味かなぁと(笑)
しかしまぁ、間違いなく今回もウェルメイド上野です。
役者は阿久澤菜々の破壊力と可憐な黒木絵美花がいいね。
満足度★★★★
素直な良作
素直な、良い作品。
しっかりと作り込まれており、楽しむことができました。
劇団初見ですが、なるほど評判通りのクォリティです。
やや素直すぎるところが若干の物足りなさをおぼえてしまいますが、劇団のカラーということであれば何も言うことはありません。
満足度★★★★
おしゃれで意外性を追求
イタリアンレストランで繰り広げられる送別会と称して集まる人たちのエピソードが折りなす、若者たちの挫折と、今後の展望をコメディタッチで描く。
満足度★★★★
オープニング
佐藤佐吉演劇祭2012第一弾、劇団競泳水着。「いと愛し」以来。とにかく、とにかく素晴らしい劇団。この劇団といいTOKYO PLAYERS COLLECTIONといい、上野友之さんには毎回唸らされてしまう。ろりえの梅舟惟永さんが出られなくなったのがちょっと残念だけれども。
んー、上手いなあ。兄弟妹、友達、恋人、同僚、師弟、ちょっと距離がある先生と生徒。これらを全て織り交ぜた作品を1喫茶店で無理なく展開できる劇作家が今どれくらいいるのか。時間の経ち方もいたって自然で、水道管の破裂もさほど無理がなく、喫茶店に皆を留まらせる要因作りに強引さがない。うん、面白かった。
岡田あがささん・・・いいね、相変わらず。目力が鋭くてそれでいて、目力が暖かい女優さんだ。シリアスからオバカまで、幅の広さが無限に広がる女優さんを生の舞台で観させてもらえるというのは、本当に貴重、特権ですな。
黒木絵美花さん、すごく上手くなっている。初めて観させてもらったのは劇団競泳水着第9回公演の「真剣恋愛」だったかな?あの時も印象に残る女優さんではあったのだが、存在感の幅や深みが確実に増している。2008年の佐藤佐吉演劇祭では、劇団競泳水着が大トリだったんだ。
阿久澤菜々さん。大好きな女優さんなのだが、劇団おぼんろから脱退してしまってからは、定期的に観させてもらう事ができなくなってしまった。でも久々にガッツリと観させてもらって、あぁやっぱりいいなと。
時間堂の菅野貴夫さん。いいな、あのヌけ方。
満足度★★★★
さりげない会話で、いつもの日常にちょっとしたいい予感を見せてくれる
そんな作品。
とてもオシャレな感じに仕上がったレストランのセット。
そこで、大げさなことではない、日常にある、ちょっとしたいい予感をさせ、心をほっとさせてくれるような、そんな人間関係が繰り広げられる。
満足度★★★★
楽しめた
舞台上のセットも素晴らしい。惜しいのは、設定上の時間の経過がわかりにくいこと、登場人物が多いこと。細かい部分では、店主である兄貴、銀行員のキャラはちょっと違和感あり。兄貴は頑固者というより変わり者になっている。もう少し職人気質的な演出のほうが途中に挟んだ笑いがさらに生きてくると思う。銀行員も、もう少し演出を変えたほうがわかりやすく、キャラクターが生きてくるかと。
満足度★★★★
良かったです
登場人物がそれぞれ存在感があり、楽しめました。ラストは、舞台がレストランだけにスパイスがきいてたら良かったかも。次回講演も期待です。