「4 1/2」 「キッチンドライブ」 公演情報 「4 1/2」 「キッチンドライブ」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    ここでしか観られない芝居に出会えた。
    ポコペンと呼ばれる彼らの拠点は築100年の趣ある民家。そこを見事に使って、劇場では味わえないリアリティと不思議な空間を生み出している。

    物語は同棲数年の男女の住む部屋を軸に展開する。その男女を演じた影山徹とキキ花香がとてもいい。すれ違っていく男女の哀しさを見事に表現している。

    そこへ乱入してくるさまざまな人々。時にシュールであったり、時にドタバタであったりしながら、物語は不思議な世界を描き出す。

    ここでしか観られない芝居に出会うことはとても楽しいことだ。

  • 満足度★★★★★

    アイデアとガジェット溢れる豊かな世界
     大阪の若き雄・子供鉅人の『キッチンドライブ』は、フレッシュなパワーと、築100年の古民家ポコペンという時空間的スペックとが融合して素晴らしく面白い舞台になっていた。同居するある貧しい男女の気持ちのすれ違い。その、色を失ってしまった寂しい世界に、愉快な乱入者たちが現れ、世界を豊かで華々しいものに変えていく。これは、一種の魔法ですね。日常がいかようにも変幻自在であることを証明した。個体として生まれた以上は原理的に孤独でしかありえない人間の、しかし「どう生きてもいいのだ!」という自由を感じさせてくれた。
     左右の2つの部屋で展開される同時多発会話も、近しいはずの部屋同士の「遠さ」を感じさせる演出として効いていた。他にも、モールス信号、ラザニア、クリオネ、チープなフランス映画、ごま油の匂い、ロールキャベツ、シャンパンとワンカップ酒、両開きの冷蔵庫、押し入れ(笑)、電子レンジの音……様々なアイデアとガジェットが『キッチンドライブ』の世界を豊かなものにしている。築100年のポコペンは床が抜けそうなボロい家屋で、役者が歩くたびに軋む。階段を駆け上っていくシーンは底が抜けるのではないかと思った(それはあの家の長い歴史を感じさせた)。
     何より、リリー役の益山寛司の身体能力の高さは類を見ない傑出ぶり。あのバイセクシャル感はちょっと真似できるものではない。また乱入者たちに共感した女(キキ花香)の表情がパッと明るくなるのも、この物語世界の渇きと潤いとを表現していて良かった。
     開演前にはドリンクのサービスがあり、友達の家にお邪魔しているようなアットホームな雰囲気をつくりあげていた。寒い夜に観たので、ブランケットの貸し出しなどのサポートも有り難い。芝居の最中、あんまり面白くてつい手を叩いて笑ってしまった場面があったけれども、それもこのアットホームな雰囲気があったからこそだと思う。例えばもしデートで観に行ったら、帰り道のご飯がいつもより美味しくなりそう。
     今回は築100年の長屋という特殊な場所での上演だけれども、次回作『バーニングスキン』(再演。2012年6月末@原宿VACANT)はもう少し広い場所になるし、わたしは大阪の芸術創造館で観たけど、もっと幻想的なイメージの世界がひろがっていた。秋にはなぜかチャンバラ劇もやるらしい……(笑)。とにかくまだまだ底が見えない人たちだなと思います。

  • 満足度★★★★★

    可能性のかたまり!
    築100年にもなろうかという古い長屋の台所と玄関先で演じられる、賑やかな不条理風演劇。同居男との関係に倦み、台所に引きこもる女のもとに、突如として現れた「パーティーの客」たち。その賑やかで自由なふるまいに、彼女の心は徐々にほぐされていきます。

    どうにかしてかつての仲を取り戻したい(でも相手の気持は読めてない)男と、生活に倦み、苛々を止められない女のすれ違いには、大いに引きつけられるものがありました。女のいるキッチンと男のいる部屋を隔てているのは見るからに薄い壁1枚。それなのにどうしても分かり合えないということが、せりふはもちろん、それぞれの部屋で起こる出来事、その対比を通して巧みに伝わってきました。


    ネタバレBOX

    闖入者たちは、半ば暴力的なまでの明るさで、女の心情に、そしてこの、どこか閉じてしまっていた家に風穴を空けます。俳優陣のテンションマックス!な演技に、長屋は揺れんばかり。実はこの家、柱や床が若干傾いて見えたりもするので、耳にビンビン響く声とも相まって、私はちょっと酔ってしまいました。小さな空間なので、欲を言えば、彼ら客人のテンションにも、もう少し柔らかな変化が欲しい気もしますが、それだけ臨場感たっぷり!ではありました。

    終幕、嘘のようにふといなくなった客人たちの後を追うように、女は台所から姿を消します。彼女は単に家を出たのか、それとも今ごろ誰かの部屋を客として訪れているのか……いろいろと想像は膨らみます。

    序盤以外はドラマも観客の目線も台所ばかりに誘導されがちでしたから、男(隣室)との関係にもうちょっとだけ踏み込むという可能性もあったのかな……という気もしています。訪問者たちと女の関係にも、さらに開拓できそうなところはあるでしょう。ただ、それも含め、この芝居は本当に可能性に満ちた作品だとも思います。再演、ロングランを続けてきた作品ですから、これからもまだまだ豊かに変化できるでしょう。それに何より、小さな長屋での上演(それも不条理もの)という、一見オルタナティブなあり方と、サービス精神満点の演出、演技の組み合わせには、「ひらかれた小劇場」への夢や希望を感じさせるものがありました。



  • 満足度★★★★★

    二つとも観賞☆☆☆☆☆
    ほんとに普通の家で、と言っても素敵な空間。
    家に入った時の、古い建物の木造の匂い、その中で自分は役者さんのやりとりを間近に見てたら、その話の一員にでもなったような臨場感で、どっぷりハマってしまいました。
    キッチンドライブに至っては、もうリリーのファンになってしまいました、展開も面白いし、意表を突く連続…。
    二作とも笑いと、切ないさ、気持ちの微妙なとこを表した、面白いお芝居でした(^^)

  • 満足度★★★★★

    匂い(「キッチンドライブ」)
    劇場では味わえない臨場感。
    キッチンにただようご飯の湯気だとか、ガスの火の熱さだとか、人の住まう生活の匂いに浸って眺めていると、他人の(恋人同士の)生活を覗き見しているようなイケない気分にさせられます。
    もう向き合うことすらできない恋人同士の家に次々と現れる珍客たちは、ちょっとどこかダメで、一生懸命で、とても愛らしい。
    深夜のバカ騒ぎの後に訪れる突然の静けさがリアルで、淋しくて、やっぱり何も変わっていないどうしようもない現実を突きつけてきます。私の人生にもきっとあった、誰の人生にもきっとあった、空しい夜明け。
    お芝居が終わって外へ一歩出たときに、私も一歩踏み出せたような気持ちになったのは、築100年を超える長屋のパワーかしら。

  • 満足度★★★★★

    4 1/2
    朝公演(11時〜)の時間が、劇の内容と一致していて、
    すごく良かったです。
    子供鉅人と小嶋海平(イッパイアンテナ)さんの共演が、
    興味深いでした。
    淡い美しさが…桜の季節と重なって、
    記憶に深く刻み込まれました。
    舞い散る花びらから微かに漂う香りみたいに…
    心より感謝!
    素敵な世界をありがとうございました!

  • 満足度★★★★★

    キッチンドライブ
    誰もが心のうちに持っているのではないかしら?
    キッチンドライブの根底に流れる「気持ち」…。
    きっと観る度に新しい発見があると思う。
    だから何度でも観たいです!
    自分の「気持ち」を味わいに…
    劇団 子供鉅人 の存在に心より感謝!
    愛してるよ~!(笑)

  • 満足度★★★★

    二つとも見ました。
    自分の頭上で交わされる会話、視線。つむじが見えるほど至近距離に倒れこんでくる役者。実際に、体育座りをして見ていた私の、ひざの前で組んだ手の甲を、倒れこんできた女優のお団子にまとめ上げられた髪の毛が、ふぁさあと撫でていきました。至近距離どころか、零距離の演劇。そのぶん、演じられる人々の思いに触れやすい。(4 1/2)
    パーティー。とにかくパーティー。パーリィ。パーリィやばい。パーリィ大事。惜しむらくは、「4 1/2」にも描かれていた男女の距離感や価値観、生き方のカタチが似通っていたこと。同時公演として企画するのであれば、男女の関係性を「4 1/2」とは逆転した方がよいと思いました。(キッチンドライブ)
    両方とも乾杯シーンが出てきますが、客席にいながら、こんなにも一緒に乾杯したくなる芝居は初めてです。乾杯芝居です。

  • 4 1/2
    あんな近くで役者さんが演技していると初めは、まっすぐ見れませんでした。でも段々と作品にのめり込んでいき気づいたら終わっていました。
    楽しかったです!!

  • 満足度★★★★

    キッチンがお祭り騒ぎ!「キッチンドライブ」
    先週に初めて劇団子供鉅人のポコペンの公演を観て
    すっかりあの小さな空間でのお芝居がクセになっての2作品目観劇♪

    この公演のレビュー等もかなり評判が良くて待ち遠しかった♪
    一週間で気温も暖かくなり、観劇にも最適で「4 1/2」の時と観客席の向きも今回はキッチンに向いてました!
    この公演は狭い部屋なので観る位置に寄って見え方の印象が大きく変わるので
    座る位置を何処にするか?考えながらベストポイントへ⁈

    ドリンクを注文するとキッチンで役者さんの影山さんとキキ花香さんがドリンクを作ってくれます♪

    公演開始直前までお客さんのドリンクや料理を調理していて、
    音楽がなり部屋が少し暗くなって調理してた二人の役者さんが演技を始めます♪

    この始まりまでの流れいいですね~
    開始直前まで調理していてよく演技へと切り替えれるなぁ~とプチ感動(^^)

    内容は同棲をして、お互いの気持ちがすれ違ってきているカップルのキッチンに侵入する怪しい人物たち⁈
    そんな人物をキッチンドライブというらしい⁈
    今宵はパーティーが…♪

    前半淡々のカップルの温度差の違うぎこちない会話が続きます
    それは気だるさも感じる雰囲気…

    そこに留守だと思って侵入してきた空気を変えるハイテンションの二人組!
    いゃ~リリー役の益山寛司さん最高!
    お姉役になりきった完成度の高さに圧倒されますf^_^;)
    最初登場した時、こんな劇団員いたかなぁ~って⁈思う程、突き抜けていました♪
    サリー役のBABさんも負けじと弾ける!
    個性の強い二人のキャラは凄まじ過ぎるf^_^;)

    そこからのハチャメチャな非現実的な部分と現実的な部分が交差する
    キッチンとリビングで話しが同時進行したり愉しい演出が盛り込まれてます♪
    小中太さんは4 1/2とガラリと変わって落ち着きのないウザい女キャラ満開♪

    そして~作・演出&代表の益山貴司さん!
    4 1/2の初見からこんな面白い話しを作る人はどんな人か⁉興味深々(^^)♪
    濃いキャラばっかりの中では少し控え気味なキャラでしたが存在感ありあり!
    そして、想像力を掻き立てるラストは何かヨーロッパの映画の様な♪

    ちょっとドタバタ過ぎる感はありましたが愉しい愉しい~時間でした(^^)

    ホント!定期的にポコペンやって欲しいって思います!
    USJの年間パスポートは買いませんがポコペン公演の年間パスポートを買いたいぐらい(^^)

    いいお芝居に出会えて嬉しいなぁ♪

    PS: リリーがガクトに似てると思ったのは私だけ⁈

  • 満足度★★★★★

    キッチンドライブ
    「子供鉅人ってこういう劇団でしょ?」というイメージをニヤリと裏切ってくれる、アメリカ小説のような味わい深い大人のメルヘン。
    ニューシネマのようなほろ苦さをフェリーニのような幻惑性で描いたような、またはリアリズム的人物とフィクション的人物の同居。
    その振り幅の広さがそのままこの物語の懐深さになっている。
    何より役者に強度があり、キッチンドライバー達の登場には目眩がした。

  • 満足度★★★★

    古屋の空間を知り尽くした、欲深でやんちゃな演出
     会場は築100年以上の長屋でした。作・演出の益山貴司さんのお住まいでもあり、普段はカフェ・バーとしての営業もされています。益山さんが使い慣れた、知り尽くした空間なんですね。
     『キッチンドライブ』では、台所と、玄関に面した踊り場の2つを舞台として使用していました。描かれるのは倦怠期の若い男女と、見知らぬ客人たちとの不思議などんちゃん騒ぎ。限定20人の観客は、壁で仕切られた2つの部屋を至近距離から覗くように鑑賞します。

     2階へと続く今にも壊れそうな木造の階段を、男性が全力疾走で駆け上がると、階段が大きく音を立てて軋み、本当の意味で生々しくスリリングでした(笑)。台所で所狭しと激しく踊る場面で、陶器の割れた音が響いた時もドキッとしました。破片を踏んで役者さんが怪我をしないかと心配になったのですが、舞台からドバドバと溢れて、飛び出てしまいそうなほど勢いのある演技に引き込まれ、ハラハラしながらも目が離せませんでした。

     ずっと台所にいる聡里役のキキ花香さんがとてもエロティックで、関西の女性ならではの大らかでしっとりした色気を感じました。シャツの首周りがよれっとしてるのもセクシー。無論、○○○エプロンは私にもツボでした(笑)。

    ネタバレBOX

     33歳無職の雄介とその恋人で21歳のフリーターの聡里が暮らす古い、古い日本家屋。同棲して3年になる2人の貧しい生活は曲がり角を迎えていた。言い訳ばかりして働こうとしない雄介に、聡里は愛想を尽かしかけていたのだ。そこに突然4人の招かれざる客が訪れる。2人だけの狭い世界が乱暴に、でも広く明るく開かれて、未来に希望が持てなくなっていた2人に、ある変化が訪れる…。

     おかまのリリーと芸術家のサリーは留守宅の台所を狙って食べ物を盗む“キッチン・ドライバー”。2人が初めて登場する時にしばらく完全暗転し、本当の真っ暗闇になったのは特別な体験でした。路地の奥にある長屋で電気を全て消すと、あんなに何も見えない、静かな暗闇になるんですね。その闇と静寂を破るようにカメラのフラッシュが光るのはお見事。
     他人の家の押し入れに勝手に入って高校受験の勉強をする30代のケンゴと、ケンゴを追いかけまわす恋人の大河内もまた、存分に暴れまわって聡里と雄介を翻弄します。2人ともが強烈なキャラクターで、特に1人で勝手にまくしたてるようにしゃべり続け、延々と自己完結する大河内の強引さ、滑稽さには圧倒されました。

     壁を隔てた2つの部屋での同時多発会話や、騒然とした台所と静かな踊り場の対比など、舞台空間の絵づくりが巧妙です。リリー役の益山寛司さんが、台所を破壊することも厭わないほどの勢いで、大いに踊って暴れる様は痛快でした。俳優の身体のみで生み出すスリリングで迫力のあるライブ・パフォーマンスとして十分に魅力的でした。

     リリーたちが嵐のように去った後、聡里はふらりと冷蔵庫の裏側に行き、そのまま消えてしまいます。聡里はリリーたちを追って家を出て行ったのか、この物語自体が雄介の幻想だったのか(最初から聡里は居なかった)、さまざまな解釈が可能です。玄関の戸が開く音がしなかったので、私は「家を出て行った」という可能性は低いと思います。「人間が消えた」という現実では起こり得ない、不可思議な怪奇現象ともいえる事件を起こすことで、観客に時空の広がり、深まりを体感させる効果があったと思います。

     蛇足ですが、物語の外枠が深田晃司監督の映画「歓待」と似ていると思いました。でも聡里が消えてしまうのは、「歓待」とは随分と異なる結末ですね。
  • 満足度★★★★★

    おどろきもものき
    とにかく斬新なシチュエーションで、しかもただ驚かす設定だけではなしに俳優さんの一人一人が実に芸達者です。アドリブで演技しているのかと思いたくなるのですがおそらくすべて演出に沿った芝居なのでしょう。
     設定がどこか懐かしい子供のころの住んでいたか、訪ねたような民家の一部屋で、また当日は畳の上に胡坐をかいて座った観賞でしたので、まるで自分がその場面に参加しているか、また過去の出来事を夢の中で見ているような錯覚を覚えました。
     目線がちょうど座った状態で、小津映画のアングルのようでとにかく今後もあの太さんの絶妙なセリフまわし等期待しています。

  • 満足度★★★

    キッチンドライブ
    劇場?の雰囲気が良かった。普通の一軒屋で、周囲の家の方に迷惑にならないのかなと少し心配しました。

    観劇前の雰囲気に浸っていたらいつのまにか役者さんだけになっていて、自然に芝居がスタート。この感じも良かったです。

    ネタバレBOX

    ドタバタの部分は私的にはもう一つでしたが。
    パーティーの最後の方で、携帯を通して昔の楽しかった時に近づけた二人が、宴が終わった後にまたすれ違っていく悲しさ、せつなさが何とも言えず良かったです。

    ただ、中盤以降、集中力を欠くことがあったので、今回の芝居を正確に評価できないのが残念です。

    これは作品の評価と関係ないことですが・・・。どうしても気になったので。

    ギュウギュウに押し込まれた観客席の中、途中でトイレに行かれる人が。まさかこの状況で?
    またとなりの人と話す人もいました(同じグループ?)。その人達は最初から最後まで楽しまれていたようですが、家でテレビ観ているのと違うんだから、もう少しマナーのある人達とあの空間を共有したかったです。

    開演前に、携帯等の注意もなかったですし、そのへんは気楽に見るべきという劇団の姿勢なのかもしれませんが。
  • 満足度★★★★★

    そこは魅力的な四畳半♪「4 1/2」
    2作品公演の今回は「4 1/2(ヨジョーハン)」
    元々は初日に観劇予定でしたが延期となり、
    観劇した人の口コミもTwitterで賑わって期待感が高まっての観劇♪

    いゃ~近い近い(^^;;
    最初は目のやり場に困ったり…
    近すぎる役者さんに圧倒されたり…
    戸惑いました(^^;;
    だって~今までの私の人生でこんなシチュエーションないんだから…(^^;;

    話は何気ない日常の会話
    その話に共感したり、笑ったり♪
    ホント間近なので役者さんの表情や服までリアルに感じます

    あまりの近さに役者さんやりにくくないのかぁ~とこちらが恐縮します(^^;;

    小中太さん、億なつきさん、小島海平さん(いっぱいアンテナ)がナチュラルな演技で
    何気ない日常生活の雰囲気を創り上げます♪
    緊張している?私だけ?お客さんも何気ない会話に緩~く笑います(^^)

    そして1人の来客が…
    テンションが明らかに違うユキヒコ役の(影山徹さん)に
    緊張の糸が切れたように大爆笑~(^^)
    ハハハ~♪
    空気を変えるマイペースな演技いいですね~♪

    演出でこの流れを計算してたならもう降参です♪

    緩い会話から思わせぶりな部分を残すラストまで
    あの空間で味わった事のない体感!
    役者さんも魅力的でもうクセになりそうな愉しく面白く♪
    そして何より近い~お芝居でした(^^)
    多くの人に是非、体感して欲しい刺激的な作品!

    もうお気に入りの劇団になりたした♪

    次はキッチンドライブ!
    ハマってしまった私は今からもう愉しみです♪

  • 満足度★★★★★

    キッチンドライブ
    派手なイメージが先行しますが、この作品を観ればいかに実力派なのかわかります。何気ないほのかな狂気とダムの放流のような激しい狂気。相反する狂気が作品には共存しています。それを支えるのは、役者たちのリミッターのない芝居。余力を残すなんて計算はありません。魂をすべて注ぎ込んでいます。素晴らしい作品です。観れる方は是非ご覧いただければと、おすすめいたします。

    ネタバレBOX

    男女が食事をしているのを見るのは、なんだか見てはいけないエロチックなものを見ているのを同じだと思います。それがバラバラに食事しているのを見るのは、別の意味で目を覆いたくなります。悲劇です。
  • 満足度★★★★★

    4 1/2
    派手でにぎやかな側面に注目が集まりますが、このような小さなサイズの作品にこそ、子供鋸人のよさが凝縮されるのだと思います。四畳半の町屋に4人の男女。アットホームかつどこか歯車のずれた空間が、じんわりと広がっていきます。ラストの余韻は子供鋸人ならでは。素晴らしい作品です。おすすめです。作品は約90分。ワンドリンク付きなので、時間にゆとりを持って。かなり寒くなるので暖かい恰好を。ひざ掛けが用意されています。かけ放題。

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