吐くほどに眠る 公演情報 吐くほどに眠る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
21-40件 / 41件中
  • 満足度★★★★★

    観応えありました
    観劇直後に身震いがして、その後に余韻が残るのは、素晴らしいお芝居を観た
    あとに必ず起こるルーティーンのようなものですが、このお芝居もそんな感じでした。自分の世界観が拡がる感じは、演劇の醍醐味ですね。年初に相応しい公演でした。

  • 年初めに
    新年初観劇にいいものを観たと思います。さらりと観れるけれども、観た後になにかしこりのような何かが残っていました。女の子と洋服についてをつらつら考えながらの帰り道。そんな感じでした。

  • 満足度★★★★★

    観劇始め
    観ていて背筋がゾクゾクしました。やはり名作です。雰囲気は初演のまま、しかし後半のストーリーはちょっと変わったような。どちらが良いとは言えない。ただ、初演の際のインパクトは大きかったからなぁ。今回は構えて行っただけに受け止め方も違う。とはいえ、女の生々しさというか、人生の重さというかずしりと来ることには変わりはない。ガレキの太鼓、今年も注目の劇団です。

  • 満足度★★★

    名作ですが
     一昨年の初演を観て、進化の行方を確認するために観劇しました。やはり名作です。
     しかし、今回に関して個人的な意見としては「再演が早すぎたのでは?」です。 物語の進行は、語り役の「現在のナオちゃん」以外は成長過程に合わせてどんどん変わって行く演出ですので、初演時の女優さんの名前が確認できず、それでもぐいぐい観客を引っ張る舞台はとても魅力的でした。再演でも初演時と同じ出演者の北川さんと高橋さんが(役柄を含めて)とても良い。但し後半はわかりやすく仕上げているのでしょうが、演劇的というより映像的に変化したように感じました。体感的にも後半が長く、明らかに空気が変わってしまう境目ができてしまったようでした。

    ネタバレBOX

     舘さんのツイッターなどの情報から、実際に被災地へのボランティア活動を通じて「ガレキ場」を体験され、その後の心境の変化を本作品へ投影されたと思いますが、大分苦しんだのではないでしょうか?
     初演作品は「わかりやすい愛」を描いていたため、再演作品はやはり全体的に苦しいと感じざるを得ませんでした。
  • 満足度★★★

    肯定の舞台
    何十着もの衣装に囲まれた舞台面。アゴラ劇場をフルに使用しての110分。なかなか楽しめたが、演技的にもっと迫ってくる感じがほしい。

    ネタバレBOX

    女優のひとりが、今の「ナオ」として誰かに話しているという設定で、7人の女優が(その内容)「ナオ」や家族、友人などをかわり番こに演じるスタイル。
    優しい兄の自殺未遂や母親との軋轢、恋人や友人関係が綴れられていき、ナオの自殺を匂わせるところで終幕となる。ナオは、いろいろと傷を負いながら生きてきて、精神を病み、悪意のない事故で人を死なせてしまい、カウンセリングを受けているらしい。
    舞台には澱んだ空気が流れているも、ナオの存在を肯定する気にさせる何かがあった…と信じたい。とわいえ、ナオの「ごめんなさい」ってセリフが悲しく響く舞台だった。

    ナオと対照的な友人役(名前忘れた)のセリフ「ドーンとこい」ってヤツが気に入った。あと、舞台に出てこない「タケハラ?」が哀れかつ愛すべき存在で気に入った。
  • 満足度★★★★

    相変わらずよかったです
    初演を思い出しながら、ちょっと懐かしく観劇。一部ストーリーに変更ありか。なんとなくわかりやすくなっている気がしました。落ち込んだ時に観るのはシンクロしそうで怖いけど、相変わらずよかったです。

  • 満足度★★★

    私は自分自身が重い
    ので、重いものを重いまま見せられても困るのです。

  • 満足度★★★

    なかなか楽しめた
    個人的には、なかなか楽しめた。
    フライヤーや説明文から想像していた内容とは違っていたが。
    「主人公の女性の語り」と「回想シーン」で構成される芝居。
    主人公の女性には全く共感できず。上演時間は105分。

    ネタバレBOX

    小学生の時、兄とのある事をきっかけに、心にトラウマを抱えた女性の人生を描いた物語。

    <良かった点>
    ・人の内面、トラウマを描いている点。
     このような考え方もあるのかと。全く共感はできなかったが。
    ・家族関係はみていて痛々しかったが、
     友人との学園ドラマは微笑ましかった。
    ・舞台の使い方。アゴラ劇場をフル活用している感じがして。

    <ちょっと残念だった点>
    いらない場面が多く感じた。なので、上演時間が長く感じてしまった。
    もっとコンパクトな方が好み。

  • 満足度★★★★

    テーマ的には良い
    内容的にもなかなか良いです。
    考えさせる部分が結構あります。

    人を想う気持ちが人を傷つける。

    良く語られるテーマなので
    もう少しひねりというかアクセントが欲しかったですね。

  • 満足度★★★★

    イメージが違っていましたが
    説明文から想像していたのは、もっと表面的にはしたたかで強い女性だったので、なおちゃんがごく普通の女性だったのが意外でした。
    だからこそ、悲劇が際立つのかもしれません。

    残念ながら、なおちゃんに共感ができなかったのですが・・・・・・

    ネタバレBOX

    ひとりの人物を次から次に別の役者が演じるというのを初めて見ました。
    登場人物が少ないのと役者さんたちが上手だから混乱はありませんでしたが、やはり顔かたちが変わるとキャラクターまで変わってしまう気がして(お母さんも、再婚?と冗談ですが思うくらい場面ごとにイメージ変わりました)、なおちゃんという子に一貫性を持てず、そのためなおちゃんに共感、感情移入できなかったのが、ワタシ的敗因です。
    (あと、あまり認めたくないのですが、私はメンヘルやPTSDに対して「冷たい」とよく言われます)

    なおちゃんが、よい友人たちに恵まれているのが眩しかったです。
    ガールズロックシーンは、こそばゆかったほどです。
    親友のえみちゃん、素敵でしたね。結婚式のスピーチ、グッときました。
    あんなに良い青春時代をおくっているのに、そして幸せな結婚もできたのに、にいにとの出来事が心の奥でなおちゃんを縛っていたなんて、人間って弱いんだなあとシミジミ考えさせられました。
    でも、にいには外国で元気なんですよね?
  • 満足度★★★★


    考えさせられたなあ・・。
    でも結構好きかもです。

  • 満足度★★★★★

    無題252(12-005)
    2011/5:渡辺美帆子事務所『小瀧ソロ』 をみていたのでみにきました(渡辺さんのほうは「サよりよろしくバー」をみました)。ガレキの太鼓は初めて、アゴラを横に使うのも初めて。今夜も整理番号付、18:30、10番単位で入場。壁沿いに衣装がずらりと吊らされています。床にはランドセル、ギター、アンプ、今夜は実際に演奏していた...ギター(テレキャスターモデル、フェルナンデスのぞうさんギター)はカポを使っている、ベースはフェンダーらしい、ドラムはZenn、VOXのアンプ、練習したんだろうな、バンドはいいな。で、Pink FloydのTシャツは「Wish you were here」のもの...懐かしい。役者さんたちは少し前から舞台上に...18:06開演~19:55終演、短い休憩後、舘さんもいらして特別企画プレゼントコーナーあり。肝心の感想はまたあとで

  • 満足度★★★★

    こんなハズじゃあ・・・
    人生って、うまくいかないよね。震災後、いっそうそう思います。

  • 満足度★★★★★

    再演歓迎
    心に残る素敵な作品。初演から期間がたっていないので覚えていることがいろいろあり、当時のような衝撃はえられなかったものの、やはり傑作と思う。

  • 満足度★★★★★

    じわじわ来るのです。
    やっぱり好きだなあ、この作品。終ってから、じわじわじわじわ来るのです。

    私ごとですが、震災以降劇場から足が遠ざかっていました。なんだか演劇を見る気持になりにくくなって。今回も悩んだのですが、今まで何人もの人にガレキの太鼓いいよって言ってきたので、足を運んでみました。そして、やっぱり好きだなあ。辛いんだけど、とても辛いんだけど、なんかこの作品に出会えてよかったなって思わせられるのです。

    ネタバレBOX

    初演とは、後半のお話が全然違っていました。(前半も違う印象?)
    初演ではお兄ちゃんが亡くなっていたのですが、今回は職場での方が亡くなっていました。
    初演よりも全体的に洗練された印象。
    えみちゃん役の高橋さんが今回もステキでした。
  • 満足度★★★★

    人生を振り返ると・・・・
    酒井なおという女性が、自分の生い立ちを語り、それが繰り広げられる。
    それは、平凡としか言いようのない人生だったはずなのに・・・・

    ネタバレBOX

    なおが小学6年生の頃にあったあることがきっかけで、兄は海外へ留学した。
    なおは、何事もなかったかのように普通に暮らしていたが、その中では、自分が家族を支えなくてはいけないという思いにかられ、生きるようになる。

    ポツリポツリなおが語るその言葉や繰り広げられる光景は、ほとんどが、誰にでもあるような人生だと思った。
    なんてことないその人生の端々でパニックを起こしたり、精神的に何か追い詰められている(病んでいる?)なおの姿が見えてくる。

    結果的に、なおが語っている相手は、弁護士であり、彼女は人殺しをしたのだが、その人の生い立ちを振り返ることで実は、6年生の出来事が全てを支配しているかのように感じた。

    私自身も阪神淡路大震災を経験することで、人の生死について深く考えるようになった。
    どこかしら、なおが「死」ということに敏感になっている様は、自分自身を振り返るようであった。

    そのことが、自分の思うとおりのことであってもなくても、何か生死に関わるおおきな出来事がその人の人生に大きく影響するのは、今回のお芝居だけではないと思う。
    この作品は、それを「忘れた気がする」ことにし、でも、実際は当人に大きな影響を及ぼしていたことを示していたと思う。

    あまりまとまらなかったけれど、今回のお芝居は、決して笑って過ごせる内容のものではない。
    でも、もし、自分の目の前に、何か気がかりな出来事を持っている人がいたとき、その人の心に寄り添える人間でありたいと思った。
  • 満足度★★★★

    1+7人
    女性ばかり。思い出しながら拝見しました。

    ネタバレBOX

    やはり、再演なので感動が薄くなります。世田谷シルク『渡り鳥の信号待ち』や演劇ユニットてがみ座『乱歩の恋文』も再演を控えていますが、改めて観る必要性は無いように感じました。

    今回は結婚式に兄貴は帰って来なかったのですね。兄貴が妹のパスポートを取りに行って自殺めいた死に方をすることもなくスッキリしていて良かったと思います。

    二階、エレベーター、有効に活用されていました。ただ、拘置所か医療機関か分かりませんが、移動できる机が置いてあるとは考えられませんでした。
  • 満足度★★★

    ホームドラマでした、家庭劇でタイトルやリードとはだいぶズレたか
    説明、宣伝リードコピーなど、タイトルは良い。でも公演上演内容はそうなっていない。どれほど女のサガや苦悩があるか、女の闇の部位秘所をさしていく作風、モチーフをさがしなさい!そうしないといまの方向性で館が作家として喰っていくのは無理。ああいう宣伝パンフのリードを書くんだから、今回のようなホームドラマをやめて、おんなとおとこの性差、精神差を題材にしぼりこんだほうがいい。作家は師事する師匠をみつけて、とことん勉強すれば、いま若手女子作家は売り手市場だから、プロ作家になりやすい。女子は自分の体験談や実際に体験した聞いたはなしからドラマを考えるクセがあります。男性作家は実際事実日常にはあまりとらわれず、妄想、連想を飛躍させます。女流作家が男性漫画の原作は無理なばあいが多い。飛躍、スケール、時間軸、宇宙の規模がちがうのです。ホームドラマ、日常ドラマをやめて、男女の闇のちがいをドロドロみせられれば、館さんはプロ作家になれます。手とり足とりきびしく指導してくれるプロ作家に弟子入りしないと、いまの程度では百点満点の45点くらいです。まず構成をとことん叩く。カタルシス無く無駄なハコが多い。幕感覚無く、展開感がとぼしい。場も5場か7場か、場の感覚も無い。幕をうまく利用して場を緻密に構成すること。構成力は脚本の8割5分を決定します。絶体絶命の場も無いし、深まって盛り上がる場もない。

  • 満足度★★

    2012年の観劇初め
    登場人物を器用な女優陣が入れ替わり入れ替わり演じる、その様子を見ているだけで実に面白い。存在や言葉がエコーしているかのように気持ちいい演出がとても印象的。
    こまばアゴラ劇場の使い方も「そう使うか!」と。

    ただ、これで脚本にもうひと屈折、あればよかったのになあ・・・と。

    ネタバレBOX

    「にいに」が「留学した」ということについて、真相はどうなのか、落としどころをぼやかしていたのは、好きではないなあと思ったかな。

    最後の屋上のシーンについては、もう少し演出を練られたんじゃないかと。

    余談ですがZennのキッズドラムが意外といい音だったのが、個人的に印象に。
  • 申し訳ないが
    共感できず。語りと再現ドラマの繰り返しにも飽きた。
    開演前は良い感じだった。
    洋服たくさん使ったのも、エレベーター使ったのも上手い。
    劇場の使い方が上手い。
    気になるので楽あたりに、もう1回見ることにした。

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