満足度★★★
ホームドラマでした、家庭劇でタイトルやリードとはだいぶズレたか
説明、宣伝リードコピーなど、タイトルは良い。でも公演上演内容はそうなっていない。どれほど女のサガや苦悩があるか、女の闇の部位秘所をさしていく作風、モチーフをさがしなさい!そうしないといまの方向性で館が作家として喰っていくのは無理。ああいう宣伝パンフのリードを書くんだから、今回のようなホームドラマをやめて、おんなとおとこの性差、精神差を題材にしぼりこんだほうがいい。作家は師事する師匠をみつけて、とことん勉強すれば、いま若手女子作家は売り手市場だから、プロ作家になりやすい。女子は自分の体験談や実際に体験した聞いたはなしからドラマを考えるクセがあります。男性作家は実際事実日常にはあまりとらわれず、妄想、連想を飛躍させます。女流作家が男性漫画の原作は無理なばあいが多い。飛躍、スケール、時間軸、宇宙の規模がちがうのです。ホームドラマ、日常ドラマをやめて、男女の闇のちがいをドロドロみせられれば、館さんはプロ作家になれます。手とり足とりきびしく指導してくれるプロ作家に弟子入りしないと、いまの程度では百点満点の45点くらいです。まず構成をとことん叩く。カタルシス無く無駄なハコが多い。幕感覚無く、展開感がとぼしい。場も5場か7場か、場の感覚も無い。幕をうまく利用して場を緻密に構成すること。構成力は脚本の8割5分を決定します。絶体絶命の場も無いし、深まって盛り上がる場もない。