一九一一年【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 一九一一年【ご来場ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    完全に参りました
    いや、凄かったです。
    この劇団の公演は毎回クオリティが上がっていくようで、驚異的ですらあります。
    まず最初に思うのは、よくぞこれだけの役者さんを集めたな、ということです。迫力が違います。皆さん凄い存在感です。
    そもそも相当難しい台本で、ただ単に演じていると非常につまらない芝居になるのではと思われるのですが、2時間という上演時間を全く飽きさせないのは、ひとえに役者さん方の力量によるものと思います。舞台装置など無いに等しく(ちょっと変わった構造はしていますが)、とにかく役者の表現力のみで勝負しています。参りました。

    ネタバレBOX

    山縣有朋に気圧されます。「これが権力だ」という言葉に、ぐうの音も出ません。
  • 満足度★★★★★

    凄まじい舞台でした。
    終盤に近づくにつれ、身体が痺れ身動きできなくなりました。史実に基づいているからかなりハードで、全員が身を削って取り組んでいるのがよくわかりました。
    ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    四方に席があるので数列しかないですが、少し後ろの席で観たほうがいいかもです。私は前で観たので舞台が近過ぎて首が痛くなりました。どこがいちばんいいかわかりませんが、私が観た入口入ってすぐ右側面の席(椅子の右側)は最後の田原の表情が見える席でしたよ。
  • 満足度★★★★★

    真実と本当の自由と。
    胸が苦しくなった。
    何度も何度も泣きそうになった。

  • 満足度★★★★★

    ずしっときた
    いやすごい芝居であった。明治時代の天皇が唯一無二の時代において、それを否定するグループに対する裁判劇。
    法の正義とは何か、民衆の自由とは何かを考えさせられた。

    舞台の設定も中央に構えて、周囲から役者が登場する形にしていたので、どの座席からでも見やすかったと思う。
    役者さんもみな、その役になりきっていて心の葛藤などうまく表現されていた。

    さすがチョコレートケーキ渾身の作品であった

  • 満足度★★★★★

    血が通う
    歴史の授業では2行くらいで終わり知識として覚えていたとがこの2時間で血が通った人間がやってしまったことなんだなーと心で理解できた。

  • 満足度★★★★

    自由とは!
    人として生きる。人として…。自由に…。歴史嫌いな私でも十分に楽しめました。脚本、演者、照明…それぞれ無駄な動きなく、舞台に登場人物に惹きつけられた2時間でした。

  • 満足度★★★★

    素晴らしい作品!
    個人的には、非常に良い時間を過ごせた!
    100年前の実話を描いている。
    上演時間2時間。
    本格的な芝居を観劇したい人にオススメ!

    ネタバレBOX

    舞台が真ん中にあり、四方を座席で囲んでいる。
    その座席の後ろにもセットがあり、劇場全体が舞台であった。

    <良かった点>
    とにかく脚本、演出、役者陣が素晴らしかった!
    いやあ、本当に観入った!!
    大日本帝国の司法制度、組織の一員としての仕事を遂行するということ、各々の立場を見事に描いていた。直近で観劇できて、贅沢な時間であった。
    観劇後、「私たちは、果たして今自由であるのだろうか?」と考えてしまった。

    <ちょっと残念だった点>
    ・劇場全体を使用しているため、どこに座っても観にくい場面がある点。
    魅力的な演出ではあるが、結構観にくい場面があったため気になった。
    ・私が観劇したのは夜公演であったが、開場10分前だったせいか王子劇場の中に入れなかった。王子劇場に行ったことのある人なら分かると思うが、長い階段があり、その下で受付をする。寒い日だったので、せめて階段で待ちたかった。。。
    私が行ったときには10人は並んでいたので、結構長い時間寒い中待っていた人がいると思う。
    ただ、今まで王子劇場で外で待ったのは初めてなので、何か事情があったのかも。
  • 満足度★★★★

    本当の裁判
    四方から舞台を囲む座席とその周りにも廊下状の舞台があって、観にくいなと思ってたけど、途中から気にならなくなるくらいの面白さ。充実の120分。

    ネタバレBOX

    俗に言う幸徳事件について、その予審を担当した若手判事の田原(西尾友樹)の苦悩を中心に描く。

    国が人を殺す‥その過程を克明に提示する。100年も前の日本のことではあるが、やはり現代日本でも、形は違うにせよ、往々にしてありそうな気にさせる。現場の人間に命令を出す上司の上に上司がいてさらにその上に‥というように、皆圧力によって動き、社会が成り立っているのだろうか。一番上の人間(今回は元老・山縣有朋)も、みな仕事をしただけ、と言っていたように、おそらく本気でそう思っていたのだろう。善悪や倫理といったものでなく、単なる恐怖(もしくは一種の使命感?)で人間は動くもので、その恐ろしさを味わえた。結審後のワインとか。(天皇は事件や裁判の内容なんて正確に知るはずもないんだろうけどね)

    こんな状況を達観した菅野(堀奈津美)の表情が凛々しく舞台を照らす。終盤に田原が吐いた嘘も、菅野は理解していたと思う。だからこそ、田原らの状況をがんじがらめといい、自分は自由だと、田原らは哀れだと、言い切れたんじゃないかなと。
  • 満足度★★★★

    裁定
    刑法73条。企んだだけで極刑。無法で権力の暴力で有罪のみ。この闇を知っただけでも観劇してよかったと思う。今も有るであろう国家の名の下での闇。見えないのか見ないのかそれも罪。
    俳優の熱演もあって2時間は長く感じないが観辛さは感じる。

  • 満足度★★★★★

    重厚な構成と卓越した演技力 
    私のブログで「今年観た中で、劇団アニマル王子「近松ジュリエット女庭訓」が一番良かった」旨の文章を書きましたが、それに負けず劣らずの劇を観せてもらいました。
    当然ながら、単純に比較することはできませんので、私にはどちらも「今年最高」という評価にとどめます。

    「チョコレートケーキ」という劇団名からして、やや軽い劇団の印象で、演題からして「あの事件か」ということは分かりましたので、一抹の不安(重いテーマを茶化されるような)を抱きながら会場に赴きました。

    折しも、この事件については、週刊金曜日で、鎌田慧氏が「坂本清馬」について連載をしていましたし、過去にも多少なりともかじったこと(学生時代も関心があり、「橋のない川」を読んだり、事件を調べたこともありましたし)があったことも、この劇を観る前の「不安」を増長させていました。

    結論から言いますと、そんな不安は、最初の数分で吹き飛んでしまうくらいの、すばらしい劇でした。
    重苦しい、息苦しい時代にあって、個々の人間は、国家と、時代の流れと、どう折り合いをつけて生きていけばいいのか。それを、過去の事件を引き合いにして、私たちにつきつけてくれました。
    テーマは、今の時代にも(いや、今の時代だからこそ)有効なものです。
    劇を観ながら、命と引き替えとまではいかないにせよ、似たような葛藤を日々繰り返している私の仕事について考えていました。

    俳優の面々は、誰もが主人公を受け持つことができるだろうと思われるほどの、優れた演技力の持ち主。それも、みな個性的です。
    王子劇場という、50人程度しか収容できない箱で上演せざるを得ないことが、心から残念に思えるほどの迫力でした。

    このような劇を観たあとは、私の方から劇団に感謝を言いたくります。
    本当に素敵な劇を、そして私の生き様すら問い詰めてくれる劇を、ありがとうございました。

    ※1つだけ・・・舞台の四方を囲んだ観客席。なかなかのアイデアでした。しかし、王子劇場の広さの会場では、私にとっては、やや観にくさの印象がありました。私の対面に座った女性は、劇が終わったあと、しきりに首を揉んでいました。(笑)


  • 満足度★★★★★

    とても!とても!とても!
    素晴らしかったです。私も、今年のアワード入り決定です。期待以上の意味と価値のある作品でした。

    この事件自体の意味の深さの、あぶり出しが見事ですが、実力ある役者さん達が醸し出す、人間の心情表現が見事でした。題材は、重さや切なさが絡むが、それに潰されることのない、人の正義や愛の描き方が、良かったです。とは言え、決して甘さで濁らすのではなく、むしろ現実が突きつける厳しささえ感じるのだが、人を信じたいと、思えました。

    劇場の使い方に、まず、驚いたが、見えない場面があっても、濃厚な空気感があるので、満足です。椅子だけのセットが活きる、キャスト力や佇まい、挿入曲や音響、照明による影、時代観のある衣装や髪形、とても良かったです

    ゲストのJACROWの中村暢明さんも、とても良かったです。作品の魅力を活かす、ゲストの魅力が、相乗効果を上げてました。

    ネタバレBOX

    国家の幸せを願う想いは同じなのに、各々が抱える立場や現実が切なかったが、人として忘れてはいけない事や大切なことを、改めて痛感しました。

    全役者さん、素晴らしかったです。
    田原(西尾友樹さん)、平出(菊地豪さん)の若さと正義、譲れない想い、良かったです。
    潮(岡本篤さん)言葉にできない想いが、突き動かす姿が、見事。
    菅野須賀子(掘奈津美さん・DULL-COLORED POP)思想が支える凛とした強さや愛、とても良かったです。
    大審院、検察の非情さ、各キャラを支える想いや現実を、滲ます役者さん、本当に見事でした。違う舞台も拝見してる、松室(林竜三さん・青☆組)鶴(古川健さん)は、人相も変わってしまった(?)かのようにさえ思えるほど、凄く見事でした。
    権力の象徴である山縣(山森新太郎さん・髭亀鶴)の威圧感、凄かったです。

    ゲストのJACROWの中村暢明さんの遺族役も、とても良かったです。
    遺族とはいえ、血縁はあるが、事件自体はあまり知らない甥役。
    時が許してくれた事と、時が経っても続く実害。
    中村さんの真後ろで、観劇していたので、表情はほとんど見えなかったのですが、納得の演技でした。田原が墓参りにきた理由を知った時の、全身に走る緊張感や、淡々としながらも、静かな怒りと痛みが、見事でした。

    古川さんの本の素晴しさ。
    その魅力を最大限引き出し、色や味に深みを付ける、日澤さんの演出の凄さ。
    それを、活かしきる演技力で、見事な作品を創り続ける、チョコレートケーキさんに、感謝です。そして、次回作も楽しみにしています。
  • 満足度★★★★★

    どこで観るか・・・
    四方を客席と通路(兼舞台)で囲まれた舞台、どこで観るか悩む!
    真ん中の舞台にぽつんと置かれた椅子にわくわく。
    お話は、もちろんあの事件を題材に作られていて重い。
    それでも目を逸らせない。
    当日パンフレットと一緒に資料(ネタバレ含)がありますが、読んでから観ても充分楽しめると思います。

    当日は日澤さんが演じた日替わりゲストの役、他の方がどう演じるのか気になる。

    ネタバレBOX

    客席後方の通路まで使ってのお芝居なので、全てを観ることができないのが残念。
    それでも久しぶりに言葉が美しいと感じて、一つ一つの台詞に聞き入る。
    劇中で「縊り(くびり)殺される」という言葉が出てきたと思うのですが、あまりにも生々しい表現でドキッとする。
    堀さんの鬼気迫る覚悟や、西尾さんの吹っ切れたような必死さにぞくぞくした。
    若い予審判事は、どれだけ他人に許されても自分では許せなかったんだろうなぁ・・・と思うと、とても苦しい。
    新しい時代を作った人と、これから先の日本を夢見た人・・・。
    あの事件から100年経った今に彼らの信じた自由があるのかと考えると、なんともいえない気持ちになる。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    素晴らしい作品です。開場してまず驚くのが舞台設定。どんな芝居になるのだろうと期待が高まります。そしてその内容は・・・はっきり言って重たいです。でも,観ておくべきものがあります。この芝居を観た後では日々の悩みなんてつまらなく思えるほどです。最近のチョコレートケーキの芝居はますます良くなっていき,今回の舞台は自分の今年見た芝居の中でも超上位に位置するだけの感慨がありました。その興奮醒めぬままDVDを2枚購入(受付と物販の販売は菅野佐知子さんでした)。今晩はこのまま楽しめそうです。なお,12月12日の毎日新聞夕刊にこの芝居のことが取り上げられていました。この芝居は多くの人に観てもらいたい作品と思います。

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