一九一一年【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 一九一一年【ご来場ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-20件 / 33件中
  • 満足度★★★★

    圧倒されました
    凛とした、張りつめた空気。シンプルな舞台と絶妙な照明の中で、役者さんたちの熱演に圧倒されました。

  • 満足度★★

    どうなんだろ。
    台本に書かれた台詞が優れていれば、自動的に客を感動させられるとは思うなよ・・・と、前半感じてしまいました。一部役者陣が、台詞に追いついていっていない。

    後半から、役者もノッきたのだろうか、気にならなくなりました。

  • 満足度★★★

    楽しめました
    見ごたえありました。
    難しい話でしたが、いい勉強にもなりました。

  • 満足度★★★★

    緊張感
    裁判部分をモチーフにはしていたが、権力者側からの視点で描いてた感じを受けましたが、それぞれが信じる正義のぶつかり合いは緊張感がよかったです。
    ただ4面客席にして、客席の後ろも舞台としてたのは、ちょっと見づらかったのは残念だったかな。

  • 満足度★★★★★

    人間ドラマ
    人の悩みや葛藤が生々しく描かれた人間ドラマ・・・。コメディ好きな私も考えさせられました。

  • 満足度★★★★★

    見ごたえがありました
    小劇場劇団の作品としての完成度の高さとしては、抜群だと思う。

    最近、検察のありかたについて、冤罪などネットでもかなり批判が出ているが、大逆事件を題材に、演劇で見事な司法の問題点を表現してくれた。

    最初に有罪ありき、で進められた裁判、それに強く抵抗をみせながら、国家権力の前には大勢につかざるをえなかった人物の苦悩と慟哭。

    これは決して過去の出来事ではなく、いまも続いてる問題だと思うだけに、よくぞ舞台化したと着眼に感心した。

    古川・日澤の作・演出も期待にたがわず、俳優の演技が全員素晴らしく、文句なく満足度☆5つ。

    ネタバレBOX

    この劇団は、秋に法廷劇を既存・新作2本立てで上演したが、その成果も生かされていたように思う。


    衣裳もその時代らしく、工夫されていた。
  • 満足度★★★★★

    観てよかった
    と思える舞台でした。
    セット、役者、台本共に最高でした。

  • 満足度★★★★

    色々と
    考えさせられる公演でした。
    良かったですよ。

  • 満足度★★★★

    力強さとなにか
    明治期の元勲やら官僚やらにはやや重厚さが薄いなとはおもいつつ

  • 満足度★★★★★

    史実
    史実を扱う作品は、創る側は大変だと思うのですが、観る側はもっと大変です。結果がわかってしまっているから。でもこの作品は、結果はわかっている、もう歴史は動かせないからこその作品だと思います。客席の後ろをグルグル回る、歴史上の道化たち。その一歩前にいる我々観客。観客は、否応がなしに裁判を傍聴させられ、無力を実感しなければならない。敗北感がずっしり重い。素晴らしい作品でした。ただ、ラストの救いは必要があったのだろうか。

  • 満足度★★★★★

    重厚で濃厚
    震えるぐらいの熱演。

    客席と舞台もなかなかない配置でした。

  • 満足度★★★★★

    神は人間になり、正義は生き返ったのか?
    心揺さぶられ体震えるほど素晴らしかったです。大逆事件を、フィクションを織り交ぜながら、緊迫感が溢れんばかりの張り詰めた空気の中、粛々と進んでいく様に惹き込まれ、ずっと前のめりで魅入ってしまいました。深みのある演技と凛とした芝居、観させる力のある脚本と魅せる技のある演出、完璧なんじゃないかなと思いました。
    観劇後に興奮抑えきれず上演台本と過去DVDを購入させていただきましたが、台本の分厚さ改めての再感動でした。

  • 満足度★★★★

    ただただ良かった
    自国の歴史にあまり触れるというか振り返ることがあまり少ない僕にとってはこういうことがあったんだとと伝えてくれる作品に感謝です。

    内容もとても良いものに仕上がっていたと思います。

  • すいません
    自分の体調不良で集中できず。

  • 満足度★★★★★

    感動!
    100年前の時代設定でも、人間、悩み苦しむ事は同じで、現代に生きる我々に強く訴えかけるメッセージのある舞台だった。
    若い真っ直ぐな正義感と組織からの圧力の間で揺れ動く主役・田原判事の熱演、死刑になろうとも心の自由を最後まで願った女性・菅野の凛とした姿が特に印象的であった。
    今後も良作に期待!!

  • 満足度★★★★

    時代を描きあげる力・それぞれを浮かび上がらせる力
    場内の使い方に
    観る側をその時代に包み込むような効果があって。

    歴史に織り込まれた普遍的な構造と
    個々の人物から浮かんでくるものの
    交わりから伝わってくるものを
    しっかりと受け取ることができました。

    ネタバレBOX

    劇場が「田」の字のごとく仕切られて、
    そこに通路が作られて・・・。
    正直なところ、どこに座ろうかと迷う。

    でも、物語が始まってしまうと、座る位置など関係ない。
    正面というものが空間に存在せず
    会場の空気全体で物語が紡がれ広がっていきます。

    時代の背景、その国の治世に携わるものたちの姿・・・。
    ピラミッドの中での蠢きや軋み、
    会場のつくりは場に向き合う感じや上下(かみしも)の方向性を作らせない。
    役者達の演技を
    観客は対峙して受け取るのではなく
    同じ時に浸されたような感覚で観続けてしまう。
    観る側に対して
    その時代を客観視にさせないだけの
    空気をかもし出す力が役者達にはあるのです。

    その中で、官吏たちの個人の思いは
    観る側との距離をしっかりと保って表現されていく。
    法律とか政治とかの枠組みのなかにおかれた建前が浮かび、
    建前の狭間に浮かび上がる感情が
    いたずらに見る側をゆすぶることなく
    エッジをもった感覚を塗りつぶさない距離を保って伝えられて・・・。

    さらにはひとりの無政府主義者の素顔が
    舞台にもうひとつの軸を作りだしていきます。
    その凛としたキャラクターの表現は
    単にひとりの歴史上の人物をあらわすにとどまらず
    その人物の姿を借りて、
    彼女の感覚から観たその時代の閉塞感や
    仕組みや枠組みのなかで人が生きることの質感を
    照らし出していく。
    そこには、歴史の肌触りを描きあげていく秀逸さだけに
    舞台を塗りこめさせない
    むしろ、その時代を描いているからこそ
    さらにくっきりと浮かんでくる
    ひとりの女性がまとった「自由」の高貴さと豊かさが、
    観る側に伝わってくるのです。

    高揚感と、苦悩が昇華した透明感の中に閉じ込められた
    その時代の最後のシーン
    さらに時代がすすみ、
    解けた空気が静かに場を満たし、
    観客はとまどいながら時代の柵から開放されて・・・。
    その時代に翻弄された人間と
    外側からその日々を眺めるものの
    色合いの違いがすっと沁みてくる。

    描かれた時代の大枠と
    翻弄され、飲み込まれ、
    あるいは立ち続つづける姿に圧倒されつつ
    でも、作品に織り込まれた「時」の重さだけに終わらない、
    時間や歴史の風通しのようなものも感じて。
    作品のテーマが内包する
    塗りこめられたような重いだけではない、
    繊細さとやわらかさと深さを兼ね備えた
    作品の質感に心をゆすぶられたことでした。




  • 満足度★★★★

    見応え
    密度の高い、そして独特の演出効果(舞台美術)もあって完成度の高い舞台に仕上がっていた。4箇所に分けて設置された客席は、入場したときに、最初どこに座わろうか悩む。ポツンと置かれている椅子の向きを見てどうしてもその正面に座りたくなるが、やはりそこが一番混んでいた。ところが、椅子の後ろに座っても開演してみれば、それは杞憂だった。こういう設定は全席自由席となっている場合でも損した気分にならないから、よかった。ただ、舞台を観るためには顔を上げ続けなければならないので、ちょっと首と肩が疲れた(笑い)。

  • 満足度★★★★★

    100年前
    舞台上のすべてに すごいなと 思って 圧倒されました。
     

    ネタバレBOX

    堀奈津美さん 演じる 幽月さんが 刑が決まってから言った 時間がもったいないですよ と 言う言葉が 突き刺さりました。
  • 満足度★★★★★

    シナリオが全て
    良く分からなかった事件を、立場立場の考え方を踏まえて、厳粛に知らしめてもらいました。

    ネタバレBOX

    とても素晴らしいシナリオ、毎回感心しますが、重たい事案に対して本当に調査が行き届いています。そしてシナリオ通りに事を運ばせる検察のやり方は、残念ながら今も昔も同じでした。

    死刑判決の後で特赦、天皇の慈愛を示す何といいやり方だこと、二十数年前にもあったような気がします。

    30年の命だけど自由、10年後、20年後の家族のことを考えて窮屈に生きる人生、どちらが生きたことになるのか、突きつけられました。で、この当時窮屈に生きても病死しちゃってる人の何と多いこと、100年前とはいえ考えさせられます。

    堀奈津美さんの着物姿は色合いも良かったですが、着こなしが素敵でした。
  • いい時間だった
    とてもいい舞台だった
    緊張感が途切れない舞台

    いまとても面白く感じるけれども
    あと5年、10年後に同じ役者での演技を見てみたい

    今が悪い訳ではない
    とても良かった。数年後人間の年輪が重なったら
    さらに良くなるのではないかと思う。

    紅一点の堀さんの凛とした美しさが光っていた。

    会話の二時間舞台は基本的に長いと感じる方が多いのだが
    時間の流れが絶妙なのだろうか
    主役の人に感情移入したせいでしょうか

    時間がたりない もう この日になってしまう!とハラハラした

    ネタバレBOX

    生きる世界の違いが 現代では感覚として解りにくいけれども
    平民社の根底の貧しさのドロドロというか
    人が人でない扱いを受けて居た時代の
    身体に染み付いたものが出せたらもっとエグルような
    正義感と虚無感が際立つ気がしました。

    今年ぎりぎりに、とてもいい舞台を見れたなぁと思います。

    しかし、いいだけに観る方にもパワーが必要でした

    個人的に千田さんの影をいかした照明がとても好きなので
    王子小劇場に伸びた椅子と役者のシルエットの美しさに見とれました

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