満足度★★★★★
見ごたえがありました小劇場劇団の作品としての完成度の高さとしては、抜群だと思う。最近、検察のありかたについて、冤罪などネットでもかなり批判が出ているが、大逆事件を題材に、演劇で見事な司法の問題点を表現してくれた。最初に有罪ありき、で進められた裁判、それに強く抵抗をみせながら、国家権力の前には大勢につかざるをえなかった人物の苦悩と慟哭。これは決して過去の出来事ではなく、いまも続いてる問題だと思うだけに、よくぞ舞台化したと着眼に感心した。古川・日澤の作・演出も期待にたがわず、俳優の演技が全員素晴らしく、文句なく満足度☆5つ。
ネタバレBOX
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2012/01/06 21:26
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2012/01/10 14:56
2012/01/09 14:59
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コメントありがとうございました。
今回はテーマの選び方にも感心しました。
大逆事件を持ってくるとは思わなかったので。
演劇の社会的可能性を感じた公演でした。
今後の作品に大いに期待しています。今年も楽しみにしていますので。