正劇ラグナロク 公演情報 正劇ラグナロク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    この題材を
    難しそうな題材なのに、コミカルで分かりやすくて楽しました。

  • 満足度★★★

    コミカル系
    ストーリーはワーグナーの歌劇「ニーベルングの指輪」とFF、ドラクエなどRPGの設定によく使われる「北欧神話」をもとに構成したもので表現方法はストレートプレイとのことだが、シリアスではなく、どちらかというとコミカル。黄金の指輪を巡る、神と巨人と人間と小人の物語だ。こう書くと、なんとなくロード・オブ・ザ・リング?なんつって想像する方も多いと思うが、そう、そのミニ版みたいなヤツだ。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら http://ameblo.jp/misa--misaki/

    あらすじの前半は劇団で既に説明UP済みなので、後半から。
    アルベリヒがラインの指輪に死の呪いをかけたことから、この指輪の主人は次々と死んでいく運命にあった。やがて巡りめぐって英雄ジークフリートの手中に納まった指輪だったが、森に住む大蛇の血を浴びて不思議な力が宿ったジークフリートにはこの指輪の呪いが効かないのであった。

    しかし誰もが欲しがる指輪のせいで疑心暗鬼な争いは絶えず、ジークフリート自身も背中の急所を刺されて殺されてしまう。そうして最後に指輪を手をしたルーネは欲深い人間の浅ましさと俗世を憂いてライン川に身を投げて死んでしまうのだった。
    こうして指輪は元の持ち主の川底に住むラインの乙女たちに戻ったというお話。

    終盤にこの物語を締めくくる人間の営みに対するバイブルのようなセリフが投げかけられる。このセリフが実に素晴らしい。脚本 歳岡孝士。 良く練りこまれて秀逸な本だ。きっとコミカルな描写を入れずストレートプレイできっちり演じたなら重厚な舞台になったはずだ。しかし、舞台はコミカル仕立てに演出されており、この部分が軽薄な感覚に受けてしまう。

    またキャストの演技力に差があったのも残念だった。ゴッドランド王グンターを演じた渡辺真大のキャラクターが実に楽しい。不思議な魅力のある役者だ。
  • 満足度★★★★

    迫力ある仕上がり!!
    北欧神話が元になっている様だが、私はゲームもあまりしないし神話にも詳しくないので、話の展開についていけるのか不安に思いつつ。。


    始まってしまえば、そんな不安など吹き飛ぶ程テンポもよく役者の声もよく通り見やすい作品だった。

    ただ…はじまりのラインの娘達の踊りは見ている側の方が恥ずかしくなる。選曲した時点で恥じらいを捨ててくれないと下品度がアップする。
    しかも、着なれないドレスだから仕方ないが…あのタイプのドレスは下着のラインが出過ぎてしまう。まぁ、それを含めラインの娘というわけは…ないな。

    毎回出ている雅火氏は得意な道化役というだけあって一癖も二癖もある役はとても上手いし、物語のポイントにもなっていて草野氏も嫌な奴度がわかりやすく見ていて安心できるし、最高神オーディンの長野氏も迫力ある演技も良かった。
    それから、将軍フェンギの横山氏がとてもよかった。動き担当の蛇にしても兵士にしても殺陣も素晴らしかった。

    今回は博士ではなく別の役を演じた歳岡氏は脚本&演出もしているが、役の方が少し手薄になった感じをうけた。

    全体的には面白い内容だったが、実力ある俳優達が引っ張っていたから助かっていた感もある。

    また来年も演劇祭に参加するようなので今後に期待。

  • 盛りだくさん!
    初日に観劇しました。
    北欧神話ということで、雰囲気があり、入り込んでみることができました。
    コンパクトな劇場なのに、照明がとても効果的で綺麗だったので幻想的な神話の世界を見ることが出来たのが印象的です。

    内容は解りやすかったのですが、もとのボリュームがある作品なので、本当はもっと盛りだくさんにしたかったのでは?とも思いました。
    それを2時間弱に纏めるのは大変だったんだろうなぁと思います。

    なんにしてもお疲れ様でした。
    次回作も楽しみにしています。

  • 満足度★★★★★

    不思議な魅力
    この劇団は2回目ですが見終わった後になるほどと考えさせられました。
    アラさ、不安定さが、小劇場では妙な魅力を生むことがありますね。
    正直、役者の中にも演技力に不安な人がいて、しかしそれが味になっているという奇妙さ。
    すべてが整理されているとは言いがたいですが、迫力があり、勢いがありました。

    ネタバレBOX

    オーディンを筆頭に、大きな劇場でも通用しそうな俳優も数人いました。
    特に、グングニルが割れるところ~ジークフリートが死に、ハーゲンが死ぬところまでの疾走感は素晴らしい。
    ハーゲン役(団長)は前回とはうってかわって新劇っぽいですね。クセがあり、演技が好みです。
    脚本も良く、社会への問題意識もしっかりあり、押し付けがましくない。
    普通なら、うるさく感じる事が多いですが、スッと受け入れられる作りが良いです。
    これからどう変わっていくのか、観てみたい劇団です。

  • 満足度★★★★★

    ”らしさ”は失わず。。。
    第四回目の公演。。。
    最初から観ているオイラはモチロンいってきました。。。

    さて、今回はいつもと違い神話をベースとした内容ということで、
    「博士は~!!」とか「鳥取ネタは~!!」とか
    いろいろ考えながら道中ワクワクしてました。

    神話、つまり神様を演じるということで、荘厳な演出を勝手に
    想像していたが、そこはのっけから時節ネタを
    ぶっこんだりして、いきなり笑わしてくれました。
    そのおかげであとの内容はリラックスしてみることが
    できました。
    キャラクターの性格付けも「いまどき」テイストで
    観客と時代設定のギャップを緩和してくれていました。
    それでもキャラのセリフでメッセージは発信していたりと
    オイラが感じている、劇団の”らしさ”はキープできていた
    と思います。

    あと、個人的に注目したのが、一場面でセリフの掛け合い
    なしで、二箇所同時に掛け合いが発生していたところ。
    それにより、その場面の視点が増えた気がしました。
    いろいろ考えているね。

    これからも応援&楽しみにしています。

    ネタバレBOX


    さすがに鳥取ネタは「諏訪泉」だけでしたが、オイラは
    まだ飲んだことがない。。。今度帰省したらチャレンジするかな。

    オーディンの演説のところにガンダムブッコムかと思いきや、
    聖闘士星矢が出てきて。。。
    そういえばアニメのオリジナルで「アスガルド ミッドガルド編」が
    あったなと思い出しました。

    ラインの娘が現代の娘っこにしか見えんかった(笑)

    原作の詳細をしらないのでなんとも言えんが、ロキとか
    他のキャラが最終的にどうなったかとか気になるところ。。

    今回はロキをやっている方の役と個性が気に入ったな。。。
    さすがレギュラーメンバー!!


  • 照明&装置きれいでした
    なんとか駆け込みで見れました。ちょっと長かったです。
    今回舞台セット&照明がキレイでした。
    入ってすぐ、セットがいろんな色で光っていました。
    内容は勢いがあって良かったです。
    個人的には前のオムニバスが見やすかったですが、
    やりたいことは成功していると思います。
    脚本の言いたいことが直接じゃなく伝わってくるっていうか。
    ただ滑舌が気になる方がちらほらいらっしゃいますが…。
    殺陣がいままでより断然パワーアップしていましたね。
    長いので最後は疾走感が必要なんですが、ちょっとクライマックスに向けて暗転多いかもです。
    基本的には楽しめました。わりと前回のテイストが見やすくて好きなので
    またオムニバス形式も観て見たいところです。
    今回は博士がいないところも斬新(逆に不思議な感覚?)でした。

    ネタバレBOX

    稽古中に肋骨にひびが入ったとか。大丈夫ですかー?
  • 満足度★★★★

    やはり本がいい
    1時間50分と長い内容だったが、随所に笑えるところがあり、
    それほど時間を感じさせない。ただパイプイスなので否応なく尻はいたい。
    ど真ん中に花道があるという不思議な劇場。
    脚本は現実世界との台詞のリンクが良い。
    最初は聞きなれないカタカナが出てくるので少し難しく感じたが、
    後半はすべてが繋がって、展開も劇的で面白かった。

    ネタバレBOX

    黄金の指輪は「原子力」であったり「金融システム」だったりするのかと解釈した。
    つまり人間が贅沢をするために造りだした「魔法の指輪」が、世界を滅ぼす、と。
    最初はただの(ちょっと笑える)神話の話なのかと思いきや
    徐々にあきらかになっていくので、もやが晴れていく感覚を覚える。
    相変わらず考えさせられる。はっきりとどっち派、という感じでなく、
    「自分はどうであるか?」と考えさせられるところが良い。
    ただ詰め込みすぎな感はある。どこを削ればいいかわからないが、
    もしくはもう少し広くて椅子の良いところだと助かる、お尻が。
    あと、滑舌がちょっと気になった。
  • 満足度★★★★

    なるほど・・
    良く出来たストーリーで感心した。リングを巡る物語って素敵なファンタジーだけれど、多くの出来事を全て取り入れようとして、ちょっとごちゃごちゃ感があった。だけれど全体的には楽しめた舞台。

  • 満足度★★★★★

    心意気や良し
    縁あって前回の公演から見ているが、
    社会問題を軽妙に扱うところが素晴らしいと感じた。
    前回も思ったが、これがこの劇団の魅力なのだろう。
    しかしこれは難しいところだが、今回のような話であれば、
    逆にもう少し重厚にやってもらっても良かったかもしれない。
    チラシの印象と少し違ったので違和感があったのかもしれない。
    それにしても、あのような話を良く考えるものだと感心する。

  • 満足度★★★★

    今回は
    ルナティック演劇祭からもとのテイストに半分もどった感じでした。
    博士がいないのは、初回から見ているものとしてはさびしいですが、
    舞台自体は良い感じでした。脚本の台詞の良さは健在。
    セットの柱の色がとてもきれいでした。
    神話と現代社会がリンクしていて面白かったです。

    ネタバレBOX

    去年の舞台でも思いましたが、いつも思うことですが、
    ちょっと出演者の実力に偏りがあるかな?と思います。
    あと声量が足りない方が多かったかもしれません。
    音楽がちょっと小さかったですが、出演者の音量にあわせたのでしょうか。
    展開が多いので最後まで飽きずに見られました。
    指輪を、現代社会にリンクさせるやり方は好みです。
    途中から「ああ、そういうことか」という感じで結びついていくところが良かったです。

  • 満足度★★★★

    無題160
    ジークフリート「ホルンコール」ありがとうございました。たまたま2010年「トーキョー・リング」@新国立劇場、「ジークフリート」「神々の黄昏」を各2回観る機会があり、順番が後になってしまったものの「ワルキューレ」も国内ものを観劇。お話の骨子部分はまだなんとか覚えているので、今日のお芝居は、それと重ね合わせた観劇となりました。

    ネタバレBOX

    細かいところにも「指輪」が埋め込まれていてなかなか楽しくみることができました。「さすらい人」は、実際のオペラでハーゲンを演じた方に雰囲気がよく似ていて、重々しさが際立っていたと思います。3人の娘やエルダも出てきたし、また「指輪」をみたくなりました。

    日本刀がでてきたけど、これはどうかなぁ

    アルベリヒはちょっと粗雑な感じ、もっと粘着質で小賢しいほうが好み。

    グンターは「王様」に似ていた

    You Tubeの定番「Siegfried Horn Call 」 必聴
    http://www.youtube.com/watch?v=_MkMdlfl8Hg


    ついでに光速モノの定番「剣の舞」
    http://www.youtube.com/watch?v=hggTOIDPkKA

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