満足度★★★
濃密な夫婦
妻の死後一人で自宅に住む夫だったが、友人とのあることがきっかけになり、妻が元気だった頃の思い出として、この物語は動き出す。 最愛の人が元気だった頃、賑々しく友人や部下達が坂本家に集り、他愛もないおしゃべりをしていた当事。そして妻が少しずつ身体が病んで生気を失っていくさまを解りやすく描いた舞台だった。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
愛情と友情
たとえ自分の妻が弱っていっても、必ず支えていこうという気持ちになりました。
つらいときにも自分を支えてくれる友人・知人もとても大切な存在ですね。
満足度★★★
シンプルな舞台
間接照明と、装置の木の感じが素敵でした。音も必要最低限しか流れず、客入れ音楽もなく、静かでシンプルでした。
芝居自体は明るいところやアグレッシブな人などがいて静かではなかったです。元気でした。
いなくなってから色々気づいて何かしらしたりするんですよね。忘れないためでもあるんですかね。言われたこととか、残っているけど、日が経つと消えてしまいますもんね。
いろんな夫婦可愛いです。それぞれだなぁって思いました。
満足度★★★
う~ん
劇場の使い方は面白かった。芝居はストレートさに欠けた気が。随所の工夫がドラマを生むならば余計ではないけれど、多くは効果を生まず、むしろ誤解を生んだように思えた。あと、体より言葉が勝ってしまった感が。
満足度★★★
チケットプレゼント
ありがとうございました。
ある夫婦の物語。恋人や伴侶がいる方のほとんどが実感されていると思いますが、最愛の人と過ごす日々は楽しいことばかりではなく、むしろしんどいことのほうが多いのではないでしょうか。
大切な相手にだっていつも優しく大事に接することができるとも限りません。毎日の小さくてどうということのないことのやりとりの積み重ね。ひとつひとつ覚えているはずもないのに、あとになってみると、ほのかな輝きすらおびて浮かび上がってきます。
大事な人と一緒に、たとえつまらないことのほうが多い日々でも、大事に過ごそうと改めて思える時間でした。
前半の流れは少し重めで長く感じましたが、後半は見やすかったです。
シンプルなのに叙情性のあるセット。椿真由美さんが好演。
満足度★★★★
よかったです
夫婦とその仲間たちの、しみじみとしたとてもいい話。いろいろ考えされられますね。しかしとっても疲れるご近所さん、インパクト強すぎました。
満足度★★★
失った存在
ある夫婦を軸に妻が病気になって亡くなるまでをじっくりと淡々と綴った物語。愛おしい妻が少しずつ萎えていく描写がお見事。暗転が長かったことと、前半は少し助長だったことが課題だったかと。
満足度★★★★
身近でリアル。
「この絵の向こうに何があるんだろう?」と思わせるフライヤーにドキッとさせられていました。それとは、ちょっとイメージが違ったけれど・・ あることに気づいたとき胃のあたりがぎゅーっとして、最後はじわぁ〜んと来ました。
脚本は好きですが、セットに誰もいなくなってしまったときには戸惑い、なんともいえない“間”が少し退屈でした。そのゆっくりした時間に登場人物たちに自分を重ねていました。
いつも気づくのは眠ってからです・・ なにかしておけばよかったって。
美術もよかったです。
満足度★★★
三方に観客席を設けた舞台は
なかなかユニークで、とても近い距離で演技を見ることができ、面白かったです。奥さんが少しづつ元気を失っていき、完全な病人になるプロセスは見せ方が見事。友人との何気ない会話もちょっとしたケンカも、思い出となってしまえば何もかも愛しい。そんな残された夫の思いがよく表現された舞台でした。前半、ちょっと冗長な感じが残念。前半にもう少し後半への伏線があったら、もっと感情移入できたのにな、と思いました。奥さんがじっと壁を見つめているだけでは、伏線にならない。