ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎 公演情報 ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    素晴らしいのひとこと。ジャンヌの生涯を時系列に沿って描いて、分かりやすいのですが、ダレることのない完成度の高い芝居にすっかり魅了されました。いろんな仕掛けが豊富で、エンターテイメントとしても大いに楽しませてもらいました。

  • 満足度★★★★★

    浅野演出により、よりクリアに
     2009年のペトル・ヴトカレウ演出に続き、今回は浅野芸術監督が演出、浅野さんにより、ジャンヌがより明瞭な姿を持って描かれた。  風のファンが増えてくれてうれしい。

  • 満足度★★★★

    視覚効果が素晴らしい
    マテイ・ヴィスニュック、ペトル・ヴトカレウ、浅野佳成のKAZEおなじみのトリオにより、当初予定の「セチュアンの善人」から変更しての上演となった。

    若手の小劇場劇団の台頭により、新劇も時代を経てある意味、岐路に立たされていると思うが、東京演劇集団風は特色ある作品構成で、新しい観客層開拓を進めている。


    以前から観たいと思っていた作品で楽しみにしていた。

    ネタバレBOX

    旅役者の一座が劇場に到着したという趣向で始まる。

    KAZE自体、実際、旅公演の多い劇団だけに、面白い趣向だ。

    人形劇風の小さな人形や、カーニバルのような大型人形なども登場し、豪華で美しい衣裳とともに視覚的効果もじゅうぶん。

    戦争の場面の音楽が恐ろしく、髑髏の仮面をつけた死者のダンスも非常に不気味で印象に残る。

    ラスト近く、ジャンヌが火刑に処せられる場面の語りは、その残酷さゆえに胸が塞がれる。

    「ヘレン・ケラー」のときに白根有子の日を観られなかったので、今回のジャンヌ役は楽しみにしていた。「星の王子さま」の王子役など、小柄な白根は少年少女の役が得意なようだ。

    今回の白根は、星の王子さまのときと同じような訥々としたしゃべりかたで、この作品の「純粋無垢な心を持つ、勇気ある、しかし平凡な少女が起こした奇跡の物語」という主題には沿った演技かもしれないが、以前に観た堀北真希のジャンヌの鮮烈な名演技が記憶に新しいせいもあり、物足りなさも感じてしまった。

    オーラやカリスマ性が台詞からはあまり感じられず、後光を放つような衣裳の強い視覚効果に負けてしまっているように見えた。

    神の啓示を受け、強固な行動力を発揮していく際も、それ以前との対比や変化が伝わってこないのだ。

    いつものトコトコした歩幅の狭い白根の歩き方の癖が出ていて、違和感があった。

    白根のセリフ回しは、劇団の重鎮、辻由美子を思わせ、彼女がお手本なのかもしれない。
    若いころの辻は王子様役には定評があったそうなので、白根は正統派の後継者なのかもしれないが。



  • 満足度★★★★★

    無題112
    今日は何ケ月ぶりかの休観日、ずっと毎日みてきましたが、ボチボチそれもできなくなり、今日は出張で久しぶりのお休み。本公演。昨日みたわけですが、すでにたくさんの方が書いていらっしゃるので少しだけ。終演後、役者の皆さんが挨拶。あらためて、白根さん...小柄なんですね。劇中のジャンヌは雄々しく戦いの場に臨んでいました。甲冑に反射する何本もの光の筋。これをみてすぐに思ったのが、1988年のPink Floyd来日公演、「Comfortably Numb」ご覧になった方いらっしゃるでしょうか、みたこともない巨大なミラーボールが花を咲かせるように現れ、会場は光の洪水、ギルモアのギターも渦巻いていました。それに引けを取らず、視覚効果抜群。そのほかの仕掛けも綺麗(あの大きいの、Iron Maidenのエディかと思った)だし、流れる音楽もいい。もともと白根さんをもう一回みたくて観劇。そのからだを、手の先、足の先まで伸ばしきって演じる様は美しく、力強く。最前列でみているとなおさらです。最後、ジャンヌは死ぬ...のですが、これは旅の一座のお芝居...ここでなぜかほっとしながら家に向かったのでした。

  • 満足度★★★★★

    センス抜群
    おとぎの国のような描写。前半コミカルに仕上げ、後半はジャンヌに徹した舞台だった。ヨーロッパ風に物語に人形劇、影絵、蝙蝠ダンスを組み入れ観客を存分に魅了した舞台だった。

  • 満足度★★★★★

    サービス精神旺盛の素晴らしい舞台
    ジャンヌの話自身は有名なものであるし、
    すでに多くのレビューが投稿されているので、
    詳しい紹介は避け、私なりに特に気が付いた点のみ記したい。

    ネタバレBOX

    冒頭は、「東中野に着くのが遅れちゃって…」とか、「僕の鞄知りませんか?」などと言いながら、役者が客席にまで入り込んできて、
    いかにも「旅芸人一座」というような風情を見せる。
    それから、舞台作り(もちろん一部だが)も始まったりと、
    大変凝った趣向で始まる。
    (なお、終演時も同じくシェークスピア作品のような口上がある。)

    そして、劇が本筋に入ってからも、例えば、人形劇
    (小さい人形、大きな仮面、腕だけ使用した人形劇的な手法など様々)、
    影絵、話芸的手法などの要素もふんだんに取り入れられ、
    言わばサービス精神が旺盛なのである。

    ちなみに、大きな仮面は死神とか疫病と言った恐ろしい超人間的存在に
    ついて使用されるが、私は、インドネシアに伝わる
    善と悪の神の対決を描写した仮面劇と類似性を感じた。
    (もしかしたら、そこからヒントを得ているのかもしれない。)

    それはともかく、普通はあまりにあれこれ手を出すと、底が浅くなったり、
    嫌らしい感じになったりすることもあるが、
    演出が巧みであることと、役者各人が芸達者であるせいもあり、
    これら様々な要素が話の流れを妨げたりせず、
    大変効果的な役割を果たしていた。
    それは、2時間半にわたる長編の芝居において、
    観客を飽きさせずに楽しませ続けさせる工夫の1つとなっているのである。

    もちろん、ジャンヌは最後に捕えられ、宗教裁判にかけられ、
    ジャンヌも心が揺れるが、しかし最終的には火刑になることを受け入れる
    …そして昇天…。
    これらの場面は照明の効果も加わり、大変感動的であった。
    終わってみれば、やはり大変素晴らしい舞台を観ることができた、
    という感想に尽きる。


    最後に、些細で下らない指摘を…。
    まだジャンヌが子供の頃、「アヴェ・マリアも歌えるよ」と言って、
    一説口ずさむのだけど、「それってシューベルトでは…?」
    まあ、「開演前設定」とはいえ「東中野」も出てくるから、良いのかな?
  • 満足度★★★★

    まさにプロのお芝居でした
    初観劇の劇団ですが、やはりプロの仕事は違うと言うのが感想です。専有の劇場、本格的な衣装やさまざまな小道具、滑舌の良い台詞、どれも洗練されており、最高のアミューズメントを見せて戴きました。友の会というのがあったので、入会要検討です。

  • 満足度★★★★★

    素晴しいにつきる
    もうびっくり! 前回のヘレンケラーの演技に魅了され、今回はそれを一気に飛び越えた舞台に(とくに演出の創造性と衣装の凝り様)素晴しかったの言葉しか重い浮かびません。

  • 満足度★★★★★

    演技力と表現力だけでも十分魅せる劇団
    なのだが、今回はこれにヨーロッパテイストの素晴らしい衣装、人形、影絵のファンタジーなどの要素が加わり、素晴らしい出来に。観客一同あまりのすごい出来映えに、声も無い。(本当です。言葉が出てこない) 仔細に見ると、この劇団はとにかく台詞が素晴らしく、後ろを向いても俯いていてもスクリーンの奥でさえも台詞が聞き取りにくいということが全く無く、物語に集中していられる。劇場の大きさに丁度合った声量ときれいな発音で、心地いい。前半は大掛かりな人形、死神、ユニコーンなどの美しいシーンや迫力あるシーンがこれでもかと出てきて、後半はジャンヌの悲しい生涯と演技力で泣かせる。もはや、やり尽くした感がありますが、劇団側は更なる進化を目指しているんだろうなぁ・・・・。ああ、私ってこんな劇に出会えて、何て幸せ者。演劇の楽しさ、面白さ、素晴らしさを味あわせてくれる素晴らしい作品です!演劇初心者や子供さんにも見てもらいたい。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!面白い!中世!
    ジャンヌ・ダルクが1429年に突如表舞台に現れてから火あぶりに遭うまでの物語。

    素晴らしい出来栄え、とにかくストーリー自体が理屈抜きで面白かったです!

    ネタバレBOX

    聞こえてないのに聞こえたと言うのは嘘つき、本当に聞こえていたとしたらそれは病気という立場の私ですから、フランスや国王のことを憂いて何とかしなきゃあと思いつめた結果、彼女の心の声が妄想となって現れたのだと解釈しますが、本当に素晴らしいお芝居でした。

    衣装も素敵でした。ペストと飢えのかぶり物の人形は大きさと不気味さで意表を突かれました。骸骨のコウモリのような衣装もとても不気味でした。そして、人形劇に使われるような人形が出てくると本当に楽しくなります。各国の王様の馬鹿さ加減を表現するのにピッタリでした。

    兵士?の身体を前後に揺するような歩き方、これも中世風で良かったです。

    ジャンヌ・ダルクの生涯を知ることもできました。いきなり火あぶりに遭ったのかと思っていましたが、改宗したりしていったんは牢に繋がれ、我慢すればそのまま生きながらえることもできたのですね。しかし、暴行の恐れがあったり、屈辱の中で生きることを良しとせず、自らの信念を貫いた結果火あぶりになったのでした。納得!
  • 満足度★★★★

    演出が素晴らしい!!
    劇団初見であるが、個人的には、とても楽しめた!
    とにかく演出の数々がどれも素晴らしかった!!
    教科書を読むような「ジャンヌダルクの物語」であるが、
    観客を飽きさせない工夫があちこちに。
    役者陣も芝居が安定しており好感がもてた。
    それから劇団所有の劇場が、気に入った。
    こんなに観劇しやすい舞台も珍しい。
    きっと劇団が観劇しやすいように、考えて造ったのだろうと推測。
    とにかく私の中では、良い劇団に出会えたという印象である。
    次回公演もぜひ観劇したい!
    あとはネタばれで。

    ネタバレBOX

    「人形劇」や「照明をうまく使用した影ごしの芝居」、
    また、出演者がそんなに多いわけではないのに、大群衆に囲まれているような雰囲気ある演出。
    ジャンヌダルクが火炙りに処刑される様を、見事に演出していた。

    劇場は舞台奥行きがあるが、役者が全く遠くに感じない。
    また、小劇場にありがちな舞台前方での芝居が、観客席後方だと観えない
    ということもなく、とにかく観劇しやすかった。
    臨場感を楽しみたいなら、前方の席がオススメだろうが、どこの席からでも
    観劇しやすいと思えた。


  • 満足度★★★★★

    ファンタジーな描写
    まったくもってワタクシの好みのど真ん中!放浪役者の一行が語り、演じるという劇中劇。だから舞台の始まりに放浪役者らが語るプロローグがあり、これから始る、いや、もう始っているのだが、舞台の導入の仕方としては絶妙でコミカルだった。あくまでも個人的な感想だが、白根有子のキャラクターは炎の戦士・ジャンヌを演じるには迫力が少々、欠けた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    一行はジャンヌの物語を人形劇から始める。そこにはフランスで制作した人形らしく、鼻の高い、ボンソワール。ふらんすめていてそう・・みたいな顔と、これまたフランスの貴族らしい洋装のドールが飛び出す。そんな風景に風船に顔を書いただけの国王を登場させるのだから、その茶目っ気たっぷりなセンスに思わず、微笑んでしまう。

    全体の構図はジャンヌの物語なのだけれど、ジャンヌそのものは物語に断片的に登場させ、むしろジャンヌを取り巻く司教やシャルル国王、その母、王妃、皇帝、伯爵、公爵らの行動や会議の情景を強く押し出していたように思う。そして彼らには必ず彼らの道化たる存在(人形)が登場し、人形たちが大きなテーブルの上で会議を押し始めるのだから、観ていてたまらなく可笑しいのだ。白い一角獣や大きな3体の人形の登場や滑稽でコミカルな会議はまるで夜のカーニバルのように、はたまた、幼い頃、夢の中でみたような絵本の中の1ページだ。

    殿下に至ってはカマ風味満点の殿下なのだから、どんだけ楽しいんだよ、なんつってワクワクしながら魅入ってしまった。今回の舞台は演出と衣装が特に素晴らしい。芸術的な舞台だった。そして後半に入ってジャンヌの衝動と奇跡を起こした経緯。なぜ、彼女は火刑されなければならなかったのかをシリアスにまとめ、政治・社会の歪みと民衆の行動を淡々と綴っていた。

    ヨーロッパでは美術館の広場で、あるいは公園で、日曜や祭日に人形劇を見ることができる。道化師たちが操る人形劇だ。それを思い出しとても楽しかった。もう一回観たいくらいだ。

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