いと愛し 公演情報 いと愛し」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
21-34件 / 34件中
  • 満足度★★★★★

    素敵な舞台
    改めて女優とは優れた女性であると思わされる舞台でした。
    劇団競泳水着、恐るべしです。

    ネタバレBOX

    自分、故人、母の過去まで見えてくる奥行きのある話と妬みや羨みそして情愛までも巧みに表現している幅のある演技がマッチしていて素晴らしかったです。
  • 満足度★★★★★

    空間
    いろいろな明かりが照らす 空間にて いろいろと大事なものを 抱えている3人が それぞれ すてきでした。

  • 満足度★★★★

    良かった!!
    個人的には、とても良い時間を過ごせた!
    劇団員3人の芝居をがっつり観れるのは、なかなか贅沢だ(笑)。
    公演を重ねるごとに、劇団の新たな魅力を発見する。
    上演時間は75分。


    ネタバレBOX

    細野さんはヤンキー娘、川村さんは元気娘、大川さんはオトボケ娘が得意な
    分野だと、勝手に思っていたが、今回は皆、全く違うキャラだった。
    (細野さんはマダム風、川村さんは天然系の真面目な音大生、大川さんは短気な感じの役柄)

    にもかかわらず、皆自然な演技であり、それぞれの魅力を醸し出していた。
    あっという間の75分。満足した!
  • 満足度★★★★★

    大好きです。
    なんかこの空気感とかすごい好きですね。

    15MMでは細野さん&大川さん2人芝居だったので
    「いつかは3人のも見てみたいなぁ…」とつぶやいたのですが
    こんなにも早く実現するとは思いませんでした。

    キャストが3人でもまったく物足りなく感じるところがなく大満足でした。

  • 満足度★★★★★

    満足
    久しぶりの競泳水着の公演。今回は劇団員3人による芝居。
    上野さんの脚本ののセンス、演出のシンプルさ、大川さん、川村さん、細野さんの演技が、相乗効果を経てすばらしい作品に仕上がった。

    いい芝居を観れて満足であった。

  • 満足度★★★★

    真っ向勝負
    場転なし、劇中音楽なしの真っ向勝負。
    劇団員三人芝居を観て、
    劇団員増やしてもいいんじゃないかなと無責任に思った。

    ネタバレBOX

    最近は可愛いらしい役が続いていたので、
    年相応のエロい細野今日子がよかった。
    この人の演技は本当に安定している。
    なんとなくだけど、
    面白パートとシリアスパートの構成が反対なんじゃないだろうか、と思った。
  • 満足度★★★★★

    劇団員のみ
    劇団のいいところを凝縮したような感じがした。
    三人の女優もそれぞれ素晴らしく、三人を活かした脚本・演出、美術も素晴らしかったです。

  • 満足度★★★

    愛は受けた者にとってすべて等しかったか。
    立てられぬ証、明かせぬ遺愛。

    ネタバレBOX

    残されたたったひとつの証。
  • 満足度★★★★

    プレビューとして
    劇団員だけの公演だからこそのチャレンジなのか、
    物語の組み上がりの秀逸のなかに
    脚本が役者に求める場の質感や密度の細かい作りこみが
    がっつりと折り込まれているように感じました。

    この作品、なんとか時間を見つけて
    公演期間の終盤に
    もう一度拝見したいと思います。
    終演時に感じたこの舞台の秀逸にとどまらない、
    伸びしろというか、
    公演の重なりの中でさらなる豊かさの醸成を、
    予感させ、
    期待させる「プレビュー」でありました。

    ネタバレBOX

    「プレビュー」ということだからでもないのでしょうけれど、
    序盤は場に醸し出される空気に
    役者が十分コントロールしきれていない
    硬さのようなものが感じられて・・・。
    しかし、役者たちの演技が精度を持って重なりだした中盤以降は
    この作品、そして役者が作り上げる世界の
    ビターさやウィット、ふくよかさ、
    さらにはしなやかなエッジが生まれ
    キャラクター達はもちろんのこと、
    その場にはもういない
    彼女たちを繋ぐ人物の面影の姿までが
    肌触りとして感じられ、
    深く浸潤されました。

    したたかで秀逸な作品だと思う。
    単に物語が組みあがっているというに
    とどまらず
    役者達が物語を成り立たせる以上の踏み込みを
    自らの力で作りこんでいける
    間口と奥行きがこの作品にはあって。



    作品が役者を縛っての輝くのではなく
    役者達が作品を踏み台にして刹那の輝きを作りあげる場が
    この作品にはあるように思う。

    終演後、
    良い芝居を観たときの感覚にしっかりとみたされつつ、
    役者たちが醸すであろう
    さらなるものへの期待が生まれたことでした。
  • 満足度★★★★

    良作
    女性3人の心情がよく描かれてました。
    とてもいい作品。

  • 満足度★★★★★

    この作品も今年を代表する作品になるかも。
    劇団員三人だけの公演。それなのに逆に豪華ささえ感じさせるのが凄い。三人の女優の個性が(いい意味で)ぶつかりあって素晴らしい作品が出来上がった。この空気感と質感は上野友之しか出せない。見事だ。今回、川村紗也が新境地を開いたような演技。ほれぼれした。

    競泳水着は昨年のCoRich舞台芸術アワードナンバー1作品を作った団体。今年は劇団としてはこの1作だが、この作品も今年を代表する作品になるかもしれない。

  • 満足度★★★★★

    贅沢な時間
    大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの揃い踏み、いい時間が過ごせました。

    ネタバレBOX

    突然死した音楽家のお葬式が終わった次の日の事務所で遭遇した女性三人の話。

    秘書(細野今日子さん)、音楽家の実の娘(大川翔子さん)、音楽家の愛人の娘(川村紗也さん)、三人の恨みや嫉妬が絡み合い、1対2になったり、1対1対1になったりして、三者三様の心情の変化が楽しめました。

    実の娘は父親を取られた感情と下手だったとはいえピアノの稽古を止めた後悔があって、数日前に音楽家が音大に通っている愛人の娘のために作曲した楽譜を事務所で見つけたときに嫉妬のあまり思わず持ち帰ってしまいましたが、返そうと思い直して持ってきたときに秘書と遭遇。

    秘書は愛人の娘から楽譜を探すように依頼されたため事務所に来ていたもの。そこに愛人の娘が受け取りに来て、三人劇の始まり。

    紅茶にミルクを入れる行為で実の娘が事務所に来ていたことを秘書は感づき、楽譜を持ち去ったことも確信。返したものの、今度は秘書が愛人の娘にまだ見つからないと報告。さあここで秘書の予想外の行動に、嫉妬の意味は何かということで最高に盛り上がるとともに、実の娘が愛人の娘に同情する変化が生じました。秘書は愛人の娘が指を怪我していることを心配した面もありますが、愛人の娘から指摘されたように、実は音楽家と学生時代に付き合っていた女性との間に生まれた子どもで、面と向かって愛されていた二人に対する嫉妬がめらめらと燃え盛ったようでした。

    最終的に楽譜は無事愛人の娘の手に渡り、ただ予定してあったコンサートについては怪我を治すことを優先させる方向に進むようで何よりでした。

    ミルクのこと、大川さんの涙が見られたことから下手側が好位置でした。細野さんは知的でてきぱきした感じ、川村さんは方向音痴で天然ボケって感じで、期待していたチラシのイメージとは異なっていて少し残念でした。という訳で、本作品の評価点は、大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの順でした、悪しからず。
  • 満足度★★★★

    亡くなった人が、生きていた間何を考えていたかなんて、
    亡くなった人が、生きていた間何を考えていたかなんて、結局想像の域を出ることなんて出来ない訳で。

    (アンケートにはびっしりと多くのことを書きましたが、この作品に関しては、この欄に何て書いたらよいのかわかりません。何度考えても。第三者に伝えるための言葉が見つかりません…。)


    細野さん、川村さんの演技力高し。

  • 満足度★★★★

    三人のみとは、思えない。
    三人芝居なのに、鮮やかに浮かび上がる、もう一人の姿と、三人の関係と心情が見事な作品でした。

    ネタバレBOX

    部屋の片づけをしている門脇玲子(細野今日子さん)の元に、陽々野暦(大川翔子さん)が、やってくる。
    二人の会話から、作曲家であった暦の父が亡くなり、彼のアトリエで遺品整理をしている秘書の門脇だと、客は覚る。
    父の葬儀を始め仕事の整理等までしてくれる秘書に、実の娘としては、感謝するものの、父に対しての理解が深過ぎるようで、玲子に愛人疑惑等、複雑だったりする。

    そこへ、橘さき(川村紗矢さん)が、来訪する。
    その理由や玲子と三人の会話により、暦の知らない父の姿が、ますます色濃くなり、娘としての嫉妬が、1人の女として、変わってくる。
    三人の立場や関係による心情と、父の姿も、鮮やかに浮かび上がるのが、見事だと思いました。

    宅急便が届くことにより、二人の会話になる状況も自然で、この三人のキャラらしい反応も可笑しく、それでいて、物語を立ち止まらす事が無いのが、良いと思いました。

    会話や現実の状況から、三人其々の父の姿に複雑な思いもあるが、父の死を乗り越えて、1人の女と成長できる予感のした、素敵な作品でした。

    女性独特かもしれないけど、コンビニの話、どうでもいい様なことに、こだわるかと思えば、八つ当たりでもしなくちゃ収まらない心情や、娘と言う立場なのに、1人の女としての心情も、わかるわかると、納得してしまう。
    上野さんの本の巧みさと、三女優の演技力を、堪能できました。

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