『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。 公演情報 『Every Day』公演終了いたしました。ありがとうございました。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    いちばん切ない7日間
    招待券をいただいて観た前回公演「共犯者」がとても良かったので、また観に行きたいと思っていました。届いた公演案内に主宰の方がメッセージを添えてくれいていたのには感激しました。
    恋人との別れを受け止めるまでの7日間を描いた物語にも惹かれてチケットを予約しました。

    恋人なのに空気がよそよそしいし敬語を使っているし、二人の噛み合わない雰囲気が気になったけれど、最初から彼女はここにいてはいけない存在だったからなのですね。
    だけど彼女は目の前にいて、笑って、しゃべって、ご飯を作ってくれる。今までと同じような時間なのに決して同じではない、限られた時間…。

    最初から切なくて涙腺がゆるんでいたけれど、2人で植物園に行ったシーンでこらえきれずに涙が溢れました。

    お話も良かったけれど、舞台セットが素敵でした。「共犯者」の時もセットと演出にドキドキしたけれど、今回はとても可愛いセットで、場面転換の仕方もいいアイデアでした。水や時計の使い方も良かったです。

    今回は開演前の挨拶に主宰の津田さんが登場したので、どんな人か分かってうれしかったです。同年代なのですね。急いでいたから終演後はアンケートを走り書きしてすぐに帰ってしまったけれど、次に機会があれば声をかけてみようと思います。

    ネタバレBOX

    7日あるのだから食べたいものを食べて見たいものを見て、一緒に過ごそうと前向きな彼女と、なかなか受け入れられず、自責の念にかられる彼。そんな2人のやり取りが悲しかったです。

    「7日ってなんだよ。7日って1週間だよ。それが過ぎたらどうなるんだよ」
    「どうなるんだろうね?」

    じっと彼女を見つめて、嫌がる彼女に、
    「1週間時間もらったんだからさ、30秒くらい俺にくれてもいいじゃない」

    こういう会話に何度も泣きました。

    別れの時間までの猶予を与えられて、離れかけていた気持ちが戻って、でも7日目に永遠の別れがきて。現実にはこんなこと起きないから、大切な人には伝えられるうちに気持ちを伝えておかないといけないですね。普段からそう思っていますけれど。
  • 満足度★★★★★

    優しさ満載
    「その日」を迎える「猶予期間」を与えられたら自分はあんなに心静かに過ごすことができるだろうか?などと思ったりしながら切なさと優しさ満載の時の中に身を委ねる心地良さと言ったら!
    シンプルだがあれこれを収納することで複数の場を表現する装置も◎。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    浅田次郎の小説のようなファンタジーロマンス。切なく、心に沁みます。こういうのに弱いんですよねー。ところで収納スペースも兼ねた巧みな舞台セットには実に感心。

  • 満足度★★★★★

    色んなタイプの女性に惹かれる男の性!
    男の本心はどうだったのか考えさせられます。

    ネタバレBOX

    交通事故に遭って、(死ぬまでに)一週間の猶予を与えられたと言う咲ちゃん。だけどそもそも男が会社のOLに乗り換えようと思って、咲ちゃんに別れを言い出したことが原因で、驚いた咲ちゃんが自転車で飛び出して交通事故に遭ったのでした。

    男と咲ちゃんの切ない一週間、二人で過ごすときの秒針だけで時間が進まない時計が印象的でした。しかし、二人の生活は可哀そうだと思う気持ちと責任感による男の妄想です。そもそも二人は同棲していたわけではありません。

    それだけに、新しい恋人への愛はどうなってるの、OLが可哀そうと思ってしまいました。しかし、最後に、男が咲ちゃんの「ただいま」に対して「おかえり」と言わなかったのが答だったような気がします。「おかえり」と言っていれば生還したのかもしれませんが、これは誰にも分かりません。ただ、食卓の上のバラの花は日にちが経つごとに色褪せ、枯れていきました。

    ラスト、咲ちゃんのお父さんからの着信履歴に、「さてっ」と言って出て行ったのも男の切り替えの早さを表しているようでした。

    お父さんの娘を思う気持ちはよく伝わってきました。梨をむくときなど本当に怪我するんじゃないかと思うくらい危うかったです。

    上司のキャリアウーマン、颯爽としてカッコ良かったですね!新しい恋人も上司に似たすらっとしたキャリアウーマンでした。咲ちゃんのほんわかタイプとは全く異なります。どっちもいいと思ってしまう男の性が引き起こした悲劇でした。

    ところで、小道具がすっぽり収まるセットはとてもスマートで素晴らしかったです!
  • 満足度★★★★

    これはいいよ!!観れば分かる!!
    脚本がとても良いと思った!
    池袋の東京芸術劇場(小劇場)あたりで、芸能人が公演しても良い内容だと思う!
    シンプルでとても分かり易い内容でありながら、心温まる物語。
    大切な人と観て欲しい作品!
    小劇場ファンはもちろん、小劇場観劇初心者の人にオススメしたい!
    役者の皆さん、芝居がとても自然で好演!!
    セットを組み替えるのを役者自ら行い、その時間帯の演出も◎。
    あとはネタバレで。

    ネタバレBOX

    事故にあった彼女が病院の集中治療室で意識不明の重体。
    自宅に帰り、翌朝目覚めたら彼女が自分のために朝食を作っていた・・・。
    彼女が亡くなるまでの、1週間を描いた芝居。
    もし自分の大切な人があと1週間の命と分かったら、どうするだろう?
    そんなことを考えさせられる。
    この芝居の脚本は全体的に好感が持てるが、特に印象に残ったのは2点。
    1点目は、別に好きな娘ができ、実は彼女と別れようとしていたこと。
    彼女が死ぬかもしれないと分かって、本当に彼女を愛していたことに気付いた点。
    2点目は、最後の日。「ただいま、おかえり」といった普段何気なく交わす挨拶を彼女に望んだ点。
    EVERY DAYというタイトルは、秀逸だと思った。



  • 満足度★★★★

    静かで美しい空間
    まずセットが工夫された静謐な空間。ミッフィーの絵本をごぞんじだろうか?まるでミッフィーの部屋のようなカラー箱を置いた舞台だった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    生きるというのは自身の時計を刻みながら過去を少しずつ捨てていくようなものだ。ワタクシ達はいくつもの別れと出会いを繰り返し、時代を重ねて今がある。この物語は本当に大切だった人が突然の事故で生死を彷徨うのをきっかけに自身を見つめ直すストーリーだ。

    生きている毎日はともすれば不機嫌だったり、楽しかったり悲しかったり喜びだったりするのだが、いつでも会える誰かが居るという事は日常の継続が当たり前のように存在するから安心するのだ。その継続が遮断され二度と会えなくなったとしたら、そこから後悔が始るのだと思う。

    今回の劇はありきたりの日常に彼女の交通事故というショッキングな出来事から始った、夢枕のような情景だ。咲の父役の名取幸政の演技に胸を打たれた。毎回、感じることだがキャラクター設定に見合ったキャストらの相応の年齢というのは違和感なく観る事ができて自然だ。また会社の部長と他のキャラクターもとても良かったと思う。観終わった後に温かな心もちになれる舞台だった。



  • 満足度★★★★★

    無題23
    最後のシーン。ここで☆5としています。それまでの展開については少し「どうかな」と思うこともしばしば。会場にはいって「ここは無印のお店?」と思ってしまった舞台セットの使い方は見事。

    ネタバレBOX

    リアルな心理描写とお話の上だけのもの、私の中でどう折り合いをつけるかが少し難しかったように思います。恋人が事故で入院、症状は一進一退。普通なら平常心(会社に行く、食事をする、寝る)でいられるわけがありませんし、それも自分の「ひとこと」が発端であればなおさら。それを知りながら1週間過ごそうというのはなかなか信じられない展開。なんだけど、でも、それでは「もらった1週間」の話にはなりません。

    心のどこかでは「そのとき」が来ることを理解していても受け入れるための時間は「1週間」。夜が来て朝が来て。最後のシーン、テーブルの下で鳴り続ける携帯、繰り返される「ただいま」と「おかえり」。

    1日ごとにセットが変わりますが、やや照明を落としたなかで行われたセットの入れ替えはまるで飛び出す絵本のページをめくっているようでした。時計が4つだったと思いますが7つでないのはなぜだろう。朝食のシーンでカップから立ち上る湯気、美味しそうな紅茶。金魚、テーブルや椅子、みんなきちんと収納。シェイクのカップからはピンクの花びらか...。

    なんだかんだ言っても、いいお話しでした。
  • 満足度★★★★★

    とても美しかった。
    とってもとっても美しいお舞台でした。
    失うこと、その前の時間として、1週間は長いのか、短いのか?
    それはわからないケド、大切さを認識するには充分なのかもしれない。
    とても不思議で美しいと思いました。
    そしてよく考えられた舞台装置も、ひとつひとつが美しかったです。

  • 満足度★★★★

    開演前にまずはじっくりセットを見てね
    素敵なデザインだなと思っていたら、見た目だけじゃなく、とてもよく考えられているので、歌舞伎でいう居所変わりも楽しめます。。(もう少し明るくしてもよいくらい) 喫煙シーンの後は消臭スプレーまで振りまいてくれてありがとう。 ちょっと悲しい話なのに、悲壮感もなく、ユーモアを交えて淡々と日常の会話に好感が持てる。ただ一つだけ女として???となったことがあったので、それはネタバレにて。

    ネタバレBOX

    たった1週間の猶予なのに彼氏は会社に行くの?なぜ~?まあ、月曜は大事なプレゼンで(しかも大失敗)、火曜日はその失敗の尻拭いっていうのはわかるけど、水曜日以降は会社を休んで彼女と一緒に過ごさないの?すごい不思議なんですけど。
  • 満足度★★★★★

    かけがえのない
    自分の感情をあらわに表現することの少ない青年が、気づき始めてゆく過程を、1週間という時間の流れの中で淡々とさりげなく追ってゆく内容です。
    「頼りないけど、あなたのその優しさが好き!」と言わせてしまうタイプの青年を橋本さんが好演。 後半のシーンで登場した 青年座の名取さんも素敵でした^^ 舞台装置も工夫がいっぱいで、シーン転換の模様も楽しかったですし、大切な方とぜひ! 帰る時には、自然と手を繋いでいるかも。。。

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