ロング・グッドバイ 公演情報 ロング・グッドバイ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    拝見しました。
    主役コンビには、過去を背負ってそこにいる、という
    神秘性がもっと欲しいと思いました。
    素直な感情をストレートにぶつけすぎな印象。
    二人が会わない間にこんなことやあんなことがあったんじゃないかという
    さまざまな可能性があるはずだが、
    そこが台詞でない部分で感じられたら良かった。
    伏線や心情の積み重ねが多いので
    役者もきちんとシーンを積み重ねて欲しい。

    舞台美術は色使いが良かったし、衣装もおしゃれで良かったです。
    死体も良かった。
    パンフレットの役者紹介の文章が印象的でとてもよかった。
    個人的には凛々役の方の滑舌と演技が素晴らしかったです。
    お値段との兼ね合いで★3.5です。

  • 満足度★★★★★

    原色の強み。
    とにかく主役の男二人がカッコイイんだ。

    若い方の男は、ルックスの良さも顔の大きさもバッチリガッチリ俳優顔で松方弘樹クラスの存在感。
    ちょっとばかり棒読みな台詞回しも「意識的にそうしてるんじゃないか?」と思うくらいに、役にハマってた!

    先輩格の男・・・「オトコの稚気」がたまらなくイイ!
    正直、「この人の下で働きてーな」って思っちまった。

    女優陣もシビれるくらいにイイ!

    とくに田川ちかさんの風貌&スタイルは、役にぴったり!
    あのがっちりした体躯は、財産になると思う。


    そういえば、最近の芝居で、衣装のスーツにシワがよっているのが気になることが多いんだけど・・・ばっちりアイロンかかってた!笑

    サングラスの収納、事務所の造り&インテリア・・・どれもこれも気が行き届いてる!これを見るだけでもテンションがアガる!!!

    「荒削りな演技」「細部まで気を抜かない舞台装置」「舞台から発せられる力強さ」・・・なにもかもを一切「薄めて」いない、原色の魅力を存分に堪能できた芝居でした!!!

  • 満足度★★★

    雰囲気作りは大事
    最初のほうで早口&テンション高めで聞き取れないセリフがあったので、うまく抑揚をつけてしゃべってくれたら早めに芝居に集中できたのになぁと思う。

    キザというかダンディというかアメリカの三流探偵小説の雰囲気が漂っているが、そこがこの舞台の持ち味なのだろう。

    出入りの時やなにげない移動の時の舞台セットの使い方がうまかった。探偵稼業の軽快な感じが出ていた。

  • 観てきました。
    2時間の中にいろいろな要素があって、おもしろかったです。
    キャラクターもいろんなタイプがあっておもしろかったです。

  • 満足度★★★

    なかなか面白かった!
    個人的には、なかなか楽しめました!
    ハードボイルドな作品を観たのは初めてだったが、こういうの悪くないね!
    地下室の雰囲気も出ていたし、役者の皆さんの熱演も良かった!
    ただ最後の30分位に比べると、前半は面白味にかけた。
    この劇団ならもっとできるはず!!と思った。
    次回公演も観たい!

  • 満足度★★★★

    ダンディ!
    ファンタジーではなく、ハードボイルドがいっぱいだった。かっこいい男の生き様がうまく描かれていた。当パンの役者紹介(演出目線の)が面白かった。

  • 満足度★★★★★

    終盤からが見ごたえあり!
    佐藤歩が出るってので観劇。
    前半少しまどろっこしく感じてしまった方もあるのかも?
    でも後半20分で次々と謎が解明されて....とても楽しめました!
    前半で帰っちゃったお一人は,もう少し全体を見られてから御判断されたほうが...どこでも前半20分で出られてるって訳じゃないんでしょうけどね...
    強いて言えば,(当方頭の回転が遅いのかもしれないけど)謎解きにゆったり時間をかけたほうがなおなおわかり易かったのかも知れない。
    でも,作品のテンポとか考えたら,じっくりとした種明かしでは単なる判じ物になっちゃうし,ちょっと客が戸惑う位のスピード感こそ作品の『イカす』感じには必要だったかも?って思います。
    思い切ってカッコつけちゃってる!キザに徹しちゃってる!それが当作品では極めて重要なところ。 ここは変!と思うところは実はシカケなんじゃないかって観て欲しい。
    自分的には,ちょっと早足でやっと追いついていけたって感じで(つまり作品のままで)良かったんじゃないかと思いましたけど。
    演劇ってこちらから理解しなくちゃならない部分だってあると思うし本作品,単なる推理小説じゃないんで。
    自分の頭で理解できない時は,『その自分の頭を疑う』能力がないと"1"ばっかり付けることになるように思います。
    近年,大学で指導教官として教鞭をとる岡田斗司夫が,自著『スマートノート』(これは中々ためになる本ですぞ)で『表現のボキャブラリー』って話をしてまして,"all or nothing" で評価する学生の中身の無さを強調する。
    表現の(=評価)の多様性が必要とも。「あれは,クソです!」「あれは,神です!」その間って無いのか?
    そういう方に本当に作品が理解できてるかって言うと...そう!そういうことなんです!
    杉山さんは,また追いかけてみたい方。いや~イイなって思いました。次回のルデコが楽しみ!
    羽生様,お疲れ様でした。健康にお気をつけて...まずは,充分ご休養下さい。次作期待しています。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    なかなかに男気のある話で、
    微妙な伏線なんかも上手に入っていて、
    飽きさせることなく走り続ける姿をみせてくれた。
    そんな印象の芝居でした。
    千秋楽2時間強

    ネタバレBOX

    さてと、やっと休みだ!
    ゆっくりとネタバレUPすっかな(^o^)

    しょっぱなのプロローグは、
    地下室でのチンピラ二人の金の分け方。
    うーむありきたりでチープに始まったと思ったら、
    いきなりクローゼットの中に女の死体が・・・。
    うむ、ツカミはOK!

    時は流れて17年後、同じ地下室で探偵やってる麦さん、
    訳ありの過去もってる女の子の助手たちに囲まれて、
    スーツ姿でダンディに探偵やってます。
    地下室っぽく灰色剥き出しのコンクリブロックの壁に、
    金庫とかグラサン置き場とかのギミックが隠してあって笑えた。
    過去の少女誘拐事件とか、街の黒幕の話とか。
    いろいろ絡んでピンピン張った伏線が後半見事に氷解します。
    言葉遊びも、登場人物達の性格付けも楽しかった。
    け・ど・ね、助手の女の子たちのカラー分けが今ひとつだったかな?
    まぁ主人公は、麦ー盆の二人組みなんだし、しょうがないかな。

    オチでの盆ちゃんの女好きの理由というか節操無しなとこ、
    冒頭で麦ちゃんに「女に3回も刺される奴はいない」と言ってたんだよね。
    言葉遊びは随所に散りばめてあって上手でした。

    憎めない悪徳警官って、よく出るけど。
    その腰ぎんちゃくまで出すのは珍しかった。
    配役も良かったし、オチでのカッコ悪くなった麦ちゃんを、
    助けて恩を返したかったのに、
    昔のままでカッコいい麦ちゃん褒めるトコはホントにダンディーな台詞でした。

    惜しむらくは、テンションが結構短調だったので。
    (笑いも台詞も悪くは無いが)
    強弱・巻きー伸ばし等の抑揚が、もちっと欲しかったですかねぇ。

    作り手の苦労も考えず、言いたい事言ってて申し訳ないです。
    また、老若男女楽しめる作品つくって下さいね、期待してます(^_^)。
  • 満足度★★★★

    なんとも楽しい
    いかにもハードボイルドといったクサいセリフの会話がなんとも楽しい。ちょっとサスペンスの入った人情劇なのですね。いい芝居なのに、客入りがちょっとさびしいのが残念。

  • 満足度★★★

    良質海外コメディのような雰囲気
    ダンディーたちの競演でした。

    ネタバレBOX

    実は死体は無かった、ハッピー!、盗みもやくざから盗んだもので警察沙汰にはなっていない、ラッキー!まるで海外コメディのようでした。

    池の土の中から出てきた死体についての心理戦は必要なのでしょうが、初っ端とラストさえあれば、それで充分という気もしました。
  • 満足度★★★

    ありがとうございました
    歯切れのいい劇でした。たくさんの台詞(情報)を二時間の中に盛り込んでいるからでしょうか(かなり設定を複雑にしているので)、役者さんが(とくに女優さん)早口で、聞きづらいときもしばしばありました。一気に展開し、そして最後の20分を、ゆっくりとした謎解きに使って、古典的な推理小説のようだなと思いましたが、私はその流れを楽しむことができました。
    素人なりの細かな注文はあるのですが、テンポがよく、「しんどいなあ、休憩をとってほしいものだ」「あ~あ、あと何分で終わるのだろう」などと考えることもなく、最後まで飽きることはありませんでした。
    ひとつだけ注文。笑いをとることについて。ここに書いたように、みなさん早口のため、せっかくの「笑いをとる」箇所も、素通しせざるを得なく、自分にすとんと落ちる時間的な余裕がないことに、ちょっと苛立ってしまいました。
    「間」とか「溜め」とかを、客を主体に考えてもらえれば、もっとめりはりの利いた劇となると思うのですが・・・

  • 満足度

    残念!
    凄く残念。以下、ネタバレ。

    ネタバレBOX

    残念ながら途中退席。ダンディ=あのスーツ(サングラスや小物含め)は「そりゃないだろ!」でしたね。なにかを履き違えてましすね、完全に。芝居て何をやっても許されるけど、やってはいけないことも沢山ありはずです。観ていて「あ、自分でもこのレベルなら出来る。」と思わせたらおしまい。キャラクター同士の関係性も薄く、演出がひどすぎますね。見応えのあるものを期待していたから、凄く残念でした。役者も怒鳴ってばかりで、それを乗せた演出の責任ですね。強盗してきた大切なお金をあんな雑に扱いますか?強盗するのにあの靴で走れますか?大体あんな派手なシャツを着ますか? はじまった瞬間から説得力に欠けます。たとえ強盗してきて途中で着替えた設定なら、それを説得させて欲しい。サングラスやイヤーカーフも「記号芝居」としかいいようがない。刑事の身振り手振りの台詞も気味が悪いです。他にもギムレットや着物などにも説得力皆無。
  • 満足度★★★

    楽しい世界観
    地下室を舞台に、コミカルでテンポ良い展開で楽しめました。
    10年ほど前から羽生一家玉組を観劇していて、変らない温かい舞台に感動を覚えました。
    もう1回ぐらい観に行こうと思います。

  • 満足度★★★★

    宣伝不足?
    平日マチネだからか、客席に空席が目立ちすぎ。あまりにも空席が多いと、もしかしたらつまんないんじゃないか?と頭をヨギル。しかし始って見ると麦と盆のコンビがいい。この二人が最後まで舞台を引っ張った。『相棒』を彷彿とさせるが、こじゃれた雰囲気や設定は『探偵物語』を思わせる。どことなくイタリア的な雰囲気も。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    同じ孤児院で育った二人は少年に成長しギャングになる。そしてヤクザの組長宅から一億を盗み出すも、アジトに戻ると小さな女の子と女の死体が・・。
    女を殺したのは盆と勘違いした麦は盆をアメリカに逃がす。

    それから時は流れ、麦は探偵になり、同じく麦がアメリカに逃がしてやった相棒・盆が帰ってきた。

    物語は現在の探偵事務所で過去に起こった情景を推理させるように解いていく構成だったが、ハードボイルドにしては大したアクションはなかった。むしろ、どちらかというと、上質なワインの香りのするセリフと、ハットとダンディな衣装で動き回る探偵らは大人の雰囲気を漂わせるように舞台が作られ、ドブネズミのように嗅ぎまわる探偵ではなく、あくまでも麦という男の人間性と生き様を描写したような舞台だった。

    全体的にキャストらの演技力は素晴らしいが、本に大きなうねりはなく、もうちょっとぶっとんだ構成のほうが楽しいように思う。それでもおしゃれでセンスのあるセリフに充分に魅せられた。次回も観たい。


  • 満足度★★★

    ホントに地下室のダンディだった!
    かっこ良かったです、とっても。ギャングっぽい背広が皆さんとてもお似合いでした。靴にまで細かく神経が行き届いていて、感心しました。着物もいかにもやくざの女房らしく、粋でしたね。テンポもよく、動きもスピーディで、楽しめました。う~ん、でも全員よく声がでているし、それぞれに鍛えられた透る声をしているので、あんなにシャウトする必要は無いのでは。ハイテンション過ぎて、聞いているほうは疲れてきます。最後のあたりの声のトーンでも十分伝わるし、却って感情表現が豊かに出来るのでは。それとも、そういう演出なのかな?終幕でほろりとさせるために、それまでわざとハイテンションをキープしてたのかな、という気もしますが・・・・。ちょっとテンション高い部分が長すぎて、残念な気がしました。盆と麦の複雑な愛情や絆をもっともっと味わいたかったです。

    ネタバレBOX

    もうね、題名そのままです。地下室ですべてのことが起こり、終結する。深い愛情を持つもの同士の長い長い別れ。そしてあのお話の後、本当に二人は永遠に分かれてしまうんだろうな、という予感。ハードボイルドがいつの間にか愛情に飢える少年達のお話になり、ほろりとさせます。
  • 満足度★★★

    確かにハードボイルド
    わかりやすくて楽しめました。
    普段使わないような気障な会話もすんなり楽しめました。
    友情の大きさ、強さについて考えてみたい、そんな作品でした。

  • 満足度★★★★

    再会
    緩いスロープのある地下室らしさが、良く出ていて、奥行きも高さも感じられ良かったです。そこで別れた二人が、その時の想いを胸に、その地下室で再会する。その時の謎も解け、見えてくる意外な事実も、二人の絆を強くしたようでした。衣装もこだわりがあり、キレのある動きも、良かったのですが、初日のせいか、ちょっと、気になる点もありました。当パンの配役表、モノクロでかっこ良く、作・演出の羽生さんの各役者さんへのコメントは面白く、劇団の雰囲気も伝わり、良かったです。

    ネタバレBOX

    緩いスロープを、ゆったり下りたり、駆け上ったりと、舞台上の創りを活かした動きもテンポ良く、物語に引き込まれました。
    ただのブロック塀だと思ったら、ブロックが動いて、隠し戸棚になっていたりと、秘密の地下室っぽく、ちょっとワクワクしちゃいました。

    着物なのに3回のお色直し?もするし、小物や衣装も、こだわっていて良かったです。

    初日で、やや硬かっただけなのかもしれませんが、緩急が弱く感じてしまいました。女性陣が似たようなキャラに感じてしまった・・・ヤクザの娘や、探偵のアシスタントと、どちらかと言うと、男勝りなタイプばかりなのだから、話し方も似てしまうのは、仕方ないと思うが、心理描写が弱く感じてしまいました。滑舌も良くとても通る声なだけに、もう少し弱くても、充分伝わります。演技力あるのに、もったいないと感じてしまいました。

    麦(杉山雅紀さん)と盆(乃芙斗さん)の兄弟愛的友情や生き方の見せ方、良かったです。散吾(草野智博さん)の、飄々としてるようで、チョイ悪だったり、とぼけてたり、イイ味でした。

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