満足度★★★★
拝見しました。
主役コンビには、過去を背負ってそこにいる、という
神秘性がもっと欲しいと思いました。
素直な感情をストレートにぶつけすぎな印象。
二人が会わない間にこんなことやあんなことがあったんじゃないかという
さまざまな可能性があるはずだが、
そこが台詞でない部分で感じられたら良かった。
伏線や心情の積み重ねが多いので
役者もきちんとシーンを積み重ねて欲しい。
舞台美術は色使いが良かったし、衣装もおしゃれで良かったです。
死体も良かった。
パンフレットの役者紹介の文章が印象的でとてもよかった。
個人的には凛々役の方の滑舌と演技が素晴らしかったです。
お値段との兼ね合いで★3.5です。
満足度★★★★★
原色の強み。
とにかく主役の男二人がカッコイイんだ。
若い方の男は、ルックスの良さも顔の大きさもバッチリガッチリ俳優顔で松方弘樹クラスの存在感。
ちょっとばかり棒読みな台詞回しも「意識的にそうしてるんじゃないか?」と思うくらいに、役にハマってた!
先輩格の男・・・「オトコの稚気」がたまらなくイイ!
正直、「この人の下で働きてーな」って思っちまった。
女優陣もシビれるくらいにイイ!
とくに田川ちかさんの風貌&スタイルは、役にぴったり!
あのがっちりした体躯は、財産になると思う。
そういえば、最近の芝居で、衣装のスーツにシワがよっているのが気になることが多いんだけど・・・ばっちりアイロンかかってた!笑
サングラスの収納、事務所の造り&インテリア・・・どれもこれも気が行き届いてる!これを見るだけでもテンションがアガる!!!
「荒削りな演技」「細部まで気を抜かない舞台装置」「舞台から発せられる力強さ」・・・なにもかもを一切「薄めて」いない、原色の魅力を存分に堪能できた芝居でした!!!
満足度★★★
雰囲気作りは大事
最初のほうで早口&テンション高めで聞き取れないセリフがあったので、うまく抑揚をつけてしゃべってくれたら早めに芝居に集中できたのになぁと思う。
キザというかダンディというかアメリカの三流探偵小説の雰囲気が漂っているが、そこがこの舞台の持ち味なのだろう。
出入りの時やなにげない移動の時の舞台セットの使い方がうまかった。探偵稼業の軽快な感じが出ていた。
満足度★★★
なかなか面白かった!
個人的には、なかなか楽しめました!
ハードボイルドな作品を観たのは初めてだったが、こういうの悪くないね!
地下室の雰囲気も出ていたし、役者の皆さんの熱演も良かった!
ただ最後の30分位に比べると、前半は面白味にかけた。
この劇団ならもっとできるはず!!と思った。
次回公演も観たい!
満足度★★★★
ダンディ!
ファンタジーではなく、ハードボイルドがいっぱいだった。かっこいい男の生き様がうまく描かれていた。当パンの役者紹介(演出目線の)が面白かった。
満足度★★★★★
終盤からが見ごたえあり!
佐藤歩が出るってので観劇。
前半少しまどろっこしく感じてしまった方もあるのかも?
でも後半20分で次々と謎が解明されて....とても楽しめました!
前半で帰っちゃったお一人は,もう少し全体を見られてから御判断されたほうが...どこでも前半20分で出られてるって訳じゃないんでしょうけどね...
強いて言えば,(当方頭の回転が遅いのかもしれないけど)謎解きにゆったり時間をかけたほうがなおなおわかり易かったのかも知れない。
でも,作品のテンポとか考えたら,じっくりとした種明かしでは単なる判じ物になっちゃうし,ちょっと客が戸惑う位のスピード感こそ作品の『イカす』感じには必要だったかも?って思います。
思い切ってカッコつけちゃってる!キザに徹しちゃってる!それが当作品では極めて重要なところ。 ここは変!と思うところは実はシカケなんじゃないかって観て欲しい。
自分的には,ちょっと早足でやっと追いついていけたって感じで(つまり作品のままで)良かったんじゃないかと思いましたけど。
演劇ってこちらから理解しなくちゃならない部分だってあると思うし本作品,単なる推理小説じゃないんで。
自分の頭で理解できない時は,『その自分の頭を疑う』能力がないと"1"ばっかり付けることになるように思います。
近年,大学で指導教官として教鞭をとる岡田斗司夫が,自著『スマートノート』(これは中々ためになる本ですぞ)で『表現のボキャブラリー』って話をしてまして,"all or nothing" で評価する学生の中身の無さを強調する。
表現の(=評価)の多様性が必要とも。「あれは,クソです!」「あれは,神です!」その間って無いのか?
そういう方に本当に作品が理解できてるかって言うと...そう!そういうことなんです!
杉山さんは,また追いかけてみたい方。いや~イイなって思いました。次回のルデコが楽しみ!
羽生様,お疲れ様でした。健康にお気をつけて...まずは,充分ご休養下さい。次作期待しています。
満足度★★★★
楽しめました
なかなかに男気のある話で、
微妙な伏線なんかも上手に入っていて、
飽きさせることなく走り続ける姿をみせてくれた。
そんな印象の芝居でした。
千秋楽2時間強
満足度★★★★
なんとも楽しい
いかにもハードボイルドといったクサいセリフの会話がなんとも楽しい。ちょっとサスペンスの入った人情劇なのですね。いい芝居なのに、客入りがちょっとさびしいのが残念。
満足度★★★
ありがとうございました
歯切れのいい劇でした。たくさんの台詞(情報)を二時間の中に盛り込んでいるからでしょうか(かなり設定を複雑にしているので)、役者さんが(とくに女優さん)早口で、聞きづらいときもしばしばありました。一気に展開し、そして最後の20分を、ゆっくりとした謎解きに使って、古典的な推理小説のようだなと思いましたが、私はその流れを楽しむことができました。
素人なりの細かな注文はあるのですが、テンポがよく、「しんどいなあ、休憩をとってほしいものだ」「あ~あ、あと何分で終わるのだろう」などと考えることもなく、最後まで飽きることはありませんでした。
ひとつだけ注文。笑いをとることについて。ここに書いたように、みなさん早口のため、せっかくの「笑いをとる」箇所も、素通しせざるを得なく、自分にすとんと落ちる時間的な余裕がないことに、ちょっと苛立ってしまいました。
「間」とか「溜め」とかを、客を主体に考えてもらえれば、もっとめりはりの利いた劇となると思うのですが・・・
満足度★★★
楽しい世界観
地下室を舞台に、コミカルでテンポ良い展開で楽しめました。
10年ほど前から羽生一家玉組を観劇していて、変らない温かい舞台に感動を覚えました。
もう1回ぐらい観に行こうと思います。
満足度★★★★
宣伝不足?
平日マチネだからか、客席に空席が目立ちすぎ。あまりにも空席が多いと、もしかしたらつまんないんじゃないか?と頭をヨギル。しかし始って見ると麦と盆のコンビがいい。この二人が最後まで舞台を引っ張った。『相棒』を彷彿とさせるが、こじゃれた雰囲気や設定は『探偵物語』を思わせる。どことなくイタリア的な雰囲気も。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
ホントに地下室のダンディだった!
かっこ良かったです、とっても。ギャングっぽい背広が皆さんとてもお似合いでした。靴にまで細かく神経が行き届いていて、感心しました。着物もいかにもやくざの女房らしく、粋でしたね。テンポもよく、動きもスピーディで、楽しめました。う~ん、でも全員よく声がでているし、それぞれに鍛えられた透る声をしているので、あんなにシャウトする必要は無いのでは。ハイテンション過ぎて、聞いているほうは疲れてきます。最後のあたりの声のトーンでも十分伝わるし、却って感情表現が豊かに出来るのでは。それとも、そういう演出なのかな?終幕でほろりとさせるために、それまでわざとハイテンションをキープしてたのかな、という気もしますが・・・・。ちょっとテンション高い部分が長すぎて、残念な気がしました。盆と麦の複雑な愛情や絆をもっともっと味わいたかったです。
満足度★★★
確かにハードボイルド
わかりやすくて楽しめました。
普段使わないような気障な会話もすんなり楽しめました。
友情の大きさ、強さについて考えてみたい、そんな作品でした。
満足度★★★★
再会
緩いスロープのある地下室らしさが、良く出ていて、奥行きも高さも感じられ良かったです。そこで別れた二人が、その時の想いを胸に、その地下室で再会する。その時の謎も解け、見えてくる意外な事実も、二人の絆を強くしたようでした。衣装もこだわりがあり、キレのある動きも、良かったのですが、初日のせいか、ちょっと、気になる点もありました。当パンの配役表、モノクロでかっこ良く、作・演出の羽生さんの各役者さんへのコメントは面白く、劇団の雰囲気も伝わり、良かったです。