満足度★★★★★
終盤からが見ごたえあり!
佐藤歩が出るってので観劇。
前半少しまどろっこしく感じてしまった方もあるのかも?
でも後半20分で次々と謎が解明されて....とても楽しめました!
前半で帰っちゃったお一人は,もう少し全体を見られてから御判断されたほうが...どこでも前半20分で出られてるって訳じゃないんでしょうけどね...
強いて言えば,(当方頭の回転が遅いのかもしれないけど)謎解きにゆったり時間をかけたほうがなおなおわかり易かったのかも知れない。
でも,作品のテンポとか考えたら,じっくりとした種明かしでは単なる判じ物になっちゃうし,ちょっと客が戸惑う位のスピード感こそ作品の『イカす』感じには必要だったかも?って思います。
思い切ってカッコつけちゃってる!キザに徹しちゃってる!それが当作品では極めて重要なところ。 ここは変!と思うところは実はシカケなんじゃないかって観て欲しい。
自分的には,ちょっと早足でやっと追いついていけたって感じで(つまり作品のままで)良かったんじゃないかと思いましたけど。
演劇ってこちらから理解しなくちゃならない部分だってあると思うし本作品,単なる推理小説じゃないんで。
自分の頭で理解できない時は,『その自分の頭を疑う』能力がないと"1"ばっかり付けることになるように思います。
近年,大学で指導教官として教鞭をとる岡田斗司夫が,自著『スマートノート』(これは中々ためになる本ですぞ)で『表現のボキャブラリー』って話をしてまして,"all or nothing" で評価する学生の中身の無さを強調する。
表現の(=評価)の多様性が必要とも。「あれは,クソです!」「あれは,神です!」その間って無いのか?
そういう方に本当に作品が理解できてるかって言うと...そう!そういうことなんです!
杉山さんは,また追いかけてみたい方。いや~イイなって思いました。次回のルデコが楽しみ!
羽生様,お疲れ様でした。健康にお気をつけて...まずは,充分ご休養下さい。次作期待しています。
2011/04/19 00:46
説得力皆無の芝居を観るのが苦痛なのと時間がもったいないので、退席しました。「金はやる。しかし時間は返せ!」そんなこと言いたくないので、行動しただけですよ。ご理解くださいね。