チョビ 公演情報 「チョビ」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    現在と過去を交錯させながら、主人公チョビと彼女を取り巻く仲間や家族を淡々と描いていく。さして大きな事件が起こる事もなく、ありふれた会話、日常風景が続き、この先どうなることやらと思っていたが終盤になってそれが杞憂であったことを思い知らされる。登場人物各人のキャラクターとチョビとの関わりを丁寧に描くことでラストのどんでん返しが生きてくるという訳か。この不意打ちを喰らって完全に持っていかれる感覚を舞台で味わったのは十数年ぶりのだろうか。(東京セレソンDXを思い出す)

    とは言え、惜しむらくは結論に至るまでの物語の道程に起伏が少なく多少冗長に感じる点。笑いの要素を増やすなり、エピソードを差し挟むなどピリリと効いたスパイスが欲しかった。

    何はともあれ「風味絶佳」の作品であることは間違いない。ごちそうさまでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    畳の間にちゃぶ台。奥には縁側。そそられるセットですね。芝居の方も相変わらず、期待を裏切らない面白さ。しかしながら、こんな展開になるとは。そういえばちゃんと伏線あったよな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    めっちゃ良かった〜!超満員の客席。これぞ小劇場って感じ。間違いない劇団さん。良い時間をありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    新暦(東京)の盆や七夕の時期に相応しい、懐かしく 愛しい人との邂逅をコミカルに描いた秀作。冒頭の<川>の話は後々考えると…。また舞台美術が懐古的な佇まいで、物語の雰囲気・世界観にピッタリ。

    公演の魅力は、個性豊かな人々との出会いと触れ合いを通して、人としての豊かな心を育む様子が 優しく温かく見守るように描かれているところ。全て善人で 和気藹々と和むが、時に憎まれ口・減らず口を叩き、意地悪をするといった他愛ない悪戯をする。観ていて思わず笑みがこぼれてしまう。

    また、今事情等を盛り込み、物語に幅と深みを持たせる。その内容を終盤になって明かすことによって、それまでの他愛ない台詞に大きな意味があることを知る。主人公チョビは児童養護施設育ちだが、縁あって養子縁組をして新たな居場所を得るが…。
    公演ではこの居場所、家であり家族を示すが、けっして外見的な見栄え、裕福といったことではなく、そこでの暮らしの心地良さを表す。全ての登場人物は血の繋がりのない他人、それでも祖父であり父や母、そして兄弟姉妹、さらに友人である。そんな人と人の繋がりの大切さを仄々と描く。たとえ ヤケドの跡が薄くなろうとも、心に残る良き思い出は色褪せないのだ。

    登場人物の夫々の演技力とその調和、そして特に ほとんど 出ずっぱりのチョビ(天野弘愛サン)の愛嬌ある振る舞いと哀情、憂いといった複雑な感情表現が実に上手い。音響は 遠くで蛙や蝉の鳴き声が聞こえ、照明は日中の陽射し、夕方の茜色、そして夜といった諧調で時間の流れと情景の雰囲気を表す。その抒情性が居場所(家)と人の融和といった表現を巧く引き出している。
    (上演時間1時間50分 途中休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、畳部屋や縁側、奥の庭には簾に葉が生い茂る。障子や和箪笥、部屋の両側に衝立や襖、畳には卓袱台が置かれている。何となく日本の原風景を思わせる家屋。ここはチョビを養子に迎え入れ、育った家。第二の故郷とも言える。

    チョビは灯籠流しで川に落ち、そこを養護施設で一緒だった亜矢に助けられる。その時、亜矢は竹竿を刺すように押したとチョビは文句を言う。この「川」は後々明かされる衝撃的な出来事と、七夕の<天の川>を掛けた伏線になっている。
    養護施設で育った仲間と30年?ぶりに会って笑い燥ぐチョビたち。子供の時の思い出…花火や悪戯といった話は尽きない。施設運営の資金繰りが厳しくなっていることを知ったチョビは、聡太・有希夫妻の養子になった。有希の実家が資産家ということを聞いており資金援助を当てにしたが、実は二人の結婚に反対で絶縁状態だと知りガッカリする。それでも二人に大切に育てられ…。

    この家を中心に、聡太の仕事の親方・辰雄やヤクザの友人・吾郎といった人々との親交が微笑ましく紡がれる。養護施設の仲間との語らい、夫婦・辰雄・吾郎といった養護施設以外の人々との話を面白可笑しく錯綜させる。しかし、施設は天災による土砂災害で壊れ皆亡くなっていた。チョビが(酒に酔って)川に落ち 助かったのは、亜矢が三途の川を渡らせなかった と思う。

    チョビは、彼岸と此岸の狭間の夢から目覚めたかのよう。今では この家は地域の共同施設になり無人になっている。母・有希が残してくれた食堂はコロナ禍の影響とインターネットによる悪評(元ヤクザ 吾郎が料理人)を流布され…。ラスト迄観ると、チョビが川に落ち溺れたのは偶然 事故か?養護施設の亡き仲間との出会い、店が潰れ、といった一連の流れを考えると…。<生きる>ということは、生きている人からだけではなく、思い出(死者)の支えもあってのことだと改めて思う。そんな味わい深さが感じられる公演だ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いい話だ。
    しみじみそう思う。

    ネタバレBOX

    衝撃の展開。
    再演を強くねがいます。
    はじめから幼なじみ達に対する愛おしさ全開になるだろうなあ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    通路にもパイプ椅子を出しての超満員の公演。チョビの子供と大人の演じ分けが素晴らしかったです。会話が全てとても自然でスーッと心に染み渡りました。おすすめします。

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    超満員の上、通路や先頭のスペースにまで増席。会場を間違えているとしか思えない。サンモールスタジオがいいのでは。そこを本拠地にしている東京AZARASHI団と今作のテイストは重なる。

    主演は天野弘愛さん、通称チョビ。
    児童養護施設出身者の同窓会。会場の浅草近辺の民家はやたら駅から遠く、蛙の鳴き声がうるさく感じる程田舎。久し振りに顔を合わせる面々。天野さんは例年の隅田川のとうろう流しに参加するも勢い余って川に落下。はぎこさんの竹竿に救われる。服はビショビショで仕方なくジャージ姿。

    虐待で右胸の二つのホクロの下に煙草を押し当てられた火傷の跡。それをずっと隠していた天野さんだったが火傷の跡がチョビ髭に見えると、施設の悪ガキのノブ(吉岡大輔氏)にチョビという仇名をつけられる。自分の心の傷を鼻で笑って生きていく生物の強さ。国からの措置費と寄付で運営されている養護施設だったが、資金難で先行き不安。8歳のチョビは自ら金持ちの養子に入ることで金を引っ張って来ようと企んだ。

    当時13歳だった里沙(藤木蜜さん)は滅茶苦茶頭が良く将来は弁護士になると決めていた。
    当時7歳だった亜矢(はぎこさん)はノブを密かに恋してた。
    当時10歳だった弘信(香月健志氏)は弱いくせに将棋に命を懸けていた。
    同い年のノブは喧嘩相手のチョビのことを・・・。

    冒頭からちょこちょことした伏線、一体何の話なのか不審に思わせる。そこを綺麗に回収してみせるラスト、成程!

    ネタバレBOX

    天野弘愛さんの足の指が一本一本細く長い。
    はぎこさんは山本彩を思わせる強キャラ。
    藤木蜜さんはミッツ・マングローブのようなキャラの奥深さ。

    チョビを里親として迎えた夫婦。元スリの高橋亮次氏と大企業のお嬢様、星出紗希奈さん。
    貧乏夫婦を同居させてやるのは陰を背負った植木屋、牧野耕治氏。もう井川比佐志だ。
    顔を出す幼馴染のヤクザ、斉藤太一氏。

    『サザエさん』に心の何処かで憧れる、『サザエさん』とは似ても似つかぬ家族達の物語。

    里親の家が貧乏なのを知ったチョビは帰ろうとする。だが養護施設は火事で焼け落ち、皆亡くなっていた。帰る場所なんかもう何処にもありはしない。チョビは彼等がもし生きていたならどう成長していったかをずっと妄想しながら暮らしていく。そして今年のとうろう流し、岸に引っ掛かった灯籠を取ろうと手を伸ばして川に落ちてしまう。実はここは死後の世界であり、皆はチョビを励まして生者の世界に送り返す。

    物足りないのは笑い。キャラ設定が弱い。いつもの狂ったセンスが足りない。ヤクザ・ギャグだけでは普通のコメディ。『異人たちとの夏』に至るまでに激しい笑いの空間が欲しい。施設の連中とのエピソードと養父母のエピソードが交差するのだが上手く行っていない。施設の連中のことを一生忘れず想い続けるだけの強烈な出来事が欲しい。(その前の虐待の日々の描写か?)

    ワンシチュエーションに拘らない方がいいと思う。作品の表現出来る幅が狭まる。背景は観客の想像力に委ねてもっと自由に作った方が面白くなる。

    三谷健秀氏は一体どうしてしまったのか?彼が必要だ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最初の出だしのところは、単に懐かしい仲間が集まってワイワイという感じだ。
    最後までこれが続くかと思ったが、まさかこういう展開が...
    全く予想もしない展開。
    脚本が練りに練られていて、う~んとうなる。
    さすが (ここ風) だ。

    スタッフさんから、観て絶対満足させる自信があると聞いていたが、まさにその通りだ。
    期待を裏切らなかった。

    場面が過去と現代を行き来していたが、最初、少しわかりずらかった。
    途中からは、チャンとついていけた。

    (ここ風) の感動的なお芝居は、やはり素晴らしい。
    ファンがどんどん増えて、予約が取れなくなりそうで心配だ。

    私が一番いいなと思ったところは、チョビ役の役者さんの表情だ。
    本当に子供みたいな、屈託のないいい表情をする。
    ホッペをプクッと膨らませて愛らしい。(ここのところ必見! )
    天野さんが、いいなあと思った。






  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ここ風初観劇。関西弁の飛び交う舞台に相応しい?人情喜劇のカテゴリーという事になるのだろうが、「よくあるパターン」を踏襲していながらどこか新鮮であった。脚本と役者の過不足ない精度、骨格がしっかりした印象。徒な涙を着地点としない(涙を排してもドラマが成立している)部分だろうか。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/07/06 (木) 14:00

    価格4,000円

    主人公チョビを中心に繰り広げる「夏のひと夜」
    舞台設定、配役、脚本・演出など総合してレベルが高いです。
    他の舞台と何が違うのだろう…やはり台本と演出の流れが「自然」だからではないかな。
    配役にも無理がなく、チョビの日常に各々の役たちが生きている風景を私たちが垣間見ている。
    この世界観が「自然」だからこそ、徐々に感情移入して、最後は心がじんわり温かくなる。
    今年の夏は良いスタートをきれました!

    ネタバレBOX

    シアター711の古典的な劇場と相まって、和室の舞台が映えますね。
    カエルの泣く声、洗濯機の音、物語が始まりが本当に自然で映画の1シーンの様。
    チョビの脚本は、話を強引に引っ張っていない所に品性を感じます。
    例えば兄弟ではなく、養護施設で育った仲間たちであること。
    施設が経営不振で、チョビ本人がなんとかお金を作ろうと里親の所へ養子縁組に入ったこと。
    後に母親が経営していたレストランがどうなっていくか。川でおぼれた真意など。
    場転の切り替えも現在と過去が分かりやすく自然なんです。よく練られた脚本だと思います。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    やっぱり期待を裏切らない、心が暖まる素晴らしい作品でした。セットもいつも通りリアルにそして丁寧に作られていて、情景豊かに物語を演出されていました。役者の皆さんもいつも通りの安定感。とてもいい時間を過ごせました。面白かったです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    今回も素晴らしいセット。内容に触れることはしないが、こちらの予想をいい意味で裏切られた。もう一度観たい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ひと夏のちょっといい記憶として残っていく作品
    出ずっぱり 天野弘愛さん演じる愛称チョビの人生に、楽しく切なく寄り添い見守っている感覚がとても心地良い
    軽快な関西弁のやり取り、気になる伏線を心に留めながらその一連のやり取りを楽しんでいくうち、チョビという女性の輪郭が徐々にはっきりと、そしてゆっくりと深く 深くへと作品世界の中へ引き込まれていきました

    アイドル系公演とはまた違った劇団さんへの愛情が劇場内を暖かく包み込んでいる感じ
    劇場シアター711のクラッシックな雰囲気と、ここ風さんの作風はとてもマッチして良い感じなのだけれど
    着実にファンが増え続け、収容的にキャパオーバーになっていくのかもしれないと想像すると悩ましいところ

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